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KURATAS

2013-01-06 06:19:08 | technology
えー、お題の「KURATAS」ですが、これ、乗れるロボットです。

以下、開発者インタビュー記事です。

 2013年を迎え、産業活動や実生活に役立つロボットへの取り組みは、
一層加速化するだろう。そんな中で、アニメの世界から飛び出してきたような
巨大ロボット「KURATAS(クラタス)」が話題だ。
金属造形作家の倉田光吾郎さん(39)とロボット技術者の吉崎航さん(27)が
開発した4輪走行の1人乗りロボットだ。これまで日本で知られているロボットは、
本田技研工業のASIMO(アシモ)や石黒浩・大阪大教授が開発した本人そっくりの
「ジェミノイド」など、人間と同じか、それより小さいものばかり。
大型のロボットはほとんど例がなく、海外からも問い合わせが相次いでいるという。

 「クラタス」は高さ4メートル、重さ4トン。鉄製で、建設機械などに使われている
油圧システムとディーゼルエンジンで手足を動かす。胸部にコックピットがあり、
人が運転して、時速10キロほどで走行する。

 鍛冶(かじ)の技術がある倉田さんが本体を造り、ショベルカーのタイヤなど、
可動部に使えそうな部品はネット通販で購入。中古で入手し、分解して勉強しながらの
作業だったという。
作業に必要なフォークリフトや工具はネットオークションで入手した。玩具のロボットの
ように関節部を動かせるところまで造り上げ、吉崎さんが操縦システムを組み込んだ。

 「巨大ロボットに乗るのが夢だった」という倉田さん。アニメに登場するロボットの
実物大模型や、サッカーボールを時速200キロで「蹴る」機械を作った経験などから、
人が乗って動かせるロボットの製作を決めた。「子供の頃に想像していた未来は、
巨大ロボットが歩き回っている世界だったが、現実には小さなロボットしか開発されていない。
もう待っていられなかった」(倉田さん)。

 試作を始めた後、吉崎さんをネットで知り、開発に参加してほしいと誘った。吉崎さんは、
「クラタス」を見た瞬間、「乗ってみたい」と思った。技術的には、クラタスの関節の数が少なく、
立ち上がる時に何か問題が起きる可能性があることが分かったが、倉田さんのデザインを優先し、
ソフトを工夫することで「なんとか制御してみよう」と決めた。

 吉崎さんが考案した「クラタス」のコントローラーは、人間の腕のような形をしている。
右腕を上げると、クラタスも右腕を上げる。腕を折りたたむと、車のハンドルのようにも
使える仕組みだ。吉崎さんは「アニメのロボットの操縦法は非科学的なものが多く、ハンドルを
同じように操作しているのに、ロボットは違う動きをしていることがある。しかし、ハンドル一つで
ロボットを動かそうと思ったら、どのようなやり方があるか。解決策として、クラタスの
コントローラーを作った」と説明する。「クラタス」操作の一部は、iPhone(アイフォーン)で
行うこともできる。

 吉崎さんが好きだったロボットアニメは「機動警察パトレイバー」(1988年~)。
20世紀末の東京が舞台で、巨大二足歩行ロボットが登場する。
「自分で動かしたいと思って見ていた」(吉崎さん)。一方の倉田さんは、
アニメはあまり見ていないという。「ただ、プラモデルは好きだった。子供の頃のおもちゃといえば、
ロボットのプラモデル。当時のアニメのロボットはほとんど大河原邦男さんのデザインだったので、
彼の影響を受けていることは確かだと思う」(倉田さん)。

 本体は、ほとんど倉田さんが一人で作るため、部品は、一人で運べる大きさが基本だ。
仕事場の天井が低いこともあり、「クラタス」も運べる大きさに分解できるように工夫して造っているという。
さらに、巨大ロボットを組み立てたとしても、動かすのは簡単ではない。倉田さんは「ハードルはあるが、
動いたところを見てみたいという好奇心で、乗り越えた。
『やってみたらできた』ことの積み重ねでここまできた」と話す。「制御のことは考えずに始めたが、
吉崎さんの協力を得られた。おもしろいものを造れば人が集まってくる」とも実感している。

 製作費は非公開だが、1億円で1台売れても黒字にはならないという。量産を目指し、
製作チーム「水道橋重工」を結成。正式な受注契約はまだない。

以上記事より

というわけで、乗れるロボットが実際に作られた訳ですが、私も記事中にある、
パトレイバーが理想の乗れるロボットだと考えています。

こんなのが出来たら日本の工業も活性化すると思われます。

早くできるといいなぁ。

ではでは。

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