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凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

そもそも発端は、

2006年07月19日 | 本・漫画
「競馬でお笑いネタ」BLOGだったのですよ、「凡そ~」って。

はっはっは・・・・はぁ。
自分でも忘れておりました。

てなわけで、まぁ昨日は「競馬」の話をちょこっとでも致しましたしね、今日は競馬のマンガのハナシでもちょこっとしよーかと。

てなわけで、今回のネタ。
やまさき拓味さんのマンガ「手騎」と「馬の旅人」。


あのー、長いコト競馬やってるわりにですね、「競馬小説」とかね、「競馬マンガ」って、ほとんど読まないんですよワタシ。
イチ時期、「夕刊ゲンダイ」に載ってます「止まり木ブルース」なんてぇ「予想小説」はね、読んでいたことはありますけど、それも「専門紙派」に乗り替わり・・・・いや、鞍替えしてからは、ほとんど読まなくなりましたね。
あとね、「風のシルフィード」とか、「みどりのマキバオー」とかね、武豊さんが原作の「ダービージョッキー」なんかも、・・・・ちゃんと読んだことがない。
「おっぱいジョッキー」なんか、表紙もあけたことないです。

競馬小説でちゃんと読んだ、つうたら、以前ここにも書きましたけどね、「ジョッキー」ですかね。あと、飯星景子さんがその昔に書いた短編集「ギャロップ」。・・・・このくらい。
競馬マンガつうたら、よしだみほさんの「馬なり1ハロン劇場」。これですかね、ずーっと読んでるのは。
あとは・・・・そう。
やまさき拓味さんの「優駿たちの蹄跡」。
えー、やまさきさん、つうと、多分読んでらっしゃる方は、この「優駿たちの・・・・」とか、「優駿の門」シリーズなどを連想されるでしょうが・・・・。
ってねぇ、ワタシ自身が「優秀の門」の方は、全く読んでないもんですから、よーく解らないんです。
まぁ、「優駿たちの・・・・」の方は、コンビニ向けに「ペーパーバック版」が出たり、つい最近「文庫化」されましたからね、とってもお求め易くなったかと思います。こちらの方は、じ「実録競馬モノ」つうか、「実話を元にしたフィクションの世界」。
まぁ、「オグリキャップ」がレース中に武豊に向かって愚痴言ったりとかね、「厩務員たちの陰口」を立ち聞きする「スペシャルウィーク」とか、「優駿たちの蹄跡」を読破した「ミスタートウジン」とか・・・・。
面白いは面白いんですけどね、「馬を擬人化表現」するにも、どーにも・・・・「おいおい、それはやり過ぎだろ」みたいなトコがあります。
「ディープにブラジルのユニフォーム着せてるお前がゆーな」?
・・・・それはご尤も。

んで、今回の2作品。

えー、そもそも「何で同じ作家さんの作品を、2作同時に紹介するの?」ってぇとですね・・・・、この2作品の第一巻を買った日が、「先月の同じ日」だったからで、ふかーい意味なんぞないですけどね。
ただ、この2作とも、ちょっと今までの「競馬マンガ」とは視点が違う、ってぇのはあります。

まず、「手騎」。
えー、競馬界では「調教師」のことを「テキ」なんて呼びます。
別に「騎手が指示通り乗らないト、レープロで叩いたりするから」ジョッキーの「敵」・・・・ってな意味じゃなく、「そもそも昔は、騎手を引退してから調教師になる方が多かったから、『騎手⇔手騎(テキ)』と呼ぶようになった」なんてぇハナシ。


このお話は、元地方ジョッキーにして、「あと一歩で日本ダービーに挑戦できたかも・・・・」という曰く付きの若手調教師・一本木薫が、「競走馬」を探しに旅しているトコロから始まります。
彼が出会ったのは、「まだ競走能力があるにも拘らず、厩舎から『調教放棄』のような形で追い出されてしまった」クセ馬。・・・・要するに、「イマイチ馬」ですな。
彼は、この馬に溢れる「闘争意欲」を察し、開業に当たって「無理矢理」預かることを決めます。
・・・・で、一年後のシーズン、一本木厩舎開業。
ところが、集まった厩舎スタッフも所属騎手も、やっぱり「曰く付き」。やる気があるんだかないんだか・・・・という感じ。
ところが一本木師、そんな状況にもメゲず、・・・・むしろニコヤカに、”曰く付きのイマイチ馬で開業初勝利”を宣言。
・・・・果たしてどーなるか・・・・。

まぁ、こんな内容で第一巻が発売されております。

言ってしまえば「ダメチームに彗星の如く現れたヒーロー」もしくは「東京地検城西支部に何故か来た木村拓哉」・・・・てな感じではありますが、なかなか読み応えはあります。
まぁ、競馬事情通的な方の中には「こんなに爽やかでやる気満々な調教師、いるかぁ?」なんてぇ向きもありましょうが、・・・・今年はあの「松永ミッキー」が調教師免許合格しましたし、一昨年・去年と大活躍した「角居厩舎」にしたって、まだまだ開業して歴史が浅いトコですしねぇ、・・・・ある意味タイムリー観はあるんじゃないかと。



次に、「馬の旅人」。
こちらも「題材」としては変わっておりまして・・・・「装蹄師」。平たく言いますと、「馬の靴屋さん」もしくは「馬のスポーツドクター」。
馬っていうのは「脚が命」なんて云いますんでね、「ちゃんと蹄にあった蹄鉄さえ履かせりゃ、大抵の”馬の病気・怪我”は治る」なんてハナシです。

第二次大戦が終わって間もない頃、チンピラの弟分とともに日本軍基地へ「食料」を盗みに入った、主人公・三郎。・・・・だが、たまたま「大事な祭典」の為に詰めていた兵隊たちによりあっけなく捕まります。
弟分とともに即座処刑されかける寸前、「祭典で米軍と競馬のマッチレースがあるが、日本軍の馬、脚の具合が・・・・」とう話を聞き、三郎は軍幹部に対して、「装蹄で馬の脚を直す」と進言します。その代わり、見逃せ、と。
たった一日で直ったかどうかはともかく、・・・・「祭典」は無事に行われました。
さらに、このことによって「鉄屋の三郎」の名前は、世間に知れ渡っていくことに・・・・。

てな感じですかね。
この作品も、最近一巻が出たばかり・・・・ですねぇ。

えー、稀代のアイドルホース・ディープインパクトの効果ってぇのはスゴイもんで、「とても大事な仕事の上、なり手もとっても少ない」装蹄師、という職業が、ディープの、あの「ちょいと薄い蹄に対する特殊仕様の蹄鉄」でもって、あっちゅー間に脚光を浴びたのは確か。
そんな中からでたアイディア・・・・という感じがしなくもないですが、・・・・。
いや、実際やまさき氏、以前にも「装蹄師」の話は書いてまして(確か「優駿たちの・・・・」の中で)、ハナシ的には、そこら辺の話の「前史」つう感じ、とも言えます。

つうか、「ヒゲクマ」?・・・「ブラック・ジャック」?

