ガジェットがいっぱい。

私が気になる「ガジェット」をチェック!オブジェクトの種類は問いません。気になる物は、手当たり次第にピックアップします。

システムエンジニア[その9]

2013-12-19 05:47:18 | programming
えー、お題の「システムエンジニア[その9]」です。

高松店の実情を内密に調べる為に、店員として働く事になった私は、
販売員の一員としてパソコン販売とレジ担当になりました。

レジ作業と、パソコン販売の仕事をしながら、この店の問題点を
探して、暫く様子を観察しました。

私のこの店の第一印象は、以前の店とは全然違う店になっていたという
感覚を味わいました。

暫く観察していると、この店の問題点が少しずつ解ってきました。

まずは、店員がやる気が無い事でした。

私はその理由を探る為に、バイトの子達と色々話しました。

すると、どうやら、社員の1人が店長でもないのに実質、
裏の店長と化していたのです。

私は、その人の様子を仕事をしながら観察する事にしました。

店内にも社長に内緒で勝手に自動販売機を置いたり、
自分専用の電話回線を店に引いていたりしていたのです。
その人は店を私物化していたのです。

そして、なんと、その人はどう見ても裏社会の人たちと
繋がっている事がわかりました。

お客さんとして来ていたその人たちは、普通は入らない
バックヤードへその人と一緒に入って、色々と内緒の話をしていました。

私は、このままでは、この店は潰れると思いました。

この店で1ヶ月を過ごした頃、社長から報告書を作って
送って欲しいと依頼を受けました。

私は、自分が見聞きした事実をありのまま報告しました。

社長は対策として、その人たちと付き合わなくする為に
出張メンテナンスに行くのを辞める様に指示したのです。

それから数日後、明らかにヤクザの様な格好をした人が
大声を出しながら、「うちにサポートに来ないとはどういうことだ」と
店内で騒いだのです。

そして、店長を出せと言ってきました。

その店には店長はいません。変わりに私の家の近くの店の店員さんが
店長代理として高松店に来ていました。

その店長代理の人が、バックヤードにそのヤクザに連れて行かれました。

私は、少し時間を置いてバックヤードへ様子を見に行きました。

すると、明らかに脅しをその店長代理にしていました。

私は、これは警察に電話して、ヤクザに出て行ってもらおうと考え、
通報したのです。

15分後、警察がパトカーで来ました。

暫く警察とヤクザが、大声でやり取りしていました。

暫くすると、ヤクザが「お前ら、覚えとけよ」と捨て台詞を吐いて
店から出て行きました。

それから私は店長代理と相談して、店の鍵を全部交換する事と、
自動販売機の撤去、私用電話回線の撤去を社長に提案しました。

社長は、すべて承認しました。

私達は、それから、暴力対策の警察OBの方と相談して、
この店は警察官立寄所である事のステッカーを入り口に
掲示する事にしたのです。

それ以来、ヤクザは来なくなりました。

しかし、店内で騒いだ為に、暫く客足が戻らなくなったのです。

私達は、まずは店の雰囲気を変えようと、色々案を考えました。
商品の陳列を一新する事にしたのです。

そして、広告を入れて、リニューアルオープンセールを行いました。

客足が少しずつ戻っていったのです。

それから暫くは、とにかく売上を上げる為に私達は販売に
専念する事にしました。

少し、売上が戻って来た頃、社長が人事異動を指示してきました。

私を、家の近くの店舗に移動する事にしたのです。

私は中途半端にこの店を後にする事に少し違和感を覚えました。

その10へ続きます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