テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ギター的雑記を書いてみた・・(ネックの調整)

2013年06月15日 | 日記
最近は水不足が心配されているが・・・

関東地区は連日の雨続きだったのだ


ギターと言う楽器はそのほとんどが木材で構成されているが故に温度や湿度に敏感なのだ

楽器店のお兄さんに聞いた話だが・・・


同じく木材で作られているピアノも湿度にはシビアらしい

自宅にピアノを設置してもらう時にもちょっとしたお約束があるようだ

家主がピアノを設置場所を指定した場合、業者は専門の湿度計で湿度を計測するようだ

直射日光が当たらない、湿度が低い場所がベストの設置場所なのだ


その点ではギターは簡単だと思う

簡単に置き場所を変更できるのだ


しかしながら、基本的には書斎や自分の部屋など簡単に手が届く場所に置くことが多いと思う

素人に出来ることは少ないが除湿剤を置いたり、定期的に部屋を換気することを心がけるべきだと思う


常にカーテンを閉め、うす暗い部屋でモゾモゾしている人も多いと思うが・・

人間にとってもギターにとってもあまり良い環境とはいえないのだ


木製の楽器にとって最適な湿度はどのくらいか?

これにも様々な考え方があるようだ

一般的には湿度30~80%くらいが最適だといわれている



これは以前に紹介した私の愛用の湿度計なのだ




エアコンで除湿すれば数値も変わると思うが・・・

真夏に備えてエアコンを控えているのだ


書き加えておきたいが・・

エアコンの風もギターにとっては過酷な条件といわれている


ギターの管理もなかなか奥が深いものがあるのだ

入門用のギターが部屋の片隅に転がっているような人には無縁の話だと思う


それなりに高価なギターを所有している人にとっては悩みのタネの一つなのだ


連日の雨続きで湿度が90%近くまで上がる日も多々あったのだ

体感的にも蒸すように感じられる


やはりネックが反っているのだ

私の場合には特にネックの反りを計測することは少ない


ギターを抱えた瞬間に弾き難さを感じてしまうのだ

長年培われたセンサーのようなものなのだ


弾き難さを感じた後に改めてネックの反りを確認するという流れなのだ



面白い事にすべてのギターは一応に逆反り状態になっていたのだ


逆反りといっても僅かな反りだった



12フレット辺りの弦高が下がるのだ


ちなみに順反りと逆反りについては読者の方は理解していると思う

さらにネックの反りと弦高の関係についても頭を整理しておいていただきたい


トラスロッドの調整はこれらの関係性をすべて理解してから触れるものだと思う

トラスロッド(の調整)に恐怖心を抱いている初心者も多いようだ


自分のネックの特性(ロッドの効き)とネックの反りの関係を理解すれば非常に簡単なのだ

むしろ、他人のギターを調整している楽器店の店員さんよりも自分のギターに関しては上手に調整できると思う




特に難しいことは何もないように感じる


しかしながら常に念頭に置くべきことが一つだけある

それは『正しい状態』を把握することなのだ


トレモロ付きのギターならばバネの調整も先に済ませておくべきなのだ



最近のアリアのバネの張り方なのだ

斜めかけで少々テンションを増しているのだ


12フレット辺りの弦高にも賛否両論あるが・・

あまり低くすることはお薦めできない


”クリーンもクランチもそれなりにキレイに響かせたい・・”

という場合には高めの弦高がお薦めなのだ


”弦が振動して音が出る・・・”

という事を理解すれば弾き易さをスポイルしても弦高を最優先させる意味が理解できるのだ


まぁ、弾き難いギターではどうしようもないので・・

やはり、それなりにバランスだと思うのだ


ギターのネックが湿度に反応することはそれほど悪いことではないのだ

むしろ、その後、適正に調整できるか?

という事が最大のポイントになると思う


ちなみに新品のギターはネックが暴れまわるのはお約束なのだ

初心者の人は驚いてしまうことも多いようだ


自分の部屋の環境にギターが馴染むまでの辛抱だと思う

1年も過ぎれば、それなりに安定傾向に移行するものなのだ


5年以上経過しているのに大きく動くネックはネックの強度を疑うべきだと思う

格安のギターに多い傾向なのだ


コスト面を考えれば仕方がない話だと思う

適宜調整しながら使い続けるか・・

思い切ってステップアップするべきだと思う


メンテの訓練の為に一本くらい所有しておくのも一考だと思う


良い演奏、良い音は適正な調整から生まれるのだ


当たり前の話だが・・


ピックアップの交換や弦の種類を変えるよりも先にすべき作業が山ほどあるのだ

それなりにキャリアを積んでいる人でもメンテが苦手という人は多いようだ



苦手というよりは・・

いまだギターの適正なコンディションを理解していないらしい(楽器店の店員さん談)


ギターは深いのだ

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