たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

亡母49日忌法要

2012年05月28日 | 日記

亡母の49日忌の法要のため出入り3日間帰省しました。法事は遠くからお参りする者、勤めている者のため土曜日や休日になります。お寺さんの都合もあります。26日の土曜日は、幸い五月晴れの好天に恵まれました。

法事は午前10時から約1時間、お寺さんをお迎えに車を出します。浄土真宗大谷派・東本願寺なので「先請弥陀入堂場~♪」の高声の読経から始まります。

依拠の経典は仏説無量寿経(大経)、仏説観無量寿経(観経)、仏説阿弥陀経(小経)の3つなので、

今回は観経を読経され、後の説法で大経は中陰中は上げない、百ヶ日忌を過ぎてからと言われた。つづいて全員で導師につづいて正信偈(しょうしんげ:帰命無量寿如来・・~♪)の和讃です。この地は念仏仏教が深く浸透していて、正信偈は誰でも上げることができ、数十人の和讃は聞き応えがあります。

法要は約1時間で終わって全員バスでお斎会場の料理屋へ移動します。葬式、法事で大変なのはこの経費です。小さな葬式でも2百万円近く、年忌法要も30万円近くの出費となります。これが1周忌、3周忌と続くのですからたまりません。
そのため普通の親戚の参詣者でも、最低1万円のご仏前となります。そのほかに御供えで酒2升くらい・・。宗教的意義は否定しませんが、こういう負担に耐えられず49日忌も年回法要もお寺でお経を上げてもらい、親族、親戚は集まらない省略形が最近増えているそうです。お寺への御布施はどちらも変わりません。こういうつきあい出費が田舎では無視できない世相なのです。それもお参りし接待にあずかるのはいつも世帯主が主で、奥方はいつも蚊帳の外の行事です。


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