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テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ストラトとジミヘンの密接な関係・・

2015年03月08日 | 日記
最近の私の『研究対象』はジミヘンなのだ




”行きつく先はジミヘン・・・”

これはギター弾きのお約束の流れなのだ


今さらだが・・

改めてジミヘンの偉大さや奇才ぶりを感じているのだ

過去に聴いた一流ギタリストの楽曲の多くがジミヘンに影響を受けている事を知ったのだ


ジミヘンって何が凄いんですか?

僕に分かるように説明できる人いますか?


こんな少年に説明は不要なのだ



一つ気付いた事がある

ジミヘンの上手さを理解できる人とそうでない人がいる事なのだ


読者の皆さんはどちら派だろうか?


ジミヘンの演奏に超絶な速弾きなど登場しない

スケール的にはマイナーペンタを軸としたシンプルなフレーズが多い

ある意味では決まった音階しか使わないと言っても過言ではない


タイム感や間合いなど学ぶべき点は多いと思う

何より50年前にこのような演奏をしていた事に驚愕しているのだ


機会があれば有名曲以外の曲を聴いてみていただきたい



わずか27歳という若さでこの世を去ったのだ

その間に4枚のアルバム(スタジオテイク)を残しているのだ

とりあえず、すべてのアルバムを聴いてみたのだ


想像を越える素晴らしさなのだ

古い音源なので良い音を期待してはダメなのだ


現代では定番となったストラトも60年代には不人気なギターだったようだ

フェンダーも生産を終了する事を予定していたのだ


時代的にはクラプトンの影響を受けてレスポール人気だったのだ

レスポールとマーシャルというのがロックの定番になっていた時代なのだ


突然のジミヘンの『出現』がロックのすべてを変えたのだ

ジミヘンがストラトを使った理由は賛否両論あるのだ


すでに本人が他界しているので真相は闇の中なのだ

ジミヘンは左利きなのだ


当時はレフト用のギターが無かったのだ

左利きの人は特注するか諦めるかの二者選択だったのだ


ジミヘンは右利き用のギターを逆さまにして使っているのだ

ストラトというイメージが定着しているがそれ以前はギブソンを愛用していたのだ


ジミヘンがレスカスなどを弾いている貴重な画像も残されている

逆さまにしたレスポールではハイポジが弾き難い

ストラトならばそれが解消される


それならば左右対称のSGもありだといえる

ここで『トレモロアーム』の重要性が顔を覗かせるのだ



60年前の一号機発売時点から現在まで仕様が変わっていない

良く考えられたシステムだと思う


ストラトに影響を受けた後発のアームユニットもあるが・・

現在も現役として活躍している優秀なユニットなのだ


ジミヘンは音作りも奇抜だったようだが・・

アームの使い方も斬新だったようだ


開発者であるレオ・フェンダー氏を激怒させた話は有名なのだ

軽くコードを揺らす程度の使い方を想定して設計されているのだ


ジミヘンのアームプレイは今聴いてもかなりトリッキーに聴こえるのだ

フィードバックを絡めたアームプレイなど現代では古典になりつつあるが・・

それを開発したのはジミヘンなのだ


『前人未到』である事が重要なのだ

他人の真似は誰にでも出来る


youtubeなどで自慢げにコピーを披露している動画を観るにつけ虚しさを感じてしまう


「これが素人とプロの違いなんだなぁ・・」


オリジナルを捻りだす事は簡単なようで難しい

「オリジナルのアドリブ弾いてみて・・」

という要望に皆さんは応えることが出来るだろうか?


