12月26日の雪 今冬は雪は2回ほど、寒気は厳しかった
昨日は母の誕生日、日課に近いモーニング喫茶へ行った足で、ホームセンターへ行き庭木と素振り程度に小さくなった芝生の寒肥の肥料などを買い、ついでにイオンショッピングモールへ足を延ばし理髪に行った。
この店は友人の葬儀の帰りに寄ったら日曜日なので、待ってるお客が店の外にまで溢れていたので、諦めて今日になった。
珍しくお客はひとり、すぐだった。散髪中に若いパパと小さな女の子のエンゼルが来た。外で待つようパパは言ったが、店のスタッフがいいですよと制し、エンゼルは一時もジッとしていない。
そのうちママが覗いて買い物に行こうと誘ったが、エンゼルは床屋の方を選んでパパの散髪を観察していた。
薄くなった爺の散髪は10分とかからない。この店は野田総理もご愛用というQB・HOUSという千円のチェーン店カットのみで、顔剃り洗髪はない床屋です。
チケットを買う、それも自販機、お釣りは出ない。総合案内所とイオンのスタッフが詰めるコーナーで両替してから行く。
終わって総合案内所で映画のスケジュール表を貰うと、見たいと思っていた「ALWAYS三丁目の夕日’64」は上映開始時間10分も過ぎていたが、三階までエスカレーターで上がり、さらに一番奥のワーナー・マイカル・シネマまで歩くには5分以上、店が広すぎる。
チケット売り場で始まっているか聞くと、劇場内係に無線端末で確認してくれ、走って行って下されば間に合うというので、本当の小走りで10スクリーンある1番スクリーンだったので間に合った。
足元は既に真っ暗、ランプを目印にそろりと階段を上がって、大体の目安で椅子に掛けた。
すぐ始まった。オープニングは1964年東京オリンピック開始80数日前の、どこかの下町、夕日町三丁目にテレビが運びこまれる場面から始まった。
この映画は前にも書いたが、NHKニュースウオッチ9で、野田総理出演の小道具に使われて知った。ダイハツミゼットか、懐かしい三輪車が映し出された。
貧しくとも何故皆あの頃は幸せだったのか、という問いかけだった。この映画は漫画を原作にしたシリーズで、一作目は2005年上映、数多くの賞を取ったらしい。二作目(続)も好調、今度は三作目(’64)と帰宅してネット検索でようやく理解した。
予備知識なしで見たが十分筋は追えたし、内容も理解できる作りで堪能できた。下町人情が織りなす40年前の日本の高度成長期の夜明けを映し出していい映画だった。涙も出る映画だった。
エンディングに劇中車提供ボランティアと出て100人近い名がズラッと出たのは、今こういう映画を作るのは大変なのだと分った。
下町のセット撮影も広角レンズで撮ったのか、とにかく街区がせまい。ほろっとさせる感動的映画だった。漫画は40年も続いていて今も連載中の人気漫画らしい。観客は8人。
終わって、ロビーに張り出してあった感想文アンケートのボードを見ると、併映中の「はやぶさ-遥かなる帰還-」は、小学生が書いたか、「ニュースでは分らないところが分ってよかった」と、一番短文で的確、気が利いた感想文が幼い字で大きく書いて貼ってあった。はがき大の大きさの専用の紙に観客が投書して投函するシステム。記入台の用紙切れだったので補充しておいてと受付に依頼した。投書したい気分にさせる映画だった。
この映画は観て満足する。まだ今週中くらいやっている。たまには映画に行こう。
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