BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

お知らせ

2010-05-17 20:28:43 | Private
ちょっと今、眼の調子が思わしくないので
ブログの更新が滞るかもしれません。
全身の健康状態もやや悪いです。
来週と再来週に精密検査するかもしれません。
ジム通いができるようになる日も遠そうです。

WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ予想

2010-05-16 20:58:52 | Boxing
王者 内山高志 VS 挑戦者 アンヘル・グラナドス

予想 内山KO防衛成功

謎のランカー相手の防衛戦となると予想は多分に願望となる。
今回の予想も半分以上は管理人の願望だ。

内山の充実はタイトル挑戦時に明らかになっており、
戦歴の少なさはキャリアの薄さになっていない。
むしろその重厚でインテリジェントなボクシングは
近い階級の雄、榎や粟生よりも高域にあるようにすら思える。
挑戦者は長身だがファーストコンタクトで強打のイメージを
脳裏に刻みつけることに成功すれば、脚を使うかジャブを使うかしかなくなる。
そこをスリップしながらかいくぐって技術をこの王者は持っている。
これにはしかし、条件がある。
相手のロングレンジの武器がジャブだけであること。
たとえばM・アコスタのようなジャブの距離からフック、
H・カサレスのような中間距離からのアッパーを挑戦者が持っていた場合、
上述のプランは容易に手詰まりとなる。
だが雑誌の写真で相手の肩回り(三角筋)、上腕(二頭筋と三頭筋)を観察するに
フッカーではないように見える。
とにかく前戦に敗れているようなランカーを招聘する以上、
インパクト(≠内容)のある結果が求められている。
これをクリアすればリナレス戦が視野に入るだけに
取りこぼしは絶対に許されない。

WBA暫定世界Sライト級タイトルマッチ

2010-05-14 22:09:44 | Boxing
王者 マルコス・マイダナ VS 挑戦者 ビクトル・マヌエル・カージョ

マイダナ 5ラウンドKO勝利

考察 ~マイダナ~

追う時は追い、下がるときは下がる。
その攻撃同様に試合展開も素直で、
打つ時は打つ、打たれる時は打たれるとメリハリがついている。
それが良いことか悪いことかは判断の外だが、
単純に観ていて面白いファイターだ。
カウンターがもはや一般的となったこの時代において、
打ち合いの中で放たれるパンチは衝突もしくは出会い頭の色合いが濃く、
攻防のリズム、呼吸というものよりも自身の勘に依存するタイプなのだろう。
勘という表現が適切でなければ野性味。
KOとなったパンチは久々に見るストマックブロー。
肝臓は実質臓器で神経・血管ともに豊富で、
そこへの衝撃は容易に迷走神経反射を来すが、
ストマックは管腔臓器で衝撃に弱いわけではない。
ならばなぜ効くのか?
答えは心窩部だから。
胸式呼吸は内外肋間筋、腹式呼吸は横隔膜が主体になるもので、
ストマックブローは後者を直撃する。
ゆえに呼吸が半分止まる。
ちなみに疲れてくると海老のように背が丸くなるのはそうすることで
肋骨が重力で下がり、肋間筋の収縮が楽になるからである。
膝に手をついてゼーハーやってるのは胸式呼吸を楽にするためなのだ。

解説の浜田氏はかつて「拳一つ分の隙間があれば人間は倒せる」と語ったが、
それがあらためて実証されるノックアウトパンチだった。


考察 ~カージョ~

柔軟な肉体でパンチも伸び、ボディワークもしなやかでフットワークも軽い。
しかし、頭抜けた点が感じられないのはキャリアの浅さから来るのだろう。
序盤はペースをコントロールでき、2ラウンドの事故的なノックダウンも
充分に挽回しつつあり、勝負所と感じた場面ではこの王者をも退かせた。
そして追撃に行けると確信した瞬間に広げてしまったガード。
パンチャーに対しての一瞬の無防備がとてつもない代償として支払われる10秒前。
2回のダウンを教訓とできなかったというのは酷薄な評価となるが、
ドミニカンというだけで腹が立ってしまうからだな、きっと、うむ。
それでもこの選手はまた世界戦線に顔を出してくるはずで、
プレスコットぐらいなら楽々封じ込めそうな気もする。
ジュダー、メイウェザー、コット、ハットンらが激突しそうで激突しなかった
あのスーパーライトウォーズがまたも再燃しつつあるこの状況に
割って入らない手はない。