正直申しまして、「競馬」「馬」という題材でなければ、ワタシ的には「やまさき拓味さんの作風」「画風」つうのは、どーも「関西ダシ」で、ちょっととっつきにくいっつうか、ちょっと「大袈裟すぎ」ってぇ気がしてならないんですが・・・・結構ね、それでも読み込んじゃいますよ。ホント。
特に、この2作品については。

ただねぇ、番組の絡みかなんからしいんですけどね、「若槻千夏、絶賛!」とかね、「アンタッチャブル、絶賛!!」って帯広告・・・・あれは、止めてもらいたいな、と。
大体、漢字読めるんか?・・・若槻。



ネットカフェの夜と3時間1000円の昼。

2006年07月07日 | 本・漫画
毎度、「ニワトリが鳴きそうな時刻更新」の、『凡そ~』でございまして、適度なお越し、有り難く存じます。

ええとですね、・・・・暑い日が続きます。・・・・つうか、「湿っぽくて、暑っ苦しい日」が続いております。
まぁ、こう過ごし難い日が続きますってぇとですね、そらー、大陸間弾道弾の5.6発も打ちたくなるってぇ・・・・いや、それはヒンシュクですな。
いやー、近頃の金満独裁者の考えるこたぁ、全くわからん。
・・・・なんてぇことが平気で書ける国に生まれて、ホントに良かったと思いますよ、ワタシは。

てなわけで、本日のお題。

山田玲司版「ゼブラ―マン」。

ええーと、ワタクシですね、ココ最近、「ネットカフェ」なるトコロによく行くんです。用件は「静かに競馬予想が出来る環境探し」なんですけどね・・・・。
てぇのが、「うちにクーラーがない」んです。
あとね、「ネット環境が悪い」んですね。
それと、「基本的に、家ん中が落ち着かない」んです。
・・・・どんな家なんでしょね、ワタシん家って。

んで、相方とね、ネットカフェに行って、「飲み放題」のドリンク飲み、パソコンいじり、ついでに「これ読んでなかったんだよなー」なんてぇマンガなんぞを読むわけで。

で、こないだ行った時にですね、「そーいやコレ、映画も観てないし、マンガも観てねぇぞ」なんて思いまして・・・・気が付いたら読破してました。・・・・全5巻。



えーとですね・・・・内容についてとか、「山田玲司ってどんなヤツだ?」ってぇのはですね、・・・・上にリンクしてますから。毎度の事ながら。あのー、勝手に観てください。

「こいつ、ビョ―キなんじゃねーの?」って思う方もいるかも知れません。
もしくは「だから売れねーんだよ、こいつ」とも思われるかもしれません。
更に言えば、「なんだよ、そんなにウダウダ世間に文句言ってんなら、生きる事自体、○×△P----」なんて方もいるかも知れません。
・・・・ちなみに、そういう方。
ワタシも彼と似たようなモンですから、これ読んでる時点で、本来そう思うべきですよ。

いや、ワタシもね、彼を全肯定する気なんざ、さらさら有りません。
正直ね、「だから売れねーんだよ」については、賛成です。
・・・・でもね、こういう感性の人が「全く売れない」という理由なんかないんです。多分ね、「表現が違えばとんでもなく理解できるメッセージ」ではないかな、とも思えるわけで。

例えば彼の代表作(?)
「Bバージン」。
生物オタクの少年が、片思いの女の子に近づく為に「涙ぐましい努力(つうか、ある意味アホらしい)」の末、「イケメン」になるんですがね。・・・・彼の恋愛が成就するのは、彼女に「自分の全て」を晒した上、自分の夢を選んだ時だったわけで。
・・・・これ、ある意味途中までは「電車男」なわけです。・・・・しかも、「B~」はフィクションで、発表はそーとー昔。

彼の作品には、どーも一貫して「ダメなヤツ」「理解されないヤツ」・・・・よ―するに「外角低めに思いっきり外れた人間」が取り扱われます。
まぁ、近くにいたら、誰だって「敬遠したくなるよーな」存在ですわな。
しかして、大体が、そういった人が、「自分の為」「相手のため」「自分と相手の為」、結局「自分自身を犠牲にして」闘っていく姿が描かれます。
しかも、全っ然、カッコ良くない。
しかして、一貫して語られるのは、こういうことです。
そこまで出来るか?
大抵の人は、出来ませんわ。
大体が、途中で「楽」な方に行きますって。
しかし・・・・。
それでいーーーの?
多分ね、誰だって、「楽」な方選んで楽になったあと、「一抹の不安」であるとか、「エも言われぬ後悔」に襲われるときはあるんですよ。
それをストレートに語っちゃうのが、彼のマンガであり・・・・特に山田版「ゼブラ―マン」であったりするわけです。

いかん、褒め過ぎた。

ええと・・・・とは言えですね、久々に読んだ山田玲司氏のマンガ・・・・、つくづく思いましたけど、
相変わらず、絵が下手っぴぃだ。

メッセージもいーんですが・・・・絵の方をなんとか・・・・ねぇ。
「いや、コレが俺の味なんだ」いわれりゃ、そーかもしれんけど。




多分、一生モノ。

2006年06月28日 | 本・漫画
えー、毎度お馴染み、流浪のBLOG・「凡そ平凡」の時間がやってまいりました。・・・・本日は、「埼玉スタジアム2000」がある、さいたま市浦和美園・・・・。


いやいやいや、ちょっと待て。
「空耳アワー」でも始める気か?!

