凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

そもそも発端は、

2006年07月19日 | 本・漫画
「競馬でお笑いネタ」BLOGだったのですよ、「凡そ~」って。

はっはっは・・・・はぁ。
自分でも忘れておりました。

てなわけで、まぁ昨日は「競馬」の話をちょこっとでも致しましたしね、今日は競馬のマンガのハナシでもちょこっとしよーかと。

てなわけで、今回のネタ。
やまさき拓味さんのマンガ「手騎」と「馬の旅人」。


あのー、長いコト競馬やってるわりにですね、「競馬小説」とかね、「競馬マンガ」って、ほとんど読まないんですよワタシ。
イチ時期、「夕刊ゲンダイ」に載ってます「止まり木ブルース」なんてぇ「予想小説」はね、読んでいたことはありますけど、それも「専門紙派」に乗り替わり・・・・いや、鞍替えしてからは、ほとんど読まなくなりましたね。
あとね、「風のシルフィード」とか、「みどりのマキバオー」とかね、武豊さんが原作の「ダービージョッキー」なんかも、・・・・ちゃんと読んだことがない。
「おっぱいジョッキー」なんか、表紙もあけたことないです。

競馬小説でちゃんと読んだ、つうたら、以前ここにも書きましたけどね、「ジョッキー」ですかね。あと、飯星景子さんがその昔に書いた短編集「ギャロップ」。・・・・このくらい。
競馬マンガつうたら、よしだみほさんの「馬なり1ハロン劇場」。これですかね、ずーっと読んでるのは。
あとは・・・・そう。
やまさき拓味さんの「優駿たちの蹄跡」。
えー、やまさきさん、つうと、多分読んでらっしゃる方は、この「優駿たちの・・・・」とか、「優駿の門」シリーズなどを連想されるでしょうが・・・・。
ってねぇ、ワタシ自身が「優秀の門」の方は、全く読んでないもんですから、よーく解らないんです。
まぁ、「優駿たちの・・・・」の方は、コンビニ向けに「ペーパーバック版」が出たり、つい最近「文庫化」されましたからね、とってもお求め易くなったかと思います。こちらの方は、じ「実録競馬モノ」つうか、「実話を元にしたフィクションの世界」。
まぁ、「オグリキャップ」がレース中に武豊に向かって愚痴言ったりとかね、「厩務員たちの陰口」を立ち聞きする「スペシャルウィーク」とか、「優駿たちの蹄跡」を読破した「ミスタートウジン」とか・・・・。
面白いは面白いんですけどね、「馬を擬人化表現」するにも、どーにも・・・・「おいおい、それはやり過ぎだろ」みたいなトコがあります。
「ディープにブラジルのユニフォーム着せてるお前がゆーな」?
・・・・それはご尤も。

んで、今回の2作品。

えー、そもそも「何で同じ作家さんの作品を、2作同時に紹介するの?」ってぇとですね・・・・、この2作品の第一巻を買った日が、「先月の同じ日」だったからで、ふかーい意味なんぞないですけどね。
ただ、この2作とも、ちょっと今までの「競馬マンガ」とは視点が違う、ってぇのはあります。

まず、「手騎」。
えー、競馬界では「調教師」のことを「テキ」なんて呼びます。
別に「騎手が指示通り乗らないト、レープロで叩いたりするから」ジョッキーの「敵」・・・・ってな意味じゃなく、「そもそも昔は、騎手を引退してから調教師になる方が多かったから、『騎手⇔手騎(テキ)』と呼ぶようになった」なんてぇハナシ。


