少年犯罪に関する本3冊を図書館へ返本に行ったついでに新刊書を借りてきました。
毎週のように図書館へ行き新刊書棚を見てもなかなか読みたいような本は見当たりません。それと運にも左右されます。今日はうまく当たった。
「石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する」 池上正樹/加藤順子 2014・3月刊 ポプラ社
4年と少し経ったが東北大地震で逃げ遅れ、全校児童108人のうち、76人が犠牲になった悲劇の検証。教員13人のうち10人が亡くなった。児童のうち欠席・早退・下校済み等が5人、保護者が引き取りに来た児童27人を除き全員犠牲になったと、巻頭にあります。教員で助かったのは所要で学校を離れていた校長と、校務担当職員の2人だった。
その検証をさらにフリージャーナリスト2人が再検証した本のようです。
大多数が助かった釜石の奇跡と対比して報道されました。
「LONNSOMロンサム隼人 獄中からの手紙」 郷 隼人 2014.2月刊 幻冬舎刊
朝日新聞を購読の方にはお馴染み、無期囚としてカリフォルニアで収監されて28年余り。朝日歌壇の常連として知られる歌人による魂の叫び。
人生の大半を米国の獄に繋がれた歌人が、刑務所内の生々しい生活、父母への思慕、故郷への憧憬を短歌を交えて綴る待望の書。と帯にあります。
鹿児島県の出身。若くして渡米。1985年殺人及び殺人未遂の2件の罪で有罪の宣告を受け収監。以後、ライファー(LIFER終身服役囚)として28年間、カリフォルニア州立刑務所で服役。現在ソルダット・プリズンに収監中。96年に、「囚人の一人飛び降り自殺せし夜に<Free as a Bird>ビートルズは唱う」が朝日歌壇に初入選、2004年に1冊目の本、歌文集「LONESOM隼人」を上梓した。と裏表紙にありました。
少年犯罪の本3冊のうち結局2冊はパラパラ読みでした。佐世保の事件もまた本になるでしょう。広汎性発達障害は早期発見、早期認知、早期療育しかないと書かれていました。
診断基準も書かれていましたが、どこ子にも当てはまるような基準で、精神鑑定はあいまいにならざるを得ない感じがしました。佐世保の高校生もSOSを沢山発していたのに、結局大人や周囲が助けることができなかった印象です。