えー、てなワケで(どんな訳だ)、毎度のお運び、ありがたく存じます。
やっぱ、こっちの方がしっくりきますわ、ワタシとしましては。

えー、先だってですね、「埼玉県内で一番デカイスーパー」・・・・「デカイ」で「スーパー」てのが、英語的にも日本語的にもどーなの?ってぇ気もしますが、ともかく「デカイスーパー」であります、「イオン浦和美園ショッピングモール」に行ってまいりました。
・・・・はい。
いや、「何で行ったの?」言われると困るんです。
何となく、見てみたかっただけで。
普段はですね、同じ「イオン」でも他のところに行ってるんですけどね、そこもデカイなぁ、なんて思ってたんですけどね、「そんなモンじゃねぇ」なんてウワサを聞いたモンですからね、「何、そんじゃ、ドンぐらいデカイかみてやろーじゃねーの」てな具合で、行ってみたんですけどね。
・・・・たいした理由じゃないね、こーやって書くと。
えーとですね。
・・・・
デカイわ、確かに。

つうか、周り何にもないよ。
何だか「下妻物語」の「下妻ジャスコ」みたいな佇まい。


・・・・なんつってね、コレ書き出すと本題いけそうにありませんから、もの凄く中途半端ですが、打ち切り。

えーとですね、本日はコレです。

リチャード・バック著・「イリュージョン」

多分ね、10人の人に「リチャード・バックって知ってる?」って聞いたら、まーず、10人が「知らない」言うでしょーね。
もしくは一人は「あ、あの深夜にやってるお笑い番組でしょ?あの・・・・くりいむしちゅーとか」なんて答えそうな・・・・。
それは「リチャード・ホール」だ!!
・・・・いや、そんな中途半端なボケはどーでもいいんですがね。

えー、リチャード・バックという方、アメリカ70年代くらいですかね・・・・に、活躍した作家さんで、代表作に「かもめのジョナサン」というのがあります。また、作家そしてだけでなく、「飛行気乗り」として生活されてたりしてまして、ともかくは、何よりも「プロペラ機で飛ぶ事」をこよなく愛していた・・・・所謂「ヒコーキ野郎」。
えー、作家としては他にどんなのを書いているかっつうと・・・・。
これがねぇ、コレ以降、さっぱりお名前が出てこない。
どーもですね、「書くことより飛ぶ事の方がずーっと好き」な方のようです。

まぁ、一世を風靡した名作「かもめのジョナサン」にしましても、「かもめ」の世界を書いているようで、実のところは「自分の限界へ挑むヒコーキ野郎」の姿を描いているともいえる作品。まぁ、結局のところ、「空を飛ぶ」という、たった一つのテーマで作家になられたような方ですから、別のほかの事なんザ書く気もなかったんでしょう。

今回のネタ、「イリュージョン」は、リチャード・バックが「かもめ~」から7年経った、1977年に発表した作品。
えーと・・・・ワタシがコレ読んだのがですね・・・・
随分前ですね。
随分前なんで、忘れました。

えーとですね、確か、叔父に薦められたんです。
・・・・だったよなぁ。
その前に、兄が愛読していた「かもめのジョナサン」を読んだ記憶もありますが・・・・。
どっちにしろ、随分と前。
まだねぇ、「自分がナニモノか」とか「他人から自分はどー見えるのか」なんてことを気にする「青二才」だったころだと思います。
・・・・いやー、・・・・「青二才」だって。
今は「精神年齢が2歳」だよ。

・・・・いや、それもどーでもいいんですけどね。

ともかくね、視界が「ぐわーーん」てな感じに広がった思いがしましたよ、読んだあとに。

これじゃわからないね。

えーとですね、物語はこんなです。

かつて「救世主」として人々に奇跡をもたらしていた飛行気乗りの「ドナルド」。
その彼と、とある牧草地で知り合った、ふつーの飛行気乗り・「リチャード」。
飛行気乗り同士、意気投合しまして、二人で旅するようになります。
そのうち、「ドナルド」が「嫌気がさして人を救わなくなった救世主」だということを、リチャードは知りまして、「どうしてやめちゃったんだ?そんなすばらしいことを」と問い詰めます。
そうしましたら、ドナルド。
「奇跡なんて誰でも起こせるんだよ」平然といいます。
・・・・じゃあ、てなもんで、リチャードは旅しながら、ドナルドから「奇跡の起こし方」を教わっていくのですが・・・・。

まぁ、様々な場所で奇妙なことに出くわしますが、そのエピソードもまぁ、面白い。
しかして、彼らの「奇跡」を目にした民衆が、またもや押し寄せてきて・・・悲劇へと転じて行きます。

えー、どっか、映画「イージーライダー」のような観のある作品。
ともかくは、この主人公ふたりの、「のほほーん」とした自由奔放さ加減が好きでした。

で、これが何で「イオン浦和美園」と関係あるかっつうとですね・・・・。
これ、ワタシが読んだ当時は文庫本で、あの「村上 龍」氏が翻訳していたんです。
もー、古い小説ですし、だーれも知りませんから、どこ行っても見つからなかったんですよ。
それがね、たまたま。
ほんとに、偶然。
イオン浦和美園でめっけたんです。
「新訳・新書版」を。
しかも、「2006年4月・第一刷発行」。
初版ですよっ、初版!!

けっこー、泣きそーになりました、大袈裟ですけどね。


まぁ、新訳ですから、「村上 龍」氏ではなく、「佐宗鈴夫」さんという方で、そーとー文体やら雰囲気やら異なるんですけど・・・・それでもねぇ。
こーやって「甦る」とは思いませんでしたからね、感動ですよ。

えー、買ってから数日が経ちますが、まだ、ちょいと開けてはニマニマ、ちょいとめくってはニマニマ・・・・という、実に「薄気味悪い」状態が続いてはおりますが・・・・。

なんつうんですかね、「自分が読むより、人に薦めたい」つう感じなんですね。
でも、「本」はあげませんよ、折角めっけたんだから。
(精神年齢が2歳)







パスティーシュって、何?

