王者 西岡利晃 VS 挑戦者 バルウェグ・バンゴヤン
西岡 5ラウンドTKO勝利
考察 ~西岡~
退く相手にジワリジワリとプレッシャーをかけながら
モンスターレフトを見舞う様は貫録の一言に尽きるが、
ラフに出てくる相手の一発を被弾するところはWOWFESの時と変わらない。
というか元々そういうタイプの選手だ。
2回に右を真正面からもらい、buckleさせられたが、
西岡の言葉を借りれば「ほう、そう来るかバンちゃん。もう倒す」ですかね。
KOは狙っていなかったというが完全に台本通りの台詞ですね。
呼び込んでの左炸裂が的中した時には、長谷川戦で低下した血圧が
sys110 / dia60 まで回復したよ。
右ガードを上げる意識が癖、習慣を通り越して身体に馴染み、
右の体側を軸に呼び込んで左を撃てるようになり、
さらに右ガードの位置から視界が狭くなるところを
反時計回りのステップで常に踏み込んで左を撃てる足捌きに転化できているのも
年齢に反した進化を証明している。
一発もらって火がつくのはメンタルの若々しさとも言えるが、
本人は楽しくても観ているこっちの心臓に悪い。
それにしてもリナレス陥落後のメインといい、
長谷川陥落後の放送といい、この男は常に我々をハラハラドキドキさせ、
そして常に期待にこたえてくれる。
大衆も知っただろう、日本にNISHIOKA(西岡ではない)あり、と。
リングサイドの大橋の呆然とした表情が印象的だったな。
内容次第では細野をもう一回Sバンタムに落とそうとでも皮算用してたんじゃないのかね?
考察 ~バンゴヤン~
ローブロー、バッティング、足の踏みつけと、
初回の様子見以降はあらゆる手を尽くしてペースをものにしようと試みた。
右もボディ、顔面と見事に決まり、日本のファンの心胆寒からしめる瞬間を生んだが、
振り回すパンチはこの王者の前では命取りだった。
フィリピンの伝統としてジャバーが出てこないが、
西岡をトラブルに陥れるためには上体を揺らしての強く正確なジャブ。
(そう、ウィラポンのような・・・)
これがたとえば強打を空振りした体勢からさらに力強く振ってくるタイプならば
衝突KO決着の目もあるが、飛びかかってから着地してのバランスがめちゃくちゃでは
「顔面に一発どうぞ」と言っているようなもの。
若さと野性味あふれるボクシングもいいが、
現代はスキル、テクニック、タイミング、スピード、スピリットが勝利に資する。
西岡 5ラウンドTKO勝利
考察 ~西岡~
退く相手にジワリジワリとプレッシャーをかけながら
モンスターレフトを見舞う様は貫録の一言に尽きるが、
ラフに出てくる相手の一発を被弾するところはWOWFESの時と変わらない。
というか元々そういうタイプの選手だ。
2回に右を真正面からもらい、buckleさせられたが、
西岡の言葉を借りれば「ほう、そう来るかバンちゃん。もう倒す」ですかね。
KOは狙っていなかったというが完全に台本通りの台詞ですね。
呼び込んでの左炸裂が的中した時には、長谷川戦で低下した血圧が
sys110 / dia60 まで回復したよ。
右ガードを上げる意識が癖、習慣を通り越して身体に馴染み、
右の体側を軸に呼び込んで左を撃てるようになり、
さらに右ガードの位置から視界が狭くなるところを
反時計回りのステップで常に踏み込んで左を撃てる足捌きに転化できているのも
年齢に反した進化を証明している。
一発もらって火がつくのはメンタルの若々しさとも言えるが、
本人は楽しくても観ているこっちの心臓に悪い。
それにしてもリナレス陥落後のメインといい、
長谷川陥落後の放送といい、この男は常に我々をハラハラドキドキさせ、
そして常に期待にこたえてくれる。
大衆も知っただろう、日本にNISHIOKA(西岡ではない)あり、と。
リングサイドの大橋の呆然とした表情が印象的だったな。
内容次第では細野をもう一回Sバンタムに落とそうとでも皮算用してたんじゃないのかね?
考察 ~バンゴヤン~
ローブロー、バッティング、足の踏みつけと、
初回の様子見以降はあらゆる手を尽くしてペースをものにしようと試みた。
右もボディ、顔面と見事に決まり、日本のファンの心胆寒からしめる瞬間を生んだが、
振り回すパンチはこの王者の前では命取りだった。
フィリピンの伝統としてジャバーが出てこないが、
西岡をトラブルに陥れるためには上体を揺らしての強く正確なジャブ。
(そう、ウィラポンのような・・・)
これがたとえば強打を空振りした体勢からさらに力強く振ってくるタイプならば
衝突KO決着の目もあるが、飛びかかってから着地してのバランスがめちゃくちゃでは
「顔面に一発どうぞ」と言っているようなもの。
若さと野性味あふれるボクシングもいいが、
現代はスキル、テクニック、タイミング、スピード、スピリットが勝利に資する。