愛丸のサッカー観戦記

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ブレーメン-R・マドリー

2007-11-30 21:46:31 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/30(金)       
 
愛丸’s チェック        
どうしてもここヴェザーシュタディオンで勝ち点3が欲しいブレーメン。
相手がマドリーとはいえもういろいろ言ってられない。
CLに出てくると、だいたいこの5節、6節でなんかやってくれるブレーメンだけに期待は持てる。
ヂエゴの不在をどうやって乗り切るか。
マドリーはドローでも御の字か。
サンチャゴ・ベルナベウではけっこう苦しめられたが、シーズンもだいぶ進み、チームはあの頃よりも成熟してる。
ドイツで好成績を残してないのが不安材料。

この試合は前半の早い時間から動いた。
先制したのはブレーメン。
ばたばたした立ち上がりだったが、5分で運よく先制できた。
けがしたにも関わらず、魂のオーバーラップで右サイドを駆け上がったフリッツがクロス。
これをサノゴがなんとか胸でトラップ。
このボールがローセンベリへのいいパスになって、当たりそこないのシュート。
カシージャスは反応してたが、しっかり当たらなかったシュートがいいフェイントになりゴール。
運が味方したブレーメンに、つきがなかったマドリー。
このシーンがなにかを予感させた。
この後もブレーメンは不安定な守りが続いた。
取るつもりで取ったとは思えないオフサイドに助けられ、なんとか凌いでたが、取られるときにはあっさり取られた。
それでも気持ちだけは萎えることはなかった。
これがゲルマン魂なのか。
いい時間に追加点が取れて、なおかつ突き放す点も後半のいい時間に取れた。
魂がこもったプレーを続ければ、運も味方してくれる。
ニステルが信じられないようなシュートミスをしてくれたり、ブレーメンにとって一番嫌だったであろうホビーニョを下げてくれたりと、いいことずくし。
こういう難しい試合をものにするには運が必要。
この勝利で最終節まで望みをつないだ。
いつものブレーメンだと、ここまできてパッと散るパターンが多い。
今シーズンこそはなんとか頑張ってもらいたい。
マドリーはなんといってもニステルのシュートミスが響いた。
その後に点を取ったとはいえ、ドフリーのシュートを外したあのシーンはいただけない。
あれが決まってれば同点に追いつけたのに。
こういうシーンがものにできないようだと、いくらいいサッカーをしても勝てない。
先日のリーガでも気になったが、ディアラに元気がない。
もっとアグレッシブに攻撃に絡んでたように思うが、それがなかなか見られない。
守備で目立ってるかといってもそうでもない。
ここらへんで休養が必要かも。
先にも述べたが、シュスターはどうしてホビーニョを下げたのか。
代わりに入ったロッベンは全く仕事ができず。
今のマドリーを支えてるのはラウルでもグティでもなくホビーニョ。
高い決定力と、効果的なドリブル突破。
相手は絶対嫌なはず。
この男を残してれば、グティはもっと決定的な仕事ができたかもしれんのに。
疲れが見えてたわけでもなく、交代した理由がよくわからない。
守備ではペペがまだまだ不安。
もういっぱいいっぱいのプレーが目立ちすぎ。
復帰して間もないっていうのもあるが、これだとカンナの牙城はおろかメッツェルダーにさえ追いつけない。
カシージャスが後ろに控えてるからいいものの、あれだとこれからマドリーのレギュラーCBは任せられない。
このグループ、この試合の結果でそうとう面白くなった。
もうひとつの試合の結果はわからないが、最終節は熱く激しい試合が予想される。
やっぱりCLはこうでないと。

スコア 3-2

<得点者> 
ブレーメン   ローセンベリ、サノゴ、ハント
R・マドリー  ホビーニョ、V・ニステルローイ
~愛丸's MVP~
ハント(けがからの復帰初戦とは思えない活躍ぶり。ヂエゴの代わりをよく務めた。次もこの活躍ができれば・・・)