それにしてもセコンドにセルヒオ・マルチネスとは豪華な。
相手がアルゼンチン人王者でも気にしないところがらしいと言えばらしい。

IBF世界ライト級王座決定戦

2010-05-10 22:47:41 | Boxing
ホアン・グスマン VS アリ・フネカ

グスマン スプリットディシジョンで勝利

考察 ~グスマン~

メイウェザー的な攻防の感覚が研ぎ澄まされ、
ディフェンスは柔軟なボディワークと勘によるヘッドスリップと
動体視力によるスリッピングアウェーで構築されている。
ハンドスピードも出色で、カウンターは読み切って、もしくは呼び込んでというよりも
相手が打ってきたところを見切って打ち込むという趣で、
身長・リーチで大幅に劣りながらもなぜかパンチはヒットする。
それは体型故に重心が低く、リーチも短いことからより鋭角的なストレートを、
より半径の小さいフックを打てるからだ。
その中でも右アッパーは肩をグンと入れながら肘を直角に保ち、
出した軌道で帰っていく。
まるで大胸筋による内旋と三角筋による外旋の完璧な拮抗を見るかのようだ。
実績もあり、実力もあり、センスもある。
足りないのはprofessionalとしての矜持。
前戦のoverweightに続き今回はさらに呆れる9ポンド超過とは
ボクシングを馬鹿にするにもほどがある。
ファイトマネーは全額没収もしくは慈善団体に寄付すべし。
のみならずボランティア活動としてチケット販売、リング設営、
会場内のビール&ピーナッツの売り子、清掃を500時間義務付けてしかるべきだ。


考察 ~フネカ~

tale of the tapeによるとポール・ウィリアムスと同じ身長だが、
とてもそうは見えないのはリーチ、肩幅、胸板、大腿の筋肉量の差か。
ジャブからストレートを打ち落とすのは定石通りで、
実際にこの選手の体格にマッチしたスタイルだが、
必要以上にくっつきたがるように見えるのは何故だ?
キャンベルもグスマンも自身より鋭いフックを打てる選手で、
その距離では体格のアドバンテージも生きないと思うのだが。
また攻める際のフォームはcoordinationが効いているが
守る際はブロッキングに頼りがちで、長い腕をたたんで防御に使うのは有効だが、
その腕の長さゆえに守から攻へのtransitionがワンテンポ遅れる。
まして相手はepitome of elusivenessのグスマンなのだ。
頭に血が昇って打ち合いに行ってしまったのか、
それともスタイルなのか、プランなのか。
被ノックダウンで少しは冷静さを取り戻したかもしれないが、
運を引き寄せるには至らなかった。
それにしてもキャンベルといいグスマンといい、
体重超過選手とタイトル争いを続けるのは何の因縁なのか。
あまりにも不憫すぎる。

Sミドル級8回戦

2010-05-10 21:58:18 | Boxing
ダニエル・ジェイコブス VS ホセ・ミゲール・ロドリゲス

ジェイコブス 1ラウンド終了TKO勝利

考察 ~ジェイコブス~

前にちらっと見た時より雑になったような気がする。
以前は左利きかと思わせるほどジャブとフックがsharpだったが、
今回のラッシュは洗練さはなく強引なだけだった。
弱 弱 弱 弱 弱と相手を選び続けては劣化してしまう。
キャリアは時に弱 弱 強 弱 強 弱 強 強で築かれねばならない。


