愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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イタリア-ブラジル(コンフェデレーション杯)

2009-06-22 10:48:03 | 各国代表戦
観戦日 6/22(月)       

愛丸’s チェック
前節、まさかの敗戦を喫したイタリア。
格下のエジプトの守備を最後まで崩すことができず、0-1の敗戦。
これはイタリアが得意とする戦いのはずだった。
この敗戦で、この最終戦がひじょうに重要に。
エジプトがアメリカに勝つようなことがあると、イタリアもブラジルに勝って、なおかつ得点も問題になってくる。
もうエジプトの結果なんか気にせず、イタリアはブラジルを撃破しないといけない。
そういう布陣をリッピは敷いてくるかかどうか・・・。
ブラジルは、もうGL突破は決めており、後はスペインとファイナルまで当たらないように、ここで大量失点しなければいい。
ただ、負けてもなんて戦いはしてこないだろうから、多少メンバーは落としても、いつものブラジルサッカーでイタリアを迎え撃つはず。

イタリアがここまでブラジルと差があるとは・・・。
2月の親善試合でもいいtころなく、ブラジルに敗れたイタリアだったが、ここでもその試合の再現に。
とにかく、マイコンのサイドを全く押さえることができなかった。
マイコン、D・アウベスとどちらがきても強力な右の攻撃ってことはわかってるのに、どうして、この試合でも左SBがドッセーナだったのか。
リバプールで守備での烙印を押され、途中交代で、中盤で使われるような選手が、しっかりやれるはずがない。
まして、この男が代表ってのもびっくりする。
リッピの神通力も、あのW杯で使い果たしたのかも。
このコンフェデの3戦、これって思わせる布陣はひとつもなかった。
あくまでも、この大会をテストの場として考えてたのならそれでもいいんだが・・・。
ヤクインタとドッセーナはどうにもならなかったし、中盤の選手たちも守備に追われっぱなし。
カモが時折いいプレーを見せたが、ブラジルに脅威を与えるほどの選手ではなかった。
守備をまず第一に考えての布陣だったんだろうが、まったく守備もできてない。
カテナチオって言葉ももう死語になってしまったのか。
攻撃でも前半はトニお願いってボールだけだし、早めにG・ロッシを投入したが、惜しいシーンだけで、点は生まれなかった。
後半、カモを中盤に下げ、右のペペを投入し、なんとか形を作ることができたが、最後までブラジルのゴールをこじ開けることはできなかった。
J・セーザルが飛び出して、ゴールががら空きの大チャンスをつかむも、なんだかボールを回してる間に戻られ、得点できず。
このゴールが決まってたら、2位通過できたのに・・・。
今の状態が続くようなら、ちょっと本大会での活躍は期待できない。
もう1年しかないし、チームを大きく変えることは難しいだろうから、適材適所で、いい選手を使っていかないと。
CLでも感じられ、いろんなところで語られてることだが、イタリアのレベルがかなり落ちてきてる。
リーグだけでなく、代表にまで、その傾向が見られだした。
ブラジルは気持ち的に楽に戦えたからかもしれんが、イタリアを完全に子供扱い。
脅威を感じない攻撃にはしっかり対応できたし、いざ攻撃に移れば、ホビーニョ、カカのスピードがイタリアを圧倒。
これにL・ファビアーノの決定力も加わり、前半で3得点。
ヨーロッパのシーズンが終了して、W杯の予選2試合、そしてkのコンフェデと、ブラジルがブラジルらしいサッカーを展開。
これもカカのできが全て。
この男がしっかり仕事できれば、ブラジルはこれぐらいのサッカーを簡単にやってのける。
これにつられるように、L・ファビアーノ、ホビーニョも調子を上げてきてるし、今すぐにでもW杯をやりたいところだろう。
中盤ではラミレスという新しい血も導入され、右SBはマイコンがD・アウベスを圧倒するできでチームに貢献。
ここにきてようやくドゥンガサッカーが実を結び出した。
厳しいといわれたグループを3戦全勝。
セミ・ファイナルは南アとの試合になるが、ここも問題ないだろう。

この試合と同時にエジプト-アメリカも観戦。
イタリア戦を見据えて、エジプトがうまく試合をコントロールするかに思われたが、なんと、予想もしなかった展開に。
今までアルティドールの1トップでやってきたアメリカがC・デイビスとの2トップを採用したとたん、なんと3得点ゲットし、エジプトをゼロで押さえ、奇跡の2位通過。
前半を終わった段階でイタリアが0-3で負けており、こちらはアメリカが1-0でリード。
この状況だったら、エジプトにいけるって気持ちが沸いてでてきそうだったが、俄然やる気を出したのはアメリカだった。
中盤がかなりルーズだったエジプトの守備を付いて、裏へ抜ける展開を多く用い、それがうまくハマって、左から崩して、ブラッドリーのスライディングシュート。
この後、デンプシーが見事なヘッドで3点目。
イタリアが点を取れず苦しみ、エジプトも惜しいチャンスを決めれずで、試合終了。
総得点でイタリアを上回り、ほんとに奇跡の逆転突破。
エジプトはなんと言ってもM・ジダンの負傷欠場が響いた。
ザキもミドもいないし、それでいて、このエースまでもが・・・。
あのイタリア戦の魂を全く感じられなかった試合になった。

スコア 3-0

<得点者> 
ブラジル   L・ファビアーノ×2、OG
~愛丸's MVP~
カカ(連戦で疲労もかなり蓄積してるはずだが、それを感じさせない出来。さすが、ブラジルの10番ってプレーを随所に披露してくれた)


1 コメント

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イタリア完敗 (mura)
2009-06-22 13:14:13
イタリアは全然だめでしたね。
来年はどうなるんだろ。
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