2006年06月16日 | 本・漫画
えー、深夜つうか、もーすぐ明け方っつうか、「ドイツあたりじゃサッカーやってる時間だよ」っつうか、・・・・の午前4時、前。
ワタシですね、普段から「不規則」な生活してますからね、「午前4時前が深夜だとか早朝だとか」の感覚がね、殆どナイ・・・・ワケでして。
あえてゆーなら、「テレビつけてもダイエット商品の通販ばっかぢゃーーーん」・・・・くらいの認識でしょーかね。
体内時計的には・・・・ええと、昨日の昼間起きて・・・・大体、16時間ぐらい経過してるから・・・・「朝7時に起きた人にとっての、『ニュース○ャパン』もしくは『×ュース23』始まるくらい」ってとこでしょーかね。
どっちにしろ、夜やんけ。

まぁ、何にせよ、「目は冴えてるんだけど、どーにも手持ち無沙汰な状況」ってぇこの時間、・・・・本なんぞ読むには結構宜しい。
最近、何冊か読んだ本つうのは、大体がこの時間帯に読破しております。

えー、前にも書きましたけど、ここんトコ、「一時の活字欠乏症」から「活字過多」になりつつあるっつうか、まー、よく「本」読むよーになりましてね。
・・・・つうても、所謂「読む人」に比べたら、全然・・・・なんですけどね。


で、今回のネタなんですけどね、・・・・小説家・エッセイスト・・・・の、「清水義範」氏。
随分と沢山、本出してらっしゃるのは、まぁ存じ上げてましたしね、「ちょっと変わったものを書く」というのは知ってはおったんですけど、
「沢山あると、どっから手ェ出して良いもんだかわからねぇ」ってなモンで、まぁ、なかなか・・・・。
・・・・こー言っちゃナンですけどね、「面白い作品」「面白い文章」かどーか見極めるってぇのは、「最初がどーだこーだあっても、ともかく50ページ位は我慢して、つうか、慣れる事に専念しなきゃなんない」と思うんですよ。
大体が、「文章」てぇのは「まんま個性」ですから、「読みやすい」「読みにくい」なんて判断は、一行目・2行目⇒1頁・2頁なんてぇ単位じゃわからない。
まして、沢山書いてらっしゃる方の場合なんか、「これは面白かったけど、コレは合わない」とかね、そーゆのもある。
いや、あると思いますよ、ワタシは。

そーなるとね、「ちょっと惹かれるんだけど、さぁて、どっから手ぇつけたもんだか」なんてぇ場合ね、・・・・こらー、直感ですね、ホント、ワタシの場合は。
ちなみにね、「村上春樹」さんの場合なんか、最初に読んだのが「ノルウェイの森」だったんですけどね・・・・。ワタシ的にはうーむ・・・・でした。でも、そのあと遡って「風の歌を聴け」とかね、「ダンスダンスダンス」とか読みましたら・・・・一時は「村上春樹」一色になっちゃった。麻雀でいや、「役満」ですよ。
・・・・んなこたねぇか。

えー、無駄に長いですね。話戻しましょ。
ええと、清水義範さん。・・・・キニナル。でも、どっから・・・・。
てなことで、本屋で、講談社文庫の「し」のあたり、真ん中になりそーなの・・・・そこら辺から取ってみて、背表紙の「紹介文」がピン、ときたヤツでいってみよーか。
そんなノリで手に取って、ピィンときて、読み始めた1冊目。
これが、「名前がいっぱい」
・・・・一気に読みました。
うん、面白い。
んで、次。「名前」に関する掌編できましたからね、またちょっと違うテーマのものなんか・・・・。
てなことで、「袖すりあうも他生の縁」に。
・・・・これも、そんなにかからず、読破。
ほう、なぁるほど。

んで、本日。
相方と買い物へ。・・・・場所はさいたま市の某大型ショッピングモール。
まぁ、ここにくると最初に回るのは、大体がCDショップ。次が本屋。
でね、・・・・まぁ、「CDショップで買ったもの」はまた後日のネタなんですけど、・・・・本屋。
文庫・新刊のところにね、あったんですよ。
「日本語必笑講座」
講談社文庫。太田垣晴子さんのイラストでね、「困った顔した猫が、猫缶にはいってる」の。
・・・・ちょっとね、立ち読みしました。ほんのちょっと。
3分後にレジ行きましたよ、それ持って。

で、何がそんなにハマるのか。
・・・・要するに「ツボ」つったらそれまでなんですけどね、「素材」「テーマ」に対する取り組み方つうか調理法ってのが、ホントに「和食的」なのですね。
余計な調味料とかね、コテコテのソースで作っちゃったりしない。
「この出来事のどこが面白いか」(どこが可笑しい、もしくはどこが矛盾してるか)てぇのを、ちゃんとそのまま出しているつう感じがしたのですよ、先の2冊について。
どこの世間でもありそうだし、誰でも経験しそうな話。
でも、端から見てると「滑稽」にも「不可思議」にも、「哀しく」もあるような。

で、3冊目。・・・・まだちょいとしか読んでませんが。
「あるある」てな感じ。・・・・いやー、笑えます。

書いておいてナンなんですけどね、「おいおい、もっと作家について、作品について、ちゃんと説明しろよ」ってなことでしたらね、・・・・リンクしてますから、調べてくださいな。
毎度で申し訳ないですけどね。

ええと、更に言いますとね、「おいおい、清水義範つったら、『パスティーシュ小説・パロディ小説』作家としては、第一人者じゃないか。そこらへんをもっと掘り下げてだな・・・・」なんて方いらっしゃいましたらね、

ごめんなさい。
コレ書く前に調べたんですよ。わからなくって。

「パスティーシュ」って、フランスかどっかの「蕎麦かきしめん」のことかい?
なんて思っちゃったくらいで。



意外と一気に読んだ。

2006年05月24日 | 本・漫画
えー、今回は前置き無く。

暫く前にですね、「♪本をうっるなら~」の店に行って・・・・なんてことを書きましたがね、その時に見つけた本を読み終わりまして。

・・・・いや、実際読み終わったのは2日ほど前だったんですけど。

えーと、「陽差しの関係」ではありません。あれはこれから、「じっくり」味わって読もうと思ってますんで。


実のところ、あの時3冊ほど買ってまして、今回読み終えたのは、そのうち、「文庫化されてもっとも間もない本」。

白い犬とワルツを テリー・ケイ著。

実際発表されたのは、1990年・・・・まぁ、16年前ですな。
16年前つうと・・・・ワタシがもっとも「このテの小説に嵌った頃合」だったと思うんですけど・・・・いやー、気が付かなかったな。
「このテ」っていいマスとねぇ・・・・
所謂、「アメリカ現代文学」つうのか?・・・・そんなヤツです。「戯曲」とかも言いますかね。
T・ウイリアムスの「ガラスの動物園」とか、サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」とか、ウィリアム・サローヤンの「ワンディ・イン・ニューヨーク」「ロック・ワグラム」・「ママ・アイラブユー」・「パパ・ユーアークレイジー」とか・・・・。
常盤新平さんの訳書がまた好きでしてね。
まぁ、訳書ではなく、常盤さんご自身の作品ですが、「遠いアメリカ」なんてぇのも良かった。