考察 ~ロドリゲス~

噛ませ犬ならぬ噛まれ犬ですか。
敢えて噛みつかせるのと何もしないうちに噛み殺されるのは意味が違うよ。

WBA世界Sフライ級タイトルマッチ

2010-05-08 21:22:20 | Boxing
前戦の展開からどれだけ変化が生じるか、あるいは生じないのかを観たかったが、
残念ながら変化したのは展開ではなく両選手のconditionとmotivationだった。

王者 名城信男 VS 挑戦者 ウーゴ・カサレス

考察 ~カサレス~

予想を裏切る素晴らしいperformanceで完勝ですね。
川嶋ミハレスでも陣営にいた太っちょのオジさんは
メヒコにツキを呼ぶ男なのだろうか。

1~3ラウンドの闘い方に違和感を覚えた。
なぜスロースターターの相手を敢えて出させるのか、と。
計量時の王者の声の張り、肌の色つや、表情、反応などを仔細に研究し、
コンディション不良と計算したわけではあるまい。
つまり、全ては練り上げられたプランだったわけだ。

中盤以上はほとんどサウスポーを選択したが、その際に左ストレートは封印。
これは前戦で大いにバランスを前後に崩すパンチで
名城の右の距離、タイミングに資するパンチだったが、見事に修正してきた。
さらに呼び込んでの左アッパーも封印、というか使う必要もなかった。
左フックと左アッパーが中間距離で面白いようにヒットし、
そのリズムとともにスウェー、ダック、ショルダーブロックが活きた。
単発の右はそこここで被弾したが、踏み込みのないパンチ故にstuffless。
一発もらうたびに倒れることはないとの確信を深めたことだろう。
この新王者は軽いパンチをまとめてくるタイプで、
ガチャガチャ大好きの河野では攻略は難しいと考える。
ラバーマッチもありうるが、その場合はメキシコ開催となろう。
この新王者はオファー次第では今後の来日もあるので、
いつの間にかピークが過ぎてしまいそうな中広、
あるいは亀田戦が見通し不明な坂田をぶつけてもらいたい。


考察 ~名城~

3ラウンド以降の失速した戦い方をいかに解釈するべきか。
手数、追い足とも発揮できず、ガードを上げるのすら辛そうに見えたのは
減量・調整の失敗によるものか、挑戦者の見えないプレッシャーによるものか、
それともスタミナ配分・ゲームプランのミスによるものなのか。
おそらく上のすべてが原因と思われる。
でなければ左の拳の負傷。
足の可能性は低いと思う。
なぜなら足を踏んでいたのは名城の方だから。

つまるところ解説の徳山の言う通り。
左がないと右が活かせないのだ。
右フックのカウンターの残像でも刻みつけられたか。
それとも見入ってしまう悪癖というか習性が抜けきらないのか、
キャンバスを踏みしめて戦うのは結構だが、
腰も足も軽い相手を負うにはジャブ、フェイント、追い足で
欠けていた部分を埋めてきたと信じていたが、
見事にスタミナと根性だけを鍛えてきたようだ。
ブロックの上を打たせるのは構わない、どんどん前に出ろというのは
まさに旧日本軍のスピリットで、風貌のみならずスタイルでも退化してどうする。
この試合で最も気になったのは名城の視力というか視界。
左をポンポンもらっていたから右目に眼疾がと疑っているのではない。
ガードの隙間、あるいは半身でのダッキングから覗く際に
相手が視えているのだろうか?
攻防のtransitionの遅さがこれまでで最悪だった。
眼疾ではなく、相手のside by sideの動きについていけなかっただけだと思いたいが、しかし・・・

13ラウンドから開始なら自分の勝ちと戦前に豪語していたが、
おそらく前日計量時、第0ラウンド目のゴングですでに負けていたのだろう。
今晩はまる徳でやけ食いし、嫁の胸で泣き明かせ。
そしてボクシングがしたくなるのを待てばいい。

