BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

WBA・WBC世界Sフライ級タイトルマッチ

2010-01-22 22:51:40 | Boxing
王者 ビック・ダルチニャン VS 挑戦者 トマス・ロハス

考察 ~ダルチニャン~

フィニッシュは鮮やかだったが、
たまたま当たったという感が無いでもない。
左に無類の威力を秘め、空振りだけで相手を後退させるのはお見それしました
と言うしかないが、これでドネアとのリマッチに向かえるのかね?
卓越したカウンターパンチャーにはまたキャンバスを舐めさせられると思うが。
それでも踏み込みの速さ、力強さは出色で、
脇を締め、肘をたたんで待ち構える相手の懐に一息で飛び込むのだから
過去の2敗は運が悪かったぐらいしにか感じていないのだろう。
結果オーライのKOでも堪能できてしまうのが面白いところ。
ムニョス戦の精神力の弱さを克服しているのなら、
名城とのマッチアップは実に興味深いものとなろう。


考察 ~ロハス~

左アッパーを有効に使うプランは温めていたが、
相手の踏み込みの迫力に押されっぱなしだった。
打ち下ろしの左も相手の強振につられて、
自らもバランスを崩すほどに打ち込んだ。
相手はリズムを作らないボクシングで波に乗り、
自らはリズムを崩されて崩れ落ちた。
長身サウスポーは魅力的だが、トップレベルには遠かった。

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