しかして、「もっとも影響を受けた作家・作品」にめぐり合ったのは、もっと前の話。

・・・・えー、それは今回の話と関係無いので、また別の機会に。

えー、ワタシの「惹かれる作品」のキーワードに、「なんてコトない」というのが・・・・つうか、褒める作品で大体、「いやー、どおにでもありそうな、ナンテコトない話なんですよ」てぇ言いますけどね、・・・・

これもそうなんです。

えー、ベトナム戦争がもうそろそろ終わりそうだってぇ頃の、アメリカの片田舎。
「主人公は、脚の不自由な「80歳」のご老人。
素朴に、素朴に生きてきた彼は、家族に恵まれ、隣人に恵まれて生きてきましたが、長年連れ添った奥方に先立たれます。
子供たちは甲斐甲斐しく親父の面倒を見ようとしますが、昔かたぎの爺様は、「一人で生きて行こう」と考えます。
そんな頃に、何処からとも無く現れた、真っ白な一匹の牝犬。
最初は怯えたように姿を見せるだけでしたが、やがて、犬と老人は「連れ添うようにして」生活していきます・・・・。
けど、なぜかこの犬、老人以外の人間の前には、ナカナカ姿を見せず・・・・というか、むしろ、「見える人には見えるけど、見えない人には見えない」、亡霊のような存在。

・・・・えー、この犬、実は・・・・。」

てな話。

はっきり言って、「ヤマ」らしいヤマはなく、淡々と物語が進行していきますが、・・・・いやー、この淡々さ加減が実に良いんですね。

えー、新潮文庫さん発行。まぁ、大体の本屋さんで売ってます。

実際、この物語の「老人の心情」に達する歳では全く無いのですが・・・・、このしみじみ感に、「世界のクロサワ」の名作「生きる」がダブってくるというか・・・・。
つうか、ワタシが敬愛してやまない「ジイ様」のことをちょっと思い出したりもしまして、なんだか、ちょっと・・・・っときちゃった、つうか、癒されたつうか。

・・・・「涙する中年層」つうのは、多くなってますからね、昨今。


たまには本業(?)に近いことを・・・・。

2006年05月16日 | 本・漫画
「今更」って気もするし、そんなに「新しい」ものでもないし、まぁ、「紹介」ってな書き方をすれば、「そんなの知ってるわい」言われる方のほうが、圧倒的に多い気がするんですよ、特に「競馬」やられる方の中では。

では、何で?

たまたま「文庫版」の最終巻(14巻)がパソコンの近くにあって、「ほうー」なんて思いつつ手に取って・・・・読んじゃったから。

そんだけです、理由は。

てなわけで今回、

「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」 ゆうきまさみ

これが「競馬のバイブル」となっている若い競馬ファンなんかもいるでしょう。
もしくは「みどりのマキバオー」とかね。
または「ダービージョッキー」とか。はたまた「優駿の門」とか、「風のシルフィード」とか。

でもね、ぜーんぶ、マンガですし、フィクションなんですよ。

競馬界ってな、正直「賭場の感覚」から成り立ってるところは依然としてあるわけで。
(なんて、知ったようなこと言ってますが、ワタシだって部外者)

キレイだったりカッコよかったりするばっかりじゃあない。
まぁ、どんな世界でもそーですが、「表」も「裏」もありますがな。

ただ、逆に言えば、「そんなことを知っていたところで、自分たちが感じる『感動』とか『喜び』とか、『悔しさ』とかって、変わるもんなのか?」って、そーいうわけじゃない。
むしろ、純粋に楽しむなら、「裏話」なんざドーデもいいわけです、いちファンとしては。

・・・・ということを踏まえていいますと。

このマンガを読んでから今の「道営」の危機について考えますと、本気で北海道に行きたくなりますよ、マジで。
それが「人情」ってモンです。


「え?!じゃあ、『渡会牧場』もヤバイのかぁーーーー」なんつって。
「『コスモバルク海外GI制覇』?!・・・・えらいぞバルクぅーーー」とかね。

ほんと、そんな感じです。

え?・・・・「いいから作品紹介シレ?」
・・・・いや、だから、検索リンク付けときますから、
ゆうきまさみ←ここ、ポチって、してくださいな。


なに?・・・・「手抜きじゃねぇか」って?
いや、そんなことないですよ、ホント。
ただ、ワタシの伝え方じゃ、多分、そーと偏っちゃうと思うだけで。

いっこだけ言いますと。
ワタシの知る限り、「ジョッキー」とか「滅法強い馬」を主役にしたスポ根的マンガなんてな、競馬じゃいっくらでもあるんです。
でもね、そーゆーマンガって、ぜーんぶ、「競馬じゃなくってもいい」話なんですね、ホントは。
しかして、このマンガ、「馬を作る」「馬を育てる」側の、ホントに「こっから競馬が始まるのよ」という立場の人達の、ごくごく日常的な生活を描いてまして、それこそ某国営放送の朝の連ドラよりも「それらしい」世界が描かれております。


ほんとねぇ、「北海道行きたいーーーー」まで言わないまでも、例えば競馬場のパドックで馬を牽いている厩務員さんの姿ですとか、勝った馬の「口取り式」なんか観ますとね、ほのぼのとしてきますよ、この作品読んだ後は。

単純に、「良かったねぇ」っていう、和やかな気持ちです。

ほんとはそーゆーのが大事なんですよ、あの世界。


侍ニッポン。

2006年05月12日 | 本・漫画
えーとですね、テンプレートを「和風」にしてみました。
・・・・なんつうか、前の「だんぱ」に慣れてしまった(ワタシが)せいか、ナンダカ見づらい気もしますが・・・・。

