国宝犬山城 (昔は子孫成瀬氏の個人蔵の城、本物、焼けて再建した城と違う)
当地は年末の25、26日に庭に少し雪があっただけ、寒気は厳しい。ブログに振り回され図書館もご無沙汰でしたが、過日借りてきた本は、原発の危険性・反原発で一貫していて時の人になった、京大原子炉実験所助教授小出裕章氏の2冊、この本はネット検索すると何時も貸出し中だった。貸出し中はネットでも予約でき返本されると電話がくる。わが市のシステムとなっている。
・「隠される原子力、核の真実」2010.12.12発行 創史社
小出氏は1970年10月女川町で開かれた原発反対集会に参加して以降、仙台に、東京に、名古屋に、大阪になぜ原発を作らないのかが原点となり、反原発の立ち位置をはっきりさせてきた人。この本が出版されて3ヵ月後に予言が現実になる。
原発に頼らなくても電力は確保できると解説されている。石油よりウラン鉱石が一番早く枯渇するとある。
・「原発のウソ」2011.6.1発行 扶桑新書
事故後の出版、前著の内容と一部重複があるが、読みやすい講演調の記述だ。事故後のことも追記し難しいことを優しく説いて読み易い。図表も多くこの2冊は原発の欺瞞性、危険性と怖さがよく理解できる好著。本が売れても嬉しくないと、みんもんたの番組で言ったとか。
想定外とか、直ちに影響はない、などと無責任なことを言われて、住むところを追われた貧しい無垢の民の哀れを思う。10Km圏内なんてこれからも人は住めるかどうか。小出先生は福島原発の一定の区域を原発死の灰の置き場にと提案している。
2002年の夏東北旅行した。十和田湖から奥入瀬を下り、恐山へ行く途中で回り道し、むつ小川原六ヶ所村の使用済み核燃料の再処理工場を道路から見たことがある。
このこともちょっと書いて昨年の新聞投書に載った。あれから10年この工場も難航し全く目途は立っていない。既に原発100年分の死の灰を貯め込み3000トンも。金食い虫の高速増殖炉「もんじゅ」なんてまともに完成なんてできないと断言している。
仏教講座の講師も知恵の仏文殊菩薩の名「もんじゅ」を高速増殖炉の名に使うなという運動に署名したといっておられた。
何方のご寄付か図書館から貰ってきたReユースブック棚からは、
・井上靖「しろばんば」文庫本、
・浅田次郎「鉄道員」(ぽっぽや)初版本、この2冊は前に読んだような気がする
司書のお姉さんには「読んだらまた棚に返して置くね」、「そうして下さると助かります」、「ここのブログ講習に振り回されてるな、えらいものにはまった」、相手は笑っていた・・。
古本は紙焼けと活字が小さいのが困る。今日は大学病院で定期検診の予約。ロビーの待合で読む。
これが人間の性でしょうか?
事故が起きてからでは、何とでもいえるが、現状は起きた事故に対して、どう対応するかではないでしょいうか?