テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

Fender Mustang Miniを早速、マイクで録音してみた。。。

2014年07月20日 | 日記
本日、二話目の投稿なのでお間違いなく・・

「明日にしようかな・・?」

と思ったのだが・・

興味ある方も多いようなので前倒しで投稿してみたのだ


アンプにマイクを向けて録音してみたのだ



マルチの最高峰であるGT-100にも仮想のマイクポジションが設定されている

かなりリアルな部類に属すると思うが・・そこはバーチャルの世界なのだ

どんなマイクであれ、実際にアンプにマイクを立てた状態とは異なるといえる



マイクの角度、距離によって音色が激変するのだ


一般的にはスピーカーの中央を狙い、距離が近い場合、

その音に芯があり低音域が増すと言われているのだ


マイクを中央から少し外すと音の輪郭がマイルドになるのだ

さらに低音域も若干減少する傾向がみられるのだ


プロが使用するアンプキャビネットにテープが貼ってあるのを見たことがあるだろうか?

L字のような感じにテープを貼り付けている事が多い


あれはマイクの位置を決める為のものなのだ

もっとも良い音(好みの音)で録れた状態を保存しているのだ


もちろん、その時々の状態でアンプの出音も変わるので毎度調整しているプロも多い

まぁ、この辺りは考え方、好みの問題という感じなのだ


ミニアンプといえども音量を上げればそれなりに大きな音がするのだ



自宅で使うアンプの場合、最終段に音量を調整できるツマミが必須なのだ


私のアンプの場合、ゲインで歪みの量を調整しボリュームで音質を決めるのだ

最終的にマスターボリュームで音の質感を変化させることなく音量を下げているのだ


良いアンプと悪いアンプの差はこの部分だと思う

最終段階でボリュームを絞った事によって音が変化してしまう、あるいは音が痩せてしまう

痩せた音をイコライザーで補正するというズクズクの状態になってしまうのだ


あくまでもトランジスタアンプの話なのでお間違いなく

真空管アンプの場合にはまた違った動きをするのが通例なのだ

この辺りの特性を理解しなくては決して良い音は作れないのだ


それを聴き分ける良い耳も必須なのだ

初心者にこの二つを求めることは酷だが・・・


アンプの美味しい帯域を知らない人が多いように感じられる

楽器店のスタジオに設置してある真空管アンプが頻繁に壊れてしまうのも
この辺りに理由があるような気がしているのだ

修理代も料金に含まれているのだ


言うなれば自動車の任意保険と同じ構造なのだ

機材の取り扱いが下手な人々の料金をその他のお客さんで賄っているという構造なのだ


機材の取り扱いに長けた人が増えればスタジオのレンタル料金も下がる可能性があるのだ

この辺りは楽器店もサービスと言いながらも商売なのだ


損をする営業ならば行わないという事なのだ


脱線したが・・


今回の音源の後半でマイクのポジションを色々と変えているので後で確認していだだきたい

私の説明が理解できると思うのだ


マイルドな音色を狙ったマイキング




音にパンチと輪郭を加えるマイキング




空気感を増したマイキング



「一枚目の逆にセットしただけじゃない?」

画像では分かり難いと思うがマイクの角度と距離が異なるのだ


これは真空管でも一緒なのだ

アンプによる差はあると思うが基本は同じなのだ


JC-120のようなステレオ式のアンプも独特のマイキングがあるのだ


プロの現場ではこのようにアンプに近接したマイクの他に数メートル離した場所にマイクを立てることが多い

部屋鳴りとアンプの空気感をプラスする為なのだ


最終的にミックスの段階で両者をブレンドするのだ

その他にも色々な方法があるのだ


複数のマイクを使用する場合、ダイナミックとコンデンサーをミックスする場合もあるのだ

音の傾向が異なるダイナミックをミックスする方法も一般的なのだ


アンプと同等にマイクに拘っているプロも多いようだ

そのくらい収録の音に影響を与えるのがマイクなのだ


宅録が趣味の人に家電量販店のカラオケマイクを使っている人は皆無だと思うが・・

ギターを始めて数年という無知な人に多いのがこのパターンなのだ


レコーディング用のマイクは結構、値段が高いのだ

私のマイクは定価で2万円近いのだ

「マイクって高いね~」

と思った方も多いと思うが・・・

これでも入門用のリーズナブルなモデルなのだ


ダイナミックでも高級品は6万円くらいする

より繊細なコンデンサーの場合、10万円スタートという感じなのだ


どのジャンルの製品にも異常な破格値を付けている品がある

価格が魅力だと思うが・・最終的には納得できない場合が多々ある

結局、買い直すという事になるのだ


ギターの周辺機器の場合、売れ筋、定番という事を視野に入れておく必要がある

あまりにも安い製品は危険なのだ


以前にもお話したがピックアップも形ソックリの偽物が平然と流通しているのだ

楽器店の場合には後々のトラブルになるのでこのようなケースは稀なのだ

「何となくイメージと違うなぁ・・・」

ギターが上手い友人の組み合わせを真似てみたもののイメージと異なる事も多々あるのだ

読者の皆さんもご注意いただきたい


特に加工が簡単で利益が出し易いピックアップに多いのだ

「商品が届いて数日で断線してしまったんです・・」

「まぁ、迅速な対応で交換してくれましたけど♪」

定番と言われる製品にはこのようなケースはあり得ない

皆無とは言えないが・・十分に出荷時チェックしているのだ

