五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

土星観望2017年初夏

2017年06月03日 | 天文
来週あたり、関東も梅雨入りしそうな天気予報です。
折から南の空に見やすくなってきている、土星を昨夜は見ていました。
見やすいといっても、冬至点に近いところに輝いており、南の空低くしか昇りません。

なんとなくぼんやりした夜空で、星の瞬きもあまりない、まずまず気流の安定した夜でした。
さそり座と南斗六星に挟まれたような位置(写真の矢印の星)に、土星があります。

早速、ベランダ観測所で10㎝ニュートン反射赤道儀(ミザールのコメット100M)を組み立てて、土星に向けてみました。
接眼レンズは、28㎜から順に高倍率用にあげていきます。
9㎜(89倍)だと「かわいい」土星です。さらに6㎜(133倍)、5㎜(160倍)まで上げてみる。
木星と違って土星は遠いために、小望遠鏡では「かわいい」域を出ないんだなぁ。。

今年の土星は、見かけ上かなりリングが開いた状態で、カシニの隙間も見やすくなっています。

本体に太い縞模様が一本、極の部分が薄暗い

ヘタクソだなぁスケッチ。
まあ大体こんな感じだということで。。

この時期は晴れてさえいれば、寒くもなく暑くもなく、虫もいなくて快適に観望できます。
真夏以降は、ベランダ観測所は…ビッグG(昆虫です)が走り回っていて、どうしようもないllllll(-_-;)llllll

時間が経つのも忘れて、望遠鏡をのぞき込みました。
眼鏡はやはり、望遠鏡観測には不向きだと思い知らされる感じ。でもコンタクトレンズは嫌だし。

ハレー彗星の忘れ形見の望遠鏡。

30年以上前の、ハレーブームに乗っかった望遠鏡ですが、今でも現役バリバリです。
西の空に移った木星も、今年もう一回は見ようと思ったのでした。