まぁ、いいか。

てなわけで今回、またもマンガ。
しかも、2作。
・・・・ほんとはもっと前に書こうかと思ってたんですけどね。


①「士道」 高橋ツトム
反社会派的刑事マンガ「地雷震」で出会いまして、以降「ALIVE」やら「BLUE HEVEN」やら「スカイハイ」シリーズやら読み漁っている高橋ツトム氏。
以前から氏のインタビューなんぞ読んでいると、「結構、偏った性格の方だな」とは思ってましたが・・・・この作品と、平行して某誌に連載している「爆音列島」など読んでますと、「ああ、そのまんま『暴走』しておるなぁ」などと感じます。
いや、言いたい事は「なんとなく」わかるんですけどね、捉え方によりますと、「こいつらカッコ良いなぁ」なんて、大カンチガイな方向にいっちまいそうな。
逆に言えば、そんだけ「作品に魅力」があるわけですが。

えー、あらすじはこんなです。
幕末・開国直前の日本。「コレラ」により母と恩師を失った幼い兄弟が、「強くなる」為に江戸を目指す。
が、その旅の途中、事件に巻き込まれ、兄は「初めて」人を殺す。行き掛かり上、「悪党」朝倉清蔵に拾われ、二人は「白心郷」なる「異教徒集団」のもとへ連れて行かれるが・・・・。
その数年後、「白心郷」で「殺人者」として剣の腕を磨いた兄弟二人の元に届いた使命。

それは「開国派廃絶」の為の暗殺だった。


えー、簡単に書きすぎちゃってますが、こんな感じ。
まぁ、間にイロンなことがあるんですけどね、「大変な時代の中に生まれ育って、『強さって何?』『正義って?』『真の武士道って?』という命題を追う」ハズだった兄弟が、いつの間にやら「ただ利用されるだけの人形」になっている、というのが現状。
・・・・ここらへん、「毎日が退屈すぎて、持て余している自分がカッコ悪くて」暴走族に嵌ってゆく少年を描いた「爆音列島」にも共通する、「脆さ」みたいなものを感じます。

若いうちはね、見た目「強いモン」とか、「スゴイもん」とかね、「自分が敵わないモン」とかが、「正しい」「偉い」「カッコ良い」思うもんですよ。
ある意味、そーゆーのを追求しちゃう、てぇのは解らないでもない。
でもね、そこにある「真意」「事実」「意味」てぇのが見い出せなけりゃ、ただ「流されてる」のと一緒なんですね。
・・・・いんや、パワーがあるだけ厄介。

作品としちゃ「高橋テイスト」びっしりですし、ワタシ的には面白いんですが・・・・アブナイよなぁ、これ。


②「道士郎でござる」 西森博之
すでに完結してるんですけどね、今年の1月に。・・・・・週刊少年サンデーに連載してました。単行本全8巻。
えー、西森博之氏いいますとですね、代表作が「今日から俺は!」とか「天使の小生意気」とかですね。
えー、大体が、「天然ボケ系ツッパリ君時々シリアスだけど基本的にギャグ」マンガという作風の方。
この作品が氏の最新作・・・・ということになりましょうが、まぁ、多分、次回作も「そんな作風」ではないか、と。・・・・まぁ、容易に想像できるわけです。
前作「天使・・・・」が、「元男の子だと思い込んでしまった女の子」が主人公という、訳解らないシチュエーションだったのに対し、今作が「ネバダでネイティヴアメリカンと暮らし、武士道を極める為に帰国してきた少年」がストーリーの核、という、更に訳の解らん話。
でもね、ワタシ的には大好きですね、この話。

えー、大まかに言ってしまうとですね、

自分の行動理念を「武士」の一言で片付けてしまう、反則的に強い少年・道士郎。ひょんなことから彼の「殿様」にされてしまった小市民的少年・健助君が、彼や仲間が持ち込んでくる「難題」「難事件」に巻き込まれていくうちに、どんどん「殿」らしく成長していく過程を、日常的な(?)ボケで綴っていく・・・・。
てな感じでしょーかね。

えー、それまでの氏の作品の主人公ってぇのは、「単純バカ・無駄に熱いか、いーかげんなんだけど、意外と情に厚い・・・・で、ともかく腕っぷしが強いツッパリ君」系が殆どだったのですが、今回の作品については、そーゆーキャラは全て「ワキ」固めになって頂いて、主人公はあくまで「ふつーそーな、必要以上にふつーそーな」少年。
ただ、ふつーな彼=健助君が、そーゆー「スーパーサイズな面々」に囲まれながら、いかに「かかる災難」を解決してゆくか、その段階で成長していくか、てぇのが、バカバカしく、面白く描かれております。

・・・・逆に言や、今までの作品に比べて「地味」とも言えるんですが。

てなわけで、今回は「異例な」侍マンガ2作品だったわけですがね、なんで今「侍」マンガの紹介なのか?・・・・って、大した意味はないんですよ。
たまたま、テレビでサッカーの話やってて、「ああ、ワールドカップかいなー」→サムライニッポンとかいうんだろなー→そーいや、昨今、サムライマンガ多いな・・・・くらいで。



てゆーか、猫マンガなのか?

2006年05月09日 | 本・漫画
あれですな、・・・・すっかり紹介ブログになってますな。

いや、別に日記にしたっていーんでしょうけど、
寝た→仕事した→飯食った→寝た→仕事した→飯食った→競馬した→外した。
・・・・なんてぇ日常の繰り返しを「つれズレなるままに・・・・」って、

狂い咲き小梅太夫かいっ!!
みたいなことを書くのもどーかと思い・・・・

てなわけで、今回は「マンガ」です。


講談社・アフタヌーンKC「プーねこ」 北道正幸

えーとですね、基本的に、4コママンガです。
で、基本的に猫マンガ・・・・らしいです。
つい先だって、第二巻が出ました。
・・・・はっきり言って、一巻で終わりかと思いましたよワタシは。
・・・・いや、今でもちゃーんと、「月刊アフタヌーン」で連載はしておりますが。

で、どんなマンガかといいますと・・・・。
猫じゃなくて「犬」でもインじゃね?・・・・いや、熊でもアリクイでも、レッサーパンダでも・・・・。
まぁ、そんなマンガです。