ちなみに私が過去に交換したピックアップはすべて価格以上の満足を得ているのだ


フェンダーアンプに話を戻そう・・

今回はアンプの素の音を聴いていただく為にあえてその他の機材を接続しなかったのだ



歪み系で音をブーストさせれば、また違った音になると思う


アンプは今回はチャンプを使用したのだ



クランチくらいの設定なのだ


実機をサイズ違い(ワット数と真空管の種類)で弾いた事が何度かあるのだ

単体ではあまり歪まないタイプのアンプなのだ

フェンダー系は概ねこれが個性になっているのだ

「何か歪まないなぁ・・」

という感じでディストーションなどで無理やりに歪ませている人がいるが無知なのだ

それならば他のアンプという選択があるのだ

フェンダー系の真骨頂はクリーン~クランチの艶なのだ


小型アンプのキモは低音域だといえる

サイズ的にも弱点なのだ


バンドアンサンブルではベースがいるとしてもギターの低音域は重要なのだ

ベースではギターの低音域はカバーできない


低音域が全く出ないアンプで演奏した場合・・・

悪い意味でドンシャリな音になってしまうのだ


エレキの場合、5弦6弦の巻き弦のローポジがギターらしい音なのだ

ジミーペイジのギターが色っぽいのはその辺りが理由なのだ

ギター弾きが心地よく感じる音域なのだ



私のアンプが小型ながらかなり低音域がしっかりしているのだ

音に腰があるという感じだろうか・・


単なるパキパキの薄っぺらい音ではない



この辺りが超小型アンプと小型アンプの違いだと思う


サイズこそ小さいが結構重量があるのだ

カタログスペックでは3.3kgだと表記されているが・・・

実際にはもっと質感があるように感じられるのだ


さらに作りがかなりしっかりしているのだ

パーツの組み付け具合が良いように感じられる


流石にフェンダー社が監修しているだけの事はあると感心してしまうほどなのだ

某アジア製の格安アンプとは何もかもが違うのだ

ギターにもいえるがギター関連の製品は価格と品質が一致のだ


”安いけど良いギター・・・”

という製品は中々無いと思った方が良いのだ


稀にアリアのようにメーカーが社運を賭けたような戦略的なモデルもあるが・・

一般的には価格なり・・というセオリーが当てはまるのだ


私事だが・・

USA製の製品を購入し使って見た事で曖昧だったものが確信に変わったのも事実なのだ

本家フェンダーとジャパンは別物なのだ

この辺りをいまだに勘違いしている人も多い

まぁ、そのレベルの人に両者の違いを判別するのは難しい


そもそも、ストラト特有の演奏が出来るレベルならば違いを体で知っているという事になる

毎度思うのだ

「読者の皆さんに文章で伝わっているのかな・・?」

まぁ、日々の訪問者数から判断して伝わっているのだと思う











アンプに立てたマイクをZOOMのプリアンプに接続したのだ



ちなみにアンプ側はリバーブすら無い素の音なのだ

リバーブはプリ側で作っているのだ


これはレコーディングの基本なのだ

『リアンプ』という言葉をご存じだろうか?

録音後に後でエフェクト処理する手法なのだ


つまり、録音後にいくらでも音の微調整ができるという便利な方法なのだ

現代ではこの方法が主流なのだ


今回の方法はリアンプではないが・・・

後でリバーブの具合を微調整するという意味ではそれに準じているといえるのだ


ちなみにマスタングアンプのデフォルト24種類のプリセットに『素の音』はないのだ

リバーブやディレイなど、何らかのエフェクト処理がなされているのだ


ユーザーが弾いた時に気持ち良い音になっているのだ

エフェクトが無いプリセットを自分で作る必要があるのだ



最初の8種類に各アンプの素の音を登録したのだ

この段階で真空管の感じやイコライジングを決定しているのだ


外に持ち出した際などにはアンプで微調整するだけなのだ


残りの8種類にはすべてリバーブをかけているのだ

アンプに似合うリバーブを吟味したのだ


さらに残りの8種類のプリセットにはエグい音や
ブライアンメイごっこ?ができるようなディレイなどをセットしているのだ


仮に読者の皆さんが同じアンプを購入した場合の参考にしていただきたい

ブログ記事から気になる製品を真似ている方も多いような気がしているのだ

弦やピックなどもかなり参考になるのではないだろうか?


今回はこの2枚を使ったのだ



右側の極薄ピックは今回のレコーディングで役目を終了したのだ

割れが確認できるだろうか?

厚さ0.3㎜に鉄弦は辛いのだ


その独特の弾き心地は面白いが・・

エレキ用としては向かないと思う


あくまでもストロークが苦手な初心者向け、あるいはナイロン弦用と割り切るべきピックなのだ



今回の音源の簡単な解説なのだ

録音はギターのみ

エフェクターは未使用

リバーブ類は後がけ


ブルース的なリフから始まるのだ

この手のリフにはシングルとフェンダーアンプが良く似合うと思う


レスポールならばもっと違った弾き方があるのだ

これがフェンダー流なのだ


次の曲は歪みによる和音の分離感なのだ

クランチでのカッティングなのだ


3曲目はピックアップの切り替えによる音変化なのだ

シングルのハーフトーンが良く再現されていると思う

まさにフェンダー系アンプの醍醐味なのだ


4曲目は先にご説明した『マイキング』を音で表現してみたのだ

マイクポジションでもこれだけ音の雰囲気が変わるという例なのだ







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