このお話は、元地方ジョッキーにして、「あと一歩で日本ダービーに挑戦できたかも・・・・」という曰く付きの若手調教師・一本木薫が、「競走馬」を探しに旅しているトコロから始まります。
彼が出会ったのは、「まだ競走能力があるにも拘らず、厩舎から『調教放棄』のような形で追い出されてしまった」クセ馬。・・・・要するに、「イマイチ馬」ですな。
彼は、この馬に溢れる「闘争意欲」を察し、開業に当たって「無理矢理」預かることを決めます。
・・・・で、一年後のシーズン、一本木厩舎開業。
ところが、集まった厩舎スタッフも所属騎手も、やっぱり「曰く付き」。やる気があるんだかないんだか・・・・という感じ。
ところが一本木師、そんな状況にもメゲず、・・・・むしろニコヤカに、”曰く付きのイマイチ馬で開業初勝利”を宣言。
・・・・果たしてどーなるか・・・・。

まぁ、こんな内容で第一巻が発売されております。

言ってしまえば「ダメチームに彗星の如く現れたヒーロー」もしくは「東京地検城西支部に何故か来た木村拓哉」・・・・てな感じではありますが、なかなか読み応えはあります。
まぁ、競馬事情通的な方の中には「こんなに爽やかでやる気満々な調教師、いるかぁ?」なんてぇ向きもありましょうが、・・・・今年はあの「松永ミッキー」が調教師免許合格しましたし、一昨年・去年と大活躍した「角居厩舎」にしたって、まだまだ開業して歴史が浅いトコですしねぇ、・・・・ある意味タイムリー観はあるんじゃないかと。



次に、「馬の旅人」。
こちらも「題材」としては変わっておりまして・・・・「装蹄師」。平たく言いますと、「馬の靴屋さん」もしくは「馬のスポーツドクター」。
馬っていうのは「脚が命」なんて云いますんでね、「ちゃんと蹄にあった蹄鉄さえ履かせりゃ、大抵の”馬の病気・怪我”は治る」なんてハナシです。

第二次大戦が終わって間もない頃、チンピラの弟分とともに日本軍基地へ「食料」を盗みに入った、主人公・三郎。・・・・だが、たまたま「大事な祭典」の為に詰めていた兵隊たちによりあっけなく捕まります。
弟分とともに即座処刑されかける寸前、「祭典で米軍と競馬のマッチレースがあるが、日本軍の馬、脚の具合が・・・・」とう話を聞き、三郎は軍幹部に対して、「装蹄で馬の脚を直す」と進言します。その代わり、見逃せ、と。
たった一日で直ったかどうかはともかく、・・・・「祭典」は無事に行われました。
さらに、このことによって「鉄屋の三郎」の名前は、世間に知れ渡っていくことに・・・・。

てな感じですかね。
この作品も、最近一巻が出たばかり・・・・ですねぇ。

えー、稀代のアイドルホース・ディープインパクトの効果ってぇのはスゴイもんで、「とても大事な仕事の上、なり手もとっても少ない」装蹄師、という職業が、ディープの、あの「ちょいと薄い蹄に対する特殊仕様の蹄鉄」でもって、あっちゅー間に脚光を浴びたのは確か。
そんな中からでたアイディア・・・・という感じがしなくもないですが、・・・・。
いや、実際やまさき氏、以前にも「装蹄師」の話は書いてまして(確か「優駿たちの・・・・」の中で)、ハナシ的には、そこら辺の話の「前史」つう感じ、とも言えます。

つうか、「ヒゲクマ」?・・・「ブラック・ジャック」?

正直申しまして、「競馬」「馬」という題材でなければ、ワタシ的には「やまさき拓味さんの作風」「画風」つうのは、どーも「関西ダシ」で、ちょっととっつきにくいっつうか、ちょっと「大袈裟すぎ」ってぇ気がしてならないんですが・・・・結構ね、それでも読み込んじゃいますよ。ホント。
特に、この2作品については。

ただねぇ、番組の絡みかなんからしいんですけどね、「若槻千夏、絶賛!」とかね、「アンタッチャブル、絶賛!!」って帯広告・・・・あれは、止めてもらいたいな、と。
大体、漢字読めるんか?・・・若槻。




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