たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

腫瘍マーカー検査

2012年10月04日 | 日記

がん定期検診に腫瘍マーカーという検査があります。
腫瘍マーカーとはがん細胞は正常細胞が出さない特殊な蛋白質やホルモン、酵素などを作る。そこで血液中の特殊物質を調べ、がんの有無を診断しようとするのが腫瘍マーカーです。すでに200種類以上が見つかり、そのうち50種が臨床応用されているものの、特定のがんとマーカーが必ずしも対応しないこと、早期がんでは量が少なく、正常の区別がつきにくいことから、X線CT検査や超音波検査などほかの検査との併用で、総合的に利用する段階にとどまっています。
ある大手検査会社のデータでは、マーカー検査26項目中、CA19-9、CEAの2項目が抜きん出ており、全体に対する割合はCA19-9が17.3%、CEAが16.1%、ついでAFPが9.0%などとつづきます。
CA19-9は大腸がん由来の消化器がん患者で高くなる。特にすい臓がんでは8割が上昇、急性膵炎、胆道がん、大腸がん、胃がんなどでも上昇します。
CEAはすい臓がん、胆道がん、大腸がん、肺がんなど、特に肝臓転移が起こると急激に上昇します。
(以上引用:このがん・この病院 朝日新聞科学部編 がん病理診断の項 がん研 加藤洋 先生 )

この大事な血液検査が、総合病院から地域連携という住み分けで、開業医に依頼されたのに患者に伝わらず、開業医は私に昨年12月そう伝え、一度検査をやったのに忘れてしまって、3ヶ月おきの2回分をやらず、先週カメラの予約に行った際叱られました。
その際、血液を採取していただきました。静脈が腕に浮き出ない体質なので注射針を刺すところを苦労掛けます。
腕のひじの内側を「ぼんの窪」といいますが、ここが一番血の流れも太く、痛くなく、スッと取れるのですが、ここがなかなか刺すのが難しいようです。自分からここら辺を刺してみてくださいといつもお願いします。今回はうまく一発で刺せました。看護婦さんを誉めてやります。

その結果が、昨日の胃カメラの診断と同時に告げられました。血液検査の結果は異常なしでした。赤血球数とヘモグロビン量がやや少ないと出ましたが、問題外の基準だそうです。

問題の腫瘍マーカーは CA19-9が基準値5.0以下 ng/mlが 2.7
               CEAが基準値37以下 U/mlが7
と正常ということでした。がんを患うと5年間経過観察されます。私の親しい友人は胃がんを切除し5年ほどになりますが、4年目の昨年、腫瘍マーカーが上昇し再発の危惧を告げられ、胃がん再発の標準的治療の抗がん剤、TS-1とシスプラチンの併用療法を受けていると告げました。
彼は手術前少し下血を見ながら、70才の誕生日の保健医療が1割になるのを待ったとも言っていました。彼は私のように詳しく調べたり、ネットをやったりしないので、適当にぼかしてやりとりしています。
このようにがんは早期発見、早期治療(早発、早治)と、腫瘍マーカーの検査は重要なのです。


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