テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ジミヘンの凄さを無理に理解する必要はないよ~

2016年07月31日 | 日記
世の中には必ず『アンチ』がいるのだ

どのジャンルにも何処にでもいる

多勢が認めるものをあえて否定する事で『特別感』を実感したいのだ

これは心理学的に広く知られる理論なのだ

読者の周囲にもそんな人がいないだろうか?


私のブログにも『ジミヘン』経由で訪問される方が多い



実際、ジミヘンで検索すると私のブログがトップにヒットする

ジミヘンとクラプトンの出会いを書き綴ったブログなのだ


ブログというよりはミニ小説はのだ

過去のブログの中でも傑作だと思う

当時のクラプトンの挫折と苦悩が良く表現できたと自負している

まぁ、クラプトンに私が直接インタビューしたわけではないが・・

色々な書籍を要約した内容になっている


ストーリーがないギター弾きは面白くない

素人でも一緒なのだ


それっぽく弾いているが・・
ハートが感じられない演奏が多い

テクニック至上主義では多くのリスナーを感動させられない


ジミヘンが好き過ぎて、時に仮装するのだ




先日も質問コーナーでジミヘン絡みの投稿を目にした

「ジミヘンの何が凄いんですか?」

「ロックの元祖だから凄いの?」


少しだけ分かっているようなのだ

以前にもお話したが・・


多かれ少なかれジミヘンに影響を受けていないギタリストはいない

ジミヘンの渡英をロックの『紀元』とする説が有力なのだ


実際、ジミヘンの前にはブルースしかなった

ロックというジャンルが存在しなかったのだ


個人的はジミヘンはブルースの延長線上にあると考えている

その作曲も循環コードを軸にしたブルース的な作品が多い


それまでのギターは歪みはNGとされていた

アンプの状況や音量によって音が歪むという事はあったと思う


しかしながら、積極的にギターの音を歪ませるという発想がなかったのだ


時に繊細なクリーンを聴かせるジミだが・・

一般的にはファズをゴリゴリに聴かせた『あの音』が代名詞になっていると思う


個人的にはアコギのジミも好きなのだ




残されたテイクは少ないが・・

後世に残すべき貴重な音源だと思う

アコギの音源をもっと聴きたかった・・


ロック好きの中にはドラムやベースがいない音源を認めない人がいる

まぁ、それも理解できるが・・・

アコギの良さがもっと浸透すれば良いと思う




エレキの場合・・

「うりやぁ~」と大音量で歪ませれば、誰が弾いてもそれっぽく聴こえる

アコギの場合、聴く者を納得させる演奏をするのはかなり難しい

歌える人はまだよい


むしろ、歌が得意なエレキ弾きは早々にアコギを導入すべきなのだ

手本になるギタリストが山ほどいる

テクニックよりも雰囲気を学んでいただきたい


少々脱線したが・・


ジミヘンの上手さや凄さを無理に理解する必要はない

また、理解できない人に一生懸命に説明している人も物が悲しいものがある

意味がない事の一つだと考えられる


音楽は趣向性が強い

好き嫌いは自分で決めるのだ


ジミヘンの上手さは実際にギターを弾ける人にしか理解できない

楽譜で見る限り、それほど難しい演奏には思えないが・・


実際に弾き、それを録音してみるとあんな音にはならない

音の隙間を埋められないのだ


過去に私もコピーに挑戦した

多くの読者の方に音源をお聴きいただいたと思う


まぁ、私の場合にはドラムも打ち込み、ベースも自分で弾いてしまうが・・

ここまでストイックにコピーする人は1%にも満たない

もっと少ないかも?


動画として保存しているので検索や過去のブログで音源を探していただきたい

点数を付けるならば70点くらいの出来だと思う

何かが足りないのだ


迫力なのか?

色気なのか?


私は妥協しない


『素人だから、こんなもんでしょ?』

という人が多い


技術向上の妨げになっている

言い訳は厳禁なのだ


上手い人は素人でも上手い

下手な人はどんな理屈を加味しても下手なのだ


自分自身がそれを一番知っている

ネットなどに音源を挙げている場合、リスナーの評価は概ね正しい

そして厳しい・・


ジミヘン風に弾く場合、コツがある

バッキングならば『ジミヘンコード』を要所に織り込むのだ


これだけでも雰囲気が出る

検索してみていただきたい


弦の弾き分けも必須テクなのだ

これは覚えておいた方がよい


一流のギタリストが日常的に行っているテクなのだ

無意識のうちにそんな感じになっている


完璧なミュートがポイントになる

ミュートが上手くなればグルーブ感が生まれる


ギターは開放とミュートの繰り返しなのだ

これがメリハリに繋がるのだ


ソロの場合にも基本ペンタだがジミの指癖的なフレーズが多々ある

このリックを覚えてしまうと早い


ジミが弾けるようになれば、レイヴォーンやジョンメイヤーなどの曲も弾けるようになる

基本的にブルースなのだ


エディも言っていた

「ギターが上手くなりたければブルースを覚えるんだよ」

「ギターソロは我慢だね・・ すぐに弾けるようになるさ」


すぐに弾けるか?は微妙だが・・・

バッキングが大事だと言っているのだと理解できる


ギターの多くはバッキングなのだ


楽器店などの試奏でも単音ソロの速弾きを披露するよりも

洒落たバッキングを弾いた方がカッコいい

「あの人、超上手くね?」

そんな声が聞こえてくるはずなのだ


何年ギターを弾いていても2音のパワーコードしか弾けない人がいる

レスポール系に多い


読者の多くがレスポールに憧れ、レスポールを目指す気持ちは理解できるが・・

上達を望むのであれば、絶対にストラト系シングルなのだ


アームが不要だというならば、テレキャスでも良いと思う

ピックアップはシングルなのだ


シングルはテクないと本当にショボい音になる

歪ませても線が細い

クリーンならば尚更ダメな音になる


何度も言っているが・・

ストラトがそこそこ鳴らせるようになったならば、レスポールも倍くらい上手くなっている

改めて、レスポールのパワー感と繊細さを知る事になる



今回の音源はファズとストラト、マーシャルがポイントなのだ

それだけで良い


小細工など必要ない


『ファズとストラト』


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