愛丸のサッカー観戦記

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ブラジル-チリ(W杯 決勝トーナメント1回戦)

2010-06-29 08:29:48 | 各国代表戦
観戦日 6/29(火)       

愛丸’s チェック
グループリーグを危なげなく突破すた優勝候補のブラジル。
第3戦のポルトガルとの一戦では、コンディションを整えるような試合運びで、この決勝トーナメントに備えてきた。
スペインがなんとか1位突破を決めてくれて、ここはチリとの対戦。
スペインとの対戦も見てみたかったが、ビッグマッチはもっと後のお楽しみってことで。
安定感ばつぐんのセレソン・ブラジレイラ、このチームが負けるシーンを想像するは難しい。
チリは、南米予選で、ブラジルと互角の戦いを演じてる。
それに今大会でも勢いに乗ってるし、チリが自分たちの戦いを貫ければチャンスはあるかも。
ただ、守備の主力がサスペンションで出れないのがどれぐらい響いてくるか。

ブラジルが、ここも危なげなく難なく突破を決めた。
これぐらいの相手にセレソン・ブラジレイラが苦しむわけがない。
カカもサスペンション明けで戻ってきたし、攻撃陣に問題は何も感じられない。
ここまでエラーノが、いいアクセントになってたんだが、この男がケガで離脱。
代役は、ここまで途中出場で起用されてたD・アウベス。
ここにドゥンガのやりたいサッカーってのが如実に現れてる。
攻撃的な選手でまかなうのではなく、本職がSBの選手を中盤で起用。
D・アウベス自身が、攻撃的な選手ではあるんだが、もっとブラジル国内には、攻撃的に振舞える選手が多くいるはず。
それをここでD・アウベスってことは、どこか守備に重点を置いてる証拠。
実際、この試合で、D・アウベスがバルサでやってるようなプレーができてたかと言えばそうでもないし、中盤での守備での活躍が目立った。
F・メロもケガでこの試合出場できなかったが、ここにはラミレスを起用。
この男は、F・メロよりも前に出る気持ちが多少はあった。
試合を決めた3点目は、この男の中央突破から。
F・メロも時折、このようなドリブル突破を見せることはあるんだが、今大会では、そのようなプレーはあまり見られなかった。
それを考えると、攻撃的なブラジルサッカーを見たいって人には、このラミレスの起用はよかったのかも。
攻撃では、前の3人でほぼまかなってる。
カカのコンディションもだいぶ上向きにはなってきてそうだし、2点目のL・ファビアーノに出したダイレクトのスルーはさすがと思わせるものだった。
ただ、まだ本調子ではないし、ここからもっとよくなっていってくれるはず。
ホビーニョも、得点を取れたし、ここってところでは仕掛けるシーンも見られたが、どうも自分でいくよりも味方を使うプレーを多く選択してそう。
これがドゥンガの指示なんだろうが、もっとホビーニョの良さを出してもいいかも。
これから、対戦相手が強くなってくるし、単独での突破が重要になるシーンが増えてくる。
そこで、この男の力が発揮できれば。
L・ファビアーノも点を取り、大会得点王を虎視眈々と狙ってる。
カカとのコンビもばつぐんだし、この男はこのままのコンディヨンを維持することができたら。
ほんと、今回のブラジルは、攻撃はこの3人に託してるし、ここが機能しなくなると、得点の匂いも薄れてはくるんだが、そうなったら、マイコンが果敢に攻撃参加してくれる。
開幕戦で見せたあそこまでのオーバーラップは鳴りを潜めたままだが、ここってところでは、また活躍するはず。
今は力をためてるときか。
守備ではもう何も言うことはない。
チリが悪い繋ぎ、パス回しをしてるわけではないんだが、どうしてもシュートまで持ち込めなかった。
エリア付近での鉄壁の守備は、今、残ってるチームではナンバー1。
崩れる気配が全く感じられない。
H・スアソがルッシオをフェイントでかわしてシュートにいったシーンぐらいしかエリア内で危険なプレーはさせなかった。
ここまでのブラジルを見ると、優勝に一番近いチームはこのチーム。
チリは、勢いに乗ったまま、このブラジル戦に望んだんだろうが、力が一枚も2枚も違った。
スペインにはあれだけできても、ブラジルには何もやらせてもらえない。
自慢の攻撃陣もエリア付近まではいけてもそこからが崩せないし、これでは点は奪えない。
まだ得点が入ってない状況で、いくつかカウンターからチャンスも生まれたんだが、そこでブレーキになったのがH・スアソ。
もっとフリーの選手を使うようなパスが出せてればよかったんだが、突破を仕掛けては止められ、パスを出しても精度が低く、決定機を作れず。
これなら、ヴァルビディアのような意外性のある選手をトップに起用してた方がおもしろかったかも。
A・サンチェスも、M・ゴンサレスも持ち前のドリブル突破をなかなか披露できず、これでは点は奪えない。
守備でもこれまでのような激しくかつ正確なプレーが見られず、本気を出したブラジルの攻撃を止めれなかった。
ただ、今大会を通じて、ビエルサの率いたチリはいい印象を与えてくれた。

スコア 3-0

<得点者> 
ブラジル   フアン、L・ファビアーノ、ホビーニョ     
~愛丸's MVP~
フアン(守備での貢献も光ったが、あのCKからの得点で、チームに勢いを付けた。ルッシオばかりが目立つ試合が多いが、この男も地味にブラジルの守備を支えてる)


1 コメント

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Unknown (カリオカ)
2010-06-29 13:27:20
ラミレスとD アウベスに注目
ラミレスは得点にも絡みF メロの代わりを果たしたね

D アウベスはポルトガル戦の時も感じたが、我が強すぎだろ!
持ちすぎだし、シュート打ってもいいけど枠に飛ばしてくれよ

あとはカカの調子がもう少しあがってくればもっと楽しくなりそう!頑張れ~!
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