引き出しや経験が問われるのだ


先にも述べたがジミヘンのフレーズや音を語る上で『左利き』がポイントになる

ヘッドも逆さまになる

ナットからペグポストも1弦と6弦が逆になる


これはかなり音に影響を及ぼすと想像できる

アームに関しては抵抗が大きな巻き弦の弦長が長い事はデメリットだといえる


当時、ジミヘンはライブでも頻繁にチューニングを調整していたらしい




ストラトの課題がチューニングの安定なのだ

アームユニットを売りにしている半面、これが多くのユーザーを悩ませるのだ


一号機から大きな仕様変更はないものの、マイナーチェンジを繰り返しているのだ



ブリッジポストも現代では2点支持が主流になっている


この流れを作ったのはジェフベックなのだ

ジェフベックのストラトの大きな特徴は三つある


ローラー式ナット、ロック式ペグ、二点支持のブリッジ

さらにノイズレスのピックアップ、独特のアーム棒なども挙げられる



ジェフベックのコピーモデルなのだ


3大ギタリストの中でもジェフベックが最もジミヘンの影響を受けているのだ

ジミヘンはアームダウンを多用していた


ジェフベックはさらにアームアップを加える事で表現力を増したのだ

近年、もっともストラトを弾きこなしているギタリストとして認識されている


ジミヘンに多大な影響を受けながらも独自に進化(深化)しているのが凄い

ジェフベックのファンは世界にも多いが・・・


あの感じを完コピできているギター弾きは皆無だと思う

音譜を追っている人は掃いて捨てるほどいるが・・・


あのアームプレイはかなり難易度が高い


お時間がある方は昨年末にご紹介した音源を再び聴いてみていただきたい



当時、ストラトのアームユニットに影響を受けた他のメーカーが搭載していたユニットなのだ



画像からもお分かりいただけるようにかなり音程が狂い易い

さらにユニット本体が大掛かりになってしまうのだ


レスポールにアームユニットを取り付ける場合にはこのタイプしかない

フロイドなどを無理やりに移植したギターを見かけるが基本的に無理がある

ネックの仕込み角度がストラト的なアームユニットと適合しないのだ


取り付けるならば、根本の設計を見直す必要があると思う

もはやレスポールではないギターになってしまうのだ




個人的にはレスポールはノンアームが良いと思う


チューニングの狂いを嫌いストラトのブリッジをレスポールのようにベタにしている人も多い

個人的には微妙だと思う


音の伸びが良くなるのは事実だが・・・

同時にストラトらしさもスポイルされてしまうのだ


ストラトはブリッジを『フローティング』させる事を前提に設計されているのだ

裏側のスプリングの共振を嫌う人もいるようだが・・あれもストラトらしさの一つなのだ





可能ならば状況で弾き分けたいところなのだ




巷ではレスポール派、ストラト派という感じで対立している風潮が見られる

互いを認める事を知らない



個人的にはどちらも捨て難い

まぁ、八方美人と言われても仕方がないが・・・



”ジミヘンがストラトを使っていなかったら・・?”


ギター関連の書籍で良く見かけるフレーズなのだ



私も色々と思考を総動員して想像してみたの


すでにクラプトンやジェフベックはプロギタリストだった

ジミヘンの登場以前には二人はレスポールを愛用していたのだ

厳密にはジェフベックはクラプトンに影響されて使い始めたという流れがある


後にクラプトンは伝説のレスポール『ビーノレスポール』の盗難に遭ってしまう

代わりになるレスポールを何本か使ってみるものの気に入らない

結局、レスポールを使う事を断念してしまう


それでも相変わらずのギブソン派なのだ

そんな流れから箱モノやSGをメイン機として使うのだ

SGを使って生まれた名演がアルバートホールの『クロスロード』なのだ


つまりはクラプトン、ベックの良友が同時期にレスポールを使っていた時期は短いのだ

ジミーペイジもクラプトンに影響を受けレスポールに持ち替えたが初志貫徹なのだ


ジミヘンの出現でクラプトンもベックもかなりの衝撃を受けたと話している

ストラトを弾きたくてウズウズしていたが・・ジミヘンと比較されるのを嫌って躊躇していたのだ

天才ギタリストである二人が尻込みするほどにジミヘンはギタリストとして優れていたのだ


ストラトマスターとして取り上げられる事が多いが・・・

作曲の才能も相当なものだと思う


実はジミヘンよりも前にスティービー・レイ・ヴォーンなどを愛聴していたのだ

改めてジミヘンに触れてみて分かったのだが・・・

レイヴォーンはフレーズでも作曲でもかなり影響を受けていると感じられたのだ


ジャンル違いのスティーブヴァイも実は相当なジミヘンマニアなのだ

ライブでも名曲リトルウイングを演奏する事も多い


その他にもブルースを基調とした楽曲ではかなり影響を受けている

ヴァイにハマっている頃にすべてのアルバムを入手して聴きまくっていたのだ

「あの曲の原曲ってジミヘンだったのか・・」

という曲が意外にも多い


おそらく普通の素人ギター弾きはスルーしてしまうと思う

作曲なども嗜む私ならではの感性なのだ


ジミヘンフリークとして忘れてはならないのがリッチーブラックモアなのだ



私の世代のギターヒーローなのだ


リッチーのギターを聴いてフォークからロックに転向した流れがあるのだ

ライブでのパフォーマンスや衣装などもジミヘンに傾倒している


クラシックの影響を受けている印象を持たれるリッチーだが・・

実はジミヘンと源流は一緒なのだ


多くのソロはマイナーペンタが基本になっているのだ

実はリッチーもデビュー時はギブソンの箱モノを使っていたのだ

ジミヘンの影響でストラトに持ち替えた1人なのだ


ストラト+マーシャルはジミと一緒なのだ

違いは音作りなのだ


ジミヘンの使用していたアンプは歪まないマーシャルなのだ

現代のマーシャルとフェンダーアンプを足して2で割ったようなマーシャルなのだ

『プレキシ』という言葉を耳にした事があるだろうか?


一方のリッチーのマーシャルは特注品なのだ

マーシャルの創始者ジムマーシャル直々にオーダーしたアンプなのだ


爆音と歪みが特徴のアンプなのだ

リッチーのオーダーを受ける前のマーシャルはもっと上品なアンプだった


リッチー人気でマーシャル人気にも火が付いた

マーシャルの設計を根底から見直したという流れがある


ディープパープルにはキャッチコピーがあるのだ


”世界一音が大きなロックバンド・・・”

なのだ

あまりの音の大きさにエンジニアと衝突した事も多々あるようだ


エンジニアは収まりが良い音を好む

一方のプレーヤーは感情のままに音を出したいと願うのだ


ジミヘンは多方面に甚大な影響を与えているのだ




今回はちょっとした音源を付けてみた

ジミヘンお約束のファズの音をイメージしてみた



ファズの音は独特なのだ


好き嫌いが分かれるところだが・・・

個人的にはあのモコモコとした音が心地よいのだ



最近はファズばかり弄っているのだ



先日、ご紹介したアームキャップも良い感じなのだ



ドライヤーで温めながらさらに奥まで押し込んでみたのだ




ファズ、ストラト、アーム・・ジミヘンを語るキーワードなのだ







お陰さまで昨日は『ブログ村』で3位を獲得することができたのだ

目指すは1位なのだ

常連読者の皆さんのお力をお借りしたい!

1位を獲得できれば作曲のモチベーションもアップすると思う




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