あのー、「猫」マンガだっつってもですね、かつて一世を風靡した「WHAT’S マイケル?」とかですね、巷で「ちょっと人気」な「チーズ・スィートホーム」とかですね、そーゆーモンを想像されると、カナリ辛いです。

たとえばですね、
・・・・猫マンガっぽいネタ。
タイトル「何やら固い決意」

①一匹でたたずむ白猫
「母上様 長い間 お世話になりました 明日からボク 出家します」

②猫缶を出され食べる白猫
「いえ ゴハンじゃないんです おいしいけれど 出家なんです」

③飼い主に撫でられる白猫
「あーーーそこそこ うーーーん・・・・ 気持ちいいけど やっぱり出家」

④猫じゃらしでじゃらされる白猫
「おもわず体が反応しちゃうけど 出家しますからね絶対!!」

・・・って、4コママンガを文字で書く自体に無理があるだろ。

では、猫マンガじゃなくても良いだろ的ネタ。
タイトル「αたんとωくん」

①「我はαでありωである 最初の者であり 最後の者である 初めであり 終わりである(-新約聖書-ヨハネの黙示録 第22章13節)」

②α猫「いただきます」
 ω猫「ごちそうさま」

③α猫「アンケートよろしいですか?」
 ω猫「絵を買ってくれてありがとう」

④α猫「お友達からでいいので、つ・・・つきあって下さい!!」
 ω猫「産んでもいいのよね?」


だから、わからないってば。

・・・・まぁ、無駄な作業でした。
あれですな、ギャグマンガについて書くってことは、故・林家三平師匠のネタで、「いまのはどこが面白いかってぇと・・・・」てな講釈で笑わせるってゆーのがありましたけど、基本的に「説明する事自体が無駄なんだよ」っていうコトなんですな。

じゃな、どー紹介するか。

こんな感じですかな。

「爆笑問題の笑いが好きで、比較的落語が好きで、笑点の大喜利で笑えて、クドカンのドラマが好きなワタシの、笑のツボをついている」

てなとこでしょーか。
ちなみに、どーやったってツボに嵌らないのは「ロンドンブーツ1号2号」。
大体、お笑いとして認めてないし。


北道正幸

古本屋というところは・・・・。

2006年04月25日 | 本・漫画
昔っから「活字」が好きなワリには、ホント、行かないトコなんですよ。
まして、チェーン化されたトコとかね、「マンガ喫茶」とかね、ホント、行かない。

別にね、何か特別な「コダワリ」とかある訳でもないんですよ。
ただね、
「ご不要になった本、高く買いますー」なんてまあ言われますってぇと、
「いらなくなった本なんて、滅多やたらとねぇんだよ、うちは」なんて具合に突っ張ってみたくなる。
なんでしょうねぇ。
なんだかね、どーも、CDと本には、どーも昔っから思い入れがあるみたいなんです、ワタシ。
ンなモンだから、「いらなくなった」本を置かれている本屋に、「自分が正に探している」ようなものがあるなんてぇ気には、どーにも・・・・って、そこら辺なんですかねぇ。

お陰様で、ワタクシのうちは「新刊」が、「古い本」よりも酷い保管状態でホッポリ出されてます。
いや、置き場もないし、整理する時間もないし。

て、まぁ、そんな前置きはさておき。

前置きだったんですよ、いっときますけど。

えー、一昨日になりますけど、「♪本をうっるなら~」なんてぇCMソングのある古本屋に立ち寄りまして、なんだかかんだか観て歩きました。
いや、・・・・他に行くとこも無かったんでね、「どんなもんなのかなぁ」なんてね。
で、元々「活字」は好きなモンですから、もー、文庫本が並んでいる棚なんか、端から端までタイトル見ちゃうんですよね。
「あ、これ読んだ」とかね、「ああ、こんなん置いてあるんだ」なんてね。

凄く惹かれる本がある訳でもない。
でもね、フツーの本屋ではもう、「とっくに置かなくなった」本なんか、「フツーに」置いてあるんですよ。
もう随分前にお亡くなりになった、景山民夫さん(高田文夫さんとラジオ番組なんかやってました、放送作家の方ですな)の小説とかね、「根っからロック」な山川健一さんの初期の小説とかね、まだ、「ロードオブザリング」なんてぇタイトルじゃないときの「指輪物語」とかね、まぁ、そんなものです。

ワタシですね、まぁ、うろうろ、ぐるぐる、棚の間歩きながら、「ほぉ」とか「へぇ」とかばっかり言ってました。

えー、そんな中で・・・・。
こらもう、ホントに、フツーの本屋さんじゃ、置かれなくなりました。
一度、置いてあるのを観て、ワタシはちょっと、涙腺が緩みそうになったことがあります。
・・・・あのね、年取ると、ホント、強気な方でも多少、緩くなるらしいですよ。あと、「トクダネ!」によりますとね、「泣く中年」てのはハヤリらしいです。

しかし、言いか悪いかなんて関係無いんだね、ハヤリってのは。
麻疹みてぇだとは、よく言った。
・・・・話ずれますな。

ええと、・・・・フツーの本屋だとめっかんない本。つうか、作家。そして、ワタシが敬愛してやまない方。

故・永倉万冶さん。
多分、ご存知の方はご存知だろうし、ご存じない方は、もう、多分、一生巡り合うことも・・・・まぁ、そこまでいくと大袈裟ですが。

この方、若い頃は定職もなく海外放浪してたり、バイトしてたり、東京キッドブラザースで舞台役者目指してたりしたのち、「ポパイ」だったかなぁ・・・・で連載エッセイ「みたいな」ものを書いて・・・・それが後に本になったりして作家になった方。
文体としては「とてつもなく軽妙」で、なんだか後を引かない。「代表作」と言われると・・・・「なんだろーなぁーー」と、考えてしまうヒト。
ちょうど年齢的にね、かなり落ち着いてきた頃にですね、・・・・頑張っちゃってたんでしょうね・・・・脳溢血で倒れられて、「もうダメか」てなとこまで行ってしまわれたんですが、これがまた、奇跡の復活。
その後、リハビリして作家として再活動してらっしゃったんですが・・・・数年前、病気再発により他界されました。