WBA世界Sフライ級タイトルマッチ予想

2010-05-07 21:53:36 | Boxing
王者 名城信男 VS 挑戦者 ウーゴ・カサレス

予想:名城 判定勝利

長谷川TKO負けの衝撃が余韻を残す今こそ名城は勝たねばならない。
これはボクシングファンの希望ではなく要請、いや要求であるとすら言える。
追い足、ジャブ、サウスポー対策のディフェンス、ペース配分など
あらゆる足りない点を補い、鍛え上げてきたと信じる。
不用意な被弾でポイントを失った要因は攻防のバランスの乖離にあることに
指導者はとっくに気付いているはずで、ストレートとアッパー以外のパンチを
放つ際の体勢と左右グローブの位置に修正を施しただろう。
苦戦続き、激闘続きだが、ここらで勝ち味を覚えてもいい。
この相手に明確に勝利できればcareer defining victoryとなる。
視聴率?
Who gives a damn?ってところですかね。

カサレスの課題はスタミナ、これは明白。
ならばこの再戦、いかに戦うか?
こちらは当然、モンティエルの作った波に乗ってKO狙いですね。
「勝てればそれでいい」とかメディアに言ってるけど、
Aztec fighterの本能がそれを許さない。

打ち合いとなればサムライ改め旧帝国海軍兵の生き残り名城の土俵である。
どうでもいいが、数年前の正月にやってた香川扮する水木しげるの
太平洋戦争映画は傑作だった。
名城が役者でもいい雰囲気が出たかもと今更ながらに思う。
あしたのジョーへの出演狙いなど似合わないぞ。
ろくでなしブルースの実写化で勝嗣役で出演を狙うべきだ。
脱線修正。
カサレスはしかし、KO狙いから判定狙いに切り替える柔軟さとキャリアもあり、
名城がKOプランだけで戦った場合、やはり空転させに来る可能性がある。
敵地でドローを得ているだけに再戦に臨みやすいのはこちら側か。
ストレートは別にしても、フックとアッパーで明らかに名城よりも距離が遠いので、
最初から明快な判定狙いで来られると名城は正直厳しい。
だが、このメキシカンはKO狙いで来る。
だからこそ名城の判定勝利となる。

ウェルター級12回戦

2010-05-02 14:40:45 | Boxing
シェーン・モズリー VS フロイド・メイウェザー

メイウェザー判定勝利

考察 ~メイウェザー~

エイトマン、サイボーグ009、F・メイウェザー。
この三者に共通するものとは何か?
それは加速装置である。
メイウェザーの場合、血液や尿よりも歯、特に奥歯を重点的に調べてみるべきだ。

キャリア最大のトラブルとなった2ラウンド、ワン・ツースト、右フックと
明らかにダメージを受けたが、インサイドワークとカウンターが生きていた。
ディフェンス意識が高ければそもそも喰わないというのはさすがにない。
腰を落とした1秒間にもらってしまった原因を5つ考察し、
膝を落としそうになった1秒間に対応策を10はじき出した。
そんなふうに見えたし、また実際にそうだったのだろう。
見えているということともらわないこと、あるいは当てられることは必ずしも同義ではないが、
ハイガード、オンガード、フィギュアL、ダッキングの全てが的確かつ高速。
そして打ち込むパンチのすべてが超絶スピード。
呼吸どころか相手が瞬きする瞬間まで見えているかのようだ。
スピードは無論ながら、アゴの強さ、そしてエゴの強さをも見せつけた。
残る舞台は後一つしか残されていない。

ところで・・・
メイウェザーはミトコンドリア使ってるのかね?
あれは解糖系優位のmovementに思えるのだが、さて。


考察 ~モズリー~

初回ゴング前どころか控え室、入場の際にも緊張感ありありで、
メイの巌流島作戦にも神経が擦り減らされたのだろう。
右のストレート、フックとも当たったことが信じられないという様子で
仕留め時であったにもかかわらずグリーンボーイの詰めを見るかのようだった。
おそらく相手のレベルが上であることは自覚があったはずで
スリップダウン時にパニックに陥り、その状態のまま闘い続けてしまった。
ジャブにカウンター、ストレートにカウンター、フックは当たらず、
アッパーは先に当てられ、そのすべてが見えない角度から思わぬタイミングで
飛んできては消耗するなという方が無理だ。
年齢、ブランクをスタミナ切れの原因に分析する向きもあろうが。
あれはあらゆるコンタクトで心が削られた証拠。
肉体的ダメージではなく精神的なダメージだ。
終盤のインターバル、スツール上で見せた表情には
confusion, resignation, depression, discouragementなどの
あらゆる負の情動が顕わになっていた。
今後はどうする?
あらためてA・ベルトでも潰しに行きますかね。

