たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

胃カメラ検査

2012年10月03日 | 日記

昨日の朝は予約どおり9時前に胃カメラ検査に行きました。待合室の先客は二人の老婦人。程なく呼び込みがあり、ナースさんが検査室へ案内されました。昨年と、一昨年の2回ここで検査を受けています。

先週診察予約のときDrから口径カメラでよろしいですかと、確認されましたが最近は鼻から管を入れる検査方法もあるのです。もちろん標準的な口から管を入れる検査で結構ですと答えてあります。

先ず、検査台に上がります。日本製医療機器はすごいですね。どの検査台も全自動で自由自在です。カメラはもちろんオリンパス製です。この会社の内視鏡検査機械は素晴らしいのに、粉飾決済などで味噌をつけて、ソニーと資本提携が決まりました。

ナースさんは中年女性、大変優しく物腰は柔らかく適切な指示です。「今まで何回受けましたか」と聞かれ、今度で5、6回目だといいました。「合併症など異常は無かったか」確認されて、はじめに食道や胃の泡を消す薬をコップ一杯飲みました。胃の全面に行き渡るよう、台の上で体を左右に2回ずつ反転させました。

次に食道の麻酔のため、ドロっとした麻酔薬の液をコップ一杯飲んで、「飲み込まず口の中に留めて5分間我慢してください」と言われ、時間を計測されました。5分経過が告げられ飲み込み、今度はスプレー噴射の麻酔を3回ほど喉へかけられました。
次にマウスピースを口に咥えます。口や喉に汚物が詰まったときは、横になった口元の容器に、ビニ袋を入れてあるので、そこへ吐くよう指示されました。

用意が整ってDrが入室され検査開始です。この先生は若いですが、5、6年前にここで開業され、その前は東京で修行、国立がんセンターで内視鏡医レジデントを3年勤められた権威です。
レジデントは一般的に研修医のことですが、専門領域の研修を行う後期臨床研修医レジデントをがんセンターで修められたようです。廊下に修了証書が額入りで掲示されています。
管は気管支で痞え(つかえ)ました。そこで「少し反転させるよ」と声を掛け、「ぐっと唾を飲み込んで下さい、喉の力を抜いて楽にして下さい」と声を掛け、今度は楽に入りました。

この辺の技術が下手だと痛いですね。目の前に中型ディスプレーがあって一目瞭然です。食道から胃に入る手前でしょうか、「白濁した隆起が食道全周に付着しており、ボタン雪が点々と付着している」ように写ります。喉、食道、胃の粘膜もきれいなツルツルです、腸もそうですがいつも見惚れます。十二指腸は襞々(ひだ)の隆起です。ここで終わりです。
Drは「胃はきれいです、もう一回見ますよ」と、管を抜きながら丁寧に観察されました。
終わったのは入室から15~20分でした。そこで診察室へ呼び込み診察です。

お陰さまで異常なしと診断されました。今回は診断結果をイラストの紙に書いて渡してくださり、食道下部の白濁した隆起は「カンジダ症」と書き込まれました。カビです。女性性器などにも常在するカビでこれは無害で何の心配もありませんと言われました。白濁隆起は洗浄しても脱落しません。食道カンジダ症と診断されました。胃にも少し慢性胃炎が認められるが、心配ないといわれ、この二つは過去の検査でも同じでほっとしました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