いや、ホント、惜しい方を亡くしましたよ。
ホントに。
こんな文体で書いてますけど、ホントにそー思ってますよ、ワタシ。
暫く亡くなられたっての自体、信じませんでしたからね当時は。
「ホントに亡くなったんだ」って感じたのは、最後に出版された「黄金バット」という小説のあとがきを読んで、ですから。

で、この話が何処に続いていくかってですとね、
その、「♪本をうっるなら~」の古本屋さんの棚をぐるぐる回ってたらね、あったんです。
講談社文庫の黄色い背表紙で、永倉万冶さんが書いた、数少ない「長編小説」のうちの一つが。
タイトルはですね、
「陽差しの関係」っていいます。

随分前に読んでまして、多分、どっか(実家だか、今の家だか、それもさだかでないんですが)にあるハズの本なんですけどね・・・・。
文庫だし、「¥105」なんてぇ値付されてたんで・・・・迷わず買いました。
なんつうんですか、「ある」「ない」じゃないんですね。
もう、「再会してしまったが故に」もう一度、買って読みたいと。
そんな感じです。

えー、内容はどんなか?

・・・・なんつうんですかね、「決してカッコ良くない青年が、決して凄く美人でもない女性に恋をして、決して素敵なロマンスに発展するわけでもない」・・・・・要するに、「フツーの、どこにでもいるヒトが、だれでもするよーな恋愛で奮闘する」、ありふれた話・・・・ですかね、言ってしまえば。


ただね、ワタシは「電車男」よりも「じいん」と来ましたよ、当時は。
これで読みたくなった方は、ちょっと頑張って探してみてください。
・・・・なかなか難しいですよ、ホントに。


永倉万冶


先越されました。

2006年04月21日 | 本・漫画
まあ、そんなこともありますよ、ほんと。
発売というか、発表された時から「書こう」と思っていたネタでしたが・・・・。


「書く」より「読む」方にハマっちまいましたぜ、旦那。
どこの旦那だ?一体。

てなわけで今回は、「MASTERキートン」(ワタシの親父が大好き)、「YAWARA」(谷さんではない)、「Happy!」(相武紗季さんでしたっけ、・・・・映画になるそうで)、「MONSTER」(名作です、ほんと)、「20世紀少年」(まだ手が出ない)・・・・まだまだあるんでしょうけど、・・・・の浦沢直樹氏作、
「PLUTO」でございます。

・・・・3巻の帯に書いてありましたけど、「2005年度文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞受賞」「第9回手塚治虫文化賞・マンガ大賞受賞」だそうで。
・・・・こーゆーのみると、「トー○トのオー×レーズン」っていうお菓子を思い出すのはワタシだけだろーか・・・・。

えー、言わずもがなのヒットメイカー・浦沢直樹氏が「今度はあの、『鉄腕アトム』を描く!」なんつうんで、何だか連載する前から話題にはなってました。
日本人のいけないクセで、モーやる前から期待感を煽っちゃう。・・・・マンガや小説なんてぇメディアは、「続いていくもん」ですから、「読めば読むほど」ハマっていくのが楽しい、なんてェ側面が必ずある訳で、読み始める前から「面白いに違いない」なんてぇ言われますってぇと、「つまらないなんて、ちょっとでも感じる方が罪悪」だとか、「解らないと自分のセンスを疑っちゃう」なんてぇことになりかねない。

・・・・えー、メディア側の皆様、そこらへん、巨匠だろーが出たての新人だろーが、「踏み込み」は一緒ですから、まあ、ちょっと考えていただきたい。


で、この作品はどーなんだ?ってぇ話になりますと・・・・。

面白いです。・・・・これが手塚治虫様の描いた『アトム』をベースにして描いたモノだというのを忘れるくらい、浦沢直樹さんの作品となってます。

えー、「鉄腕アトム」という作品の中には、いろーんなロボットが出てきます。
アトムのライバルってぇのも、いろんな形で出てきます。
が、
多分、「史上最強」と冠されて出てくるのは、この「プルートゥ」だけでしょう。
そして、「高性能ながら、人間の子供となるべく作られた」アトムに対し、同じ製作者から「ただ、最強である事だけを求められた」プルートゥというのは、存在自体が「アトム」とは真逆。
手塚治虫様の原作は、この「真逆の存在」同士の戦いと、互いの「心」の葛藤を描いたもの・・・・だと記憶してますが・・・・(一昨年ぐらいにやってたアニメ「アストロボーイ・鉄腕アトム」の中でも、この話はありましたが)

なんせ浦沢さんですから、出だしから「MONSTER」になっちゃってます。・・・・つまり、サイドから始めているようで、ドンドン中心にもってって、またサイドに広がる、つう、・・・・なんかサッカーの解説のようですが。


大体、堅物風の中年ロボット刑事・ゲジヒトあたりが導入部の中心にいますってぇと、・・・・ほんと、ちょっと見た目に「MONSTER」の続編かいな?・・・・って感じ。

でもまぁ、そっからなんだ、どっちいっちゃうんだよって・・・・あー、アトムがまんま「子供」だぁーーーー。ってぇ持って行き方。(解り辛いな、おい)

なんつうか、もー、作品自体が「サイコサスペンス」じみています。

・・・・って、何が言いたいかと申しますと。

えー、昨今、マンガでも「2」とかね、「新」とかね、タイトルにつけてまで続編描いてるのがあります。また、「原作~」みたいな形にして「オマージュ」とか「トリビュート」なんてぇのをやってます。・・・・なんだか、商業音楽の世界と一緒です。

いや、素材は何でもいいんですよ。出来が良ければ。
そういう作品も沢山あります。
でもね、「どーやったら面白いか」「何が描きたいか」つうのは、オリジナルを描くのと一緒じゃないかと。
・・・・むしろ、「既存の作品に手をつける」ってぇのは、それだけでけっこーリスクを背負うはずで。
だって、既に「イメージ」はあるんですから。

まして、浦沢直樹氏が始めた「PLUTO」ってぇ作品、・・・・エンディングは知られてるんですから。
ある意味、すんごい「冒険」。

それでも「読み応えがある」つうのは、・・・・やっぱ、この人の世界観と表現力なんだろーなぁ、と。

そこいらの小説なんぞ読むより、ずっと引き込まれます、ほんとに。

PLUTO