Sウェルター級10回戦

2010-05-02 12:26:45 | Boxing
ホセ・ミゲール・コット VS サウル・アルバレス

アルバレス 9ラウンドTKO勝利

考察 ~アルバレス~

若さと老獪さが同居する微妙なボクサーだ。
カウンターパンチャーとしてよりもボクサーパンチャーとしての方が
より大きな花が咲くと思うが、この形で芽を出してしまっては
修正にも時間がかかるだろう。
あらゆるボクサーに共通して要求されるパンチ、それはジャブ。
手数やフォームのことではなく、自身のボクシングを構築するインフラとしてだ。
カウンターは冴えるが、呼びこむ過程が漫然としているように見える。
初回にもらった左はディフェンス意識の低さからくるものに相違なく、
生粋のウェルター級ならばフィニッシュさせられていても不思議ではなかった。
アッパーに依存するスタイルというよりは若さゆえの二匹めのどじょう狙いが過ぎたか。
詰めは左の連打からが定石となるべきだが
右を打ちたくて仕方がないという心理が手に取るように分かる。
デトロイトスタイルでボディワークを駆使された場合、
一発狙いのストレートはそうそう着弾せず、
左から右で相手の左脇もしくは上腕を潰しにいくのが上策だったと考える。

リングサイドにサンプソン・レオコヴィッツと並んでセルヒオ・マルチネスがいたね。
Wの世界戦線は時期尚早、SWでマルチネスと戦う線はありえない。


考察 ~コット~

166cmというdisadvantageを打ち消すスタイルというよりは、
この体躯でしか選択できないスタイルで戦っている。
アンヘルと同じく八の字ガードを基調とし、
左フックをボディではなく顔面へ返すことで序盤を掴んだが
弟と同じくアッパーでダメージを蓄積させられた。
5ラウンドにはデトロイトスタイルで露骨に休むラウンドを作り、
9ラウンドに効かされてからもロープ際で左を下げてダック、ロール、スリップと
若造にKOされてなるものかの意地は見せたが、
相手が悪いというよりも階級に体が馴染まなかった。
フットワークも重く、回転力も足りず、世界を狙うのは構わんが、
取れるかどうかはすこぶる疑わしい。
ところでセコンドとの不和は解消されたのだろうか?

WBA世界ウェルター級タイトルマッチ予想

2010-05-01 22:21:04 | Boxing
王者 シェーン・モズリー VS 挑戦者 フロイド・メイウェザー

予想:メイウェザーの判定勝ち

一部報道ではタイトルは掛けられないともいわれるが、どうでもいいこと。
予想としては何の面白みもないが、予想の醍醐味は予想それ自体ではなく
実際の試合がいかにこちらの予想を裏切り、期待を上回るのかにある。
スピード対決といわれるが、おそらくそうはならないだろう。
メイウェザーがモズリーの強打、連打をはずしつつ
軽く速いカウンターをきわどく入れながらゲームメイクするという、
デラホーヤ戦と似たり寄ったりの展開になるものと考える。
2-0ぐらいででメイウェザー勝利となる気がする。
モズリー側には年齢、ブランクという明白なdisadvantagesが存在するが
メイウェザー相手に若さなど必要ない。
求められるのは究極の、つまりメイウェザーを凌ぐ老獪さ。
モズリーがそれを発揮できるかはしかし、skepticalにならざるをえない。
どちらとのパッキャオ戦が観たいかという期待も込めて上の予想となる。