わが家は突き当たりの山あいの宅地造成地にある
とにかく暑い。朝から勿論クーラーのスイッチを入れる。ブログを寄稿してアップするためだ。約1時間ほどかかる。何を書くか勿論決まっていない。ケイタイはもっていない。パソコンしかない。
さて今朝の見出し写真は数日前、恒例の朝のモーニング喫茶へ行って、暑く熱のこもった家へは帰りたくなく、近くの岐阜カントリークラブという名門ゴルフ場の入り口にある、不動の滝という小さな滝へ行って、そこのお不動様にお参りに行った。
似たような先客は2組の4,5人、一組は道路前の吹きさらしの拝殿に腰掛けて、缶コーヒーなどを手に涼んでおられた。
前を通って、坂を上り本殿に行こうとしたら「おはようございます」と丁寧に挨拶された。恐縮して答礼し、本殿で鈴を鳴らしお参りした。どこへ行っても「なまんだぶ」と称える。敢えて賽銭は上げなかった。
少し涼んで帰る途中車を安全な農道へ止め、夏の風景をショットした。暑さに豊かに稲が生長している。
20数年前の晩夏のことを思い出した。二男がAFSの交換留学に世話になってアメリカ留学したことがある。
わが家に一晩だけの二人の外国人のお客を迎えた。ひとりはアメリカのオレゴンからやってきた、Mr.キナーさんといった。
写真のこの道路を私が運転し、家内と二男が同乗し通りかかったら、お客は田んぼを指差して What is this? と聞いた。それくらいは分るので This is lice. と答えたら Oh!Lice filed. と感嘆の声を上げなさった。
キナーさんは私と同年輩の方で、オレゴンの片田舎の町で葬儀屋さんだった。この葬儀屋さんの娘さんが、二男が世話になったオレゴン州立ワトンカ高校の同級生で、時々誘ってもらって自宅へ遊びに行っていたらしい。
その縁で韓国へ御棺の買い付けビジネスに来たついでにわが家へ、韓国から来て翌日また韓国へと、忙しい訪問だったわけだ。
小牧空港へ迎えに行き、途中犬山城に登城して国宝のお城を案内した。天守閣から濃尾平野、尾張平野を眺望して頂いた。焼けていない当時のままの建築なので、急階段を登る時、背の高いこの外国人は大きな梁に頭をゴツンした。降りてみやげ物屋を覗き、ドルを日本円に両替できないか聞かれたが当然できなかった。
葬儀屋さんといっても、ホワイトハウスに似た広壮な邸宅と、散骨用のセスナ機を所有され、当然飛行機ライセンスを持ち操縦される。
車はリンカーン・コンチネンタル、車庫には趣味のクラシックカーが二台と豪華なものだ。飛行機から撮った写真や家族写真には、祖父母と妻と娘。娘は金髪の美人だ。記念に上げると私にこれらの写真をくださった。
もうひとりは、ちょうどロータリークラブ招待の交換留学で来ていた、ニューヨーク州公安委員長の高校生の娘さんだった。市内に短期ステイしていて、そこのホスト家庭の奥さんと二人も招待しスキヤキパーティをやった。
よく冷えたビールを出したら do you like beer? と聞かれたので very good. と答えた。
英単語・日本語チャンポンでの宴会は二男やニューヨークから来た高校生が適当に翻訳して、宴もそこそこに家内の運転で、お客様を長良川の川原から見る鵜飼い見物に案内した。
二人の外国人は喜んでくれて、高校生の娘さんにお別れに「再見:ザイチェン」と、酔った勢いで、さよならしたら、「それ何!」と、日本語が返ってきた。「チャイナ・ランゲージ、さよなら、ソー・アゲインです」と答えた。
Mr.キナーさんも元気だろうか。あれからもう20数年になる。多くの人がお星さまになった。
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