愛丸のサッカー観戦記

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ビジャレアル-マンチェスターC

2011-11-05 15:31:41 | チャンピオンズリーグ
観戦日 11/5(土)       

愛丸’s チェック
ここまで3連敗のビジャレアル。
全く調子が上がってこないなか、なんと、G・ロッシが長期の離脱を強いられることに。
ニウマールもケガだし、頼みの綱が揃っていなくなってしまったら、これからどう戦っていけばいいのか。
この試合で負けるようなことになれば、グループ敗退が決定。
意地を見せてもらいたい。
シティはプレミアでの好調とはうって変わって、このCLでは前節初勝利。
このビジャレアル戦も問題ないだろうし、グループ突破に向けて弾みをつけたいところ。
ナポリとのアウエー戦も残してるし、ここで勝って、上に行きたい。
今、チームとして機能してるし、ELに回ることは許されない。

ビジャレアルは、もうどうにもならない状況に。
力の差というか、戦力の差で、この差を埋めることは不可能。
G・ロッシ、ニウマールがいて、なんとか戦うことができるかってチームが、そのふたりがいないとなると、ただ、このコンペティションに参加してるだけ。
この試合でも、見せ場はひとつもなかった。
ボルハが戦列に復帰してきたが、この男のパスワークを活かすためには、受け手が必要。
それが、若くて経験のないホセルだったら、このパスも活きてこない。
なんとか、スペースを狙ってがんばる姿は目についたんだが、あまりにも力が違いすぎる。
ロングボールに抜け出したシーンが唯一の見せ場だったが、これもうまくトラップできずに、シュートまで持ち込めなかった。
ここからビジャレアルは、トップがいない状況が続くが、CLだけでなく、リーガでもかなり厳しい戦いが続きそう。
これならいっそのこと、デ・グスマンあたりをトップに置いて、ゼロ・トップシステムでやってみたり。
常識を覆すような何かがないと、ビジャレアルは浮上することはない。
守備でもうまく連携が取れてないし、スペースを作ることがしばしば。
サイドのぽっかり空いたスペースをシティの強力攻撃陣につかれてしまったら、一溜りもない。
チーム全体が、自信を失ってるし、失点をしてしまってからは、前節がんばれた守備も全く機能しなかった。
G・ロドリゲスの気迫溢れるプレーも見られず、ただただやられるだけ。
ムサッキオはバロテッリをエリア内で倒してPKを献上するし、両サイドバックも攻撃、守備に中途半端。
この敗戦でグループの敗退が決まったし、これからは、リーガだけに集中して戦うことができる。
これはチームとっていいことだろうし、残りのCL2試合は、ビッグクラブ相手に、若手に経験を積ませる絶好の舞台になるだろう。
もっともっとやれるチームだと思ってたが、ここまでケガ人が出てしまったら、どのチームもこれだけ歯車が噛み合わなくなってしまうはず。
シティは、ダービーほどの気迫と高いモチベーションは感じられなかったが、それでも、アウエーで3得点を挙げ、グループ2位に浮上。
ここにきての2連勝で、グループ突破がかなり近づいてきた。
選手をフルに使うこともなく、省エネサッカーで勝ち点を奪えたし、この3節、4節でビジャレアルとやれたのは大きいかも。
バロテッリも気持ちよくプレーできてたし、久しぶりにトップ下でのプレーになったヤヤ・トゥレも2得点の大活躍。
ここまでノーゴールだったが、これは中盤の底でのプレーが多かったからで、この高い位置でプレーできれば、点を決めることができることを証明してみせた。
バロテッリとの関係もいいし、D・シルバとのコンビも申し分ない。
相手関係で、もっと攻撃的に振舞うこともできるし、これだけ選手がいたら、選手の使い方の幅もかなり広がる。
守備ではビジャレアルの攻撃がまるで機能してなかったから、この試合は参考にならず。
サビッチがコンパニと組んでCBに入ったが、あれだけ攻められないと、どれだけやれるのか、この試合では図ることができなかった。
落ちつてプレーできてたし、今後の成長では、このままレギュラーに定着ってこともあるかも。
プレミアでも好調をキープし、CLでも波に乗ってきたシティ。
今シーズンは、噂通りに台風の目になりそうな予感。
そのためにも、次節のナポリとのアウエー戦がかなり大事な試合になる。
ここでドロー以上の結果を残せれば、決勝トーナメント進出がかなり近づいてくるし、そこから先はどのチームにもチャンスはある。
まだシーズンは続くし、その感にももっとチームとしてのまとまりが出てきたら、このチームがバルサを食うことも。

スコア
0-3
<得点者> 
マンチェスターC  ヤヤ・トゥレ×2、バロテッリ                

~愛丸's MVP~
ヤヤ・トゥレ(このポジションで起用されれば、しっかり得点を奪うことができる。スペースを使うこともうまいし、足元の技術も高いものがある。シュートシーンで慌てないのも強みだし、マンチーニはまたしても頭を悩ませることに)