五十路男の失敗日記

生涯独身男の青春の挽歌

両手いっぱいのメモリー

2013年01月22日 | 雑記
う~、スランプだ。。
アニメ感想っぽいものを書いているけど、アニメが無い日はネタ切れになるという。
自由な発想でモノを書くという重要な能力が、削られる気がする。。
(プリキュアさんも過渡期で、新商品も無し)

そんな中、昨日1月21日、日付を見て「なんかの記念日だったような…」。
思い出してみれば、1993年1月21日は、ワシがバイクで大事故やった日でした。
あれからもう、20年経つんですなぁ。。

NSR80というバイクに乗って、夕暮れの街を飛ばしていたワシ。
対向車が右折してくるところに突っ込んで…記憶に無いのですが、ワシは数メートル
吹っ飛んだようです。ついにやっちまった!と思ってバイクのところへ行こうと…
右腕と右脚が痛い! あまりの激痛に、立つことも出来ませんでした。

道路の真ん中に座りこんでいるわけにもいかないので、這いずるようにして歩道へ。
通行人さんに「救急車を呼んでください…」とお願いしたのを覚えています。

病院へ担ぎ込まれ、診療台の上で服を脱がされたワシは、気を失いそうでした。
右腕が醜く変形していて、ひと目で酷い骨折をしているのがわかりました。
右前腕複雑骨折。全治1年。

即入院、一週間後に手術となりました。
手術を待つ一週間の、長かったこと。ベッドの周りに柱を組み、右腕を吊った状態で
一週間。身動きがとれません。初めてシビンのお世話に…
「見ている方が疲れた」とは、同室のオッサン。

ようやく手術を受けて、右腕を石膏で固められ。。
その時、折れた尺骨と橈骨を繋いでいた金具とネジが、画像のものです。
同年8月20日、一応骨がくっついたので、取りだす手術を受けたときに記念に貰いました。

同じところを二度、切開したので、傷痕は今でもムカデのように残って消えません。
傷痕の写真を載せると、個人特定されそうなくらい醜い。

今でも右手人差し指、中指、薬指が不自由です。正中神経に受けた傷のための麻痺。
整形外科医に「一生、治らんだろう」と言われた麻痺ですが、この20年でずいぶん
良くなりました。日常生活に支障が無いのだから、後遺症とも言えないかもしれない。

あの時被っていたヘルメットには、深々と傷が…
思えばあの時、死んでいてもおかしくなかった。
いっそ死んでいれば、現在の苦悩も無かったものを…とよく考えたものですが、
今はそんな事は考えていません。

今は、生きることしか考えていません。
不安障害を抱え、将来真っ暗なワシですが、人間そう簡単には死なないものです。
いつかは嫌でも死ぬ。ならば、少しでもこの世というものを見ておいた方が
得ではないのかな?
40歳、もう悟っても良い歳です。

そういえばあの事故のとき、当時好きだった20歳年上女性と喧嘩をして自暴自棄になって
いたのだった。あの時の女性と同い年になったのだものなあ。。
運転が多少、乱暴になっていたのかも。未熟者めが。

あの日の事故も女性も、ワシにとっては大切な青春のメモリー
(漫画とかだったら、雪空に女性の顔が浮かんだりするんだろうな、ハズカシー)