クールジャパン★Cool Japan

今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

麻生外相、メキシコで「漫画外交」展開

2007年08月18日 | マンガ
 【メキシコ市=松永宏朗】メキシコ訪問中の麻生外相は17日夕(日本時間18日午前)、メキシコ市内の日墨学院を視察し、日本史や世界史などの漫画セットを寄贈した。

 漫画好きで知られる麻生外相は「最近の日本文化を代表する漫画を皆さんに贈りたい」と述べた。生徒からは、外相の好きな漫画のキャラクターやメキシコで人気の日本漫画に関する質問が相次いだ。

 麻生外相は、これに先立ち、同国外務省で会談したエスピノサ外相からもメキシコで人気の日本の漫画「聖闘士星矢」のスペイン語版を贈られるなど活発な“漫画外交”を展開した。(読売新聞 - 08月18日 13:01)

◆さすが麻生外相ですね。

ただDaily Sports 紙によると「麻生外相、漫画談議でたじたじ」という見出しで、「麻生氏は大の漫画ファンとして知られるが、在校生からメキシコで人気が高いという漫画「るろうに剣心」について質問され、たじたじとなる場面もあったという。」

ところで麻生太郎氏には『とてつもない日本』(新潮新書2007年6月発行)という本があります。麻生外相のマンガ好きは有名ですが、この本の中にも、「若者のソフトパワー」という一節があり、日本のポップカルチャーの世界への広がりについて触れています。

少しだけ紹介しましょう。アジアで日本語を学ぶ子供の人数は、1990年に比べ2003年は、倍以上に増えて230万人だということですが、その理由を麻生氏はこう述べています。

ひとつは、テレビから流れてくるアニメの主題歌が日本語だということ。次はテレビゲームで、他の人より早く攻略するのに、日本語の攻略本を買って、必死に日本語で読もうとするかだだそうです。日本のポップカルチャーが自然に、子供たちの間の日本語熱を高めているのだということです。

私も、youtubeでJpopの下につけられた世界中の人々のコメントを読むと、歌詞の意味を知りたいために、日本語を習いたい、日本を習っている、などの書き込みがとても多いのに気づきます。

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『日本のポップパワー』より(1)

2007年08月18日 | 世界に広がるマンガ・アニメ
日本のポップカルチャーの世界への影響力を扱った本が、最近かなり出版されるようになりました。

ここでまず取り上げたいのは、中村知哉、小野打恵編著『日本のポップパワー』(日本経済新聞社2006年)です。スタンフォード日本研究センター所長の中村知哉氏らが、「日本ポップカルチャー委員会」なる産学官コミュニティで4年にわたる議論をつみあげ、その成果に基づいて分担執筆したのがこの本である。日本のポップカルチャーの現状と影響力を非常に広い視野からとらえた貴重な本だと思う。今までジャーナリスティックにとりあげられたことはあても、この分野の本格的な研究は、はじまったばかりのようだ。まずは、現状をできるかぎり正確にとらえて、その意味を考える。そういう作業がようやくはじまったのである。

次回から、この本からいくつかのポイントを紹介しながら、私の感想などを付け加えていく。


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