目と鼻の先ということで野郎の友人4人と大阪は鶴橋の焼肉屋、まる徳を訪ねる。
つまり徳山昌守がオーナーの店である。
時間もカネも都合がつく。
ならば行かねばなるまいということで、挑戦状を叩きつける気分で鶴橋へ向かう。
管理人の実家は元焼肉屋で、個人的に焼肉は嫌いではないが、
はっきり言って食べ飽きている。
自分の店だけでなく、東京中の結構いろいろなところでも食べてきた。
しかし!
私がボクシングを観るきっかけを作ったのが辰吉ならば、
私をボクシングマニアにしたのは徳山なのである。
だったら焼肉だろうが何だろうが喰う。
そしてとにかく徳山に会う。
鶴橋で地元の友人と合流。
徒歩で目的地まで1分足らず。
なかなかの店の構えである。
アントニオ猪木からの花束が飾ってあるのはさすがというかなんと言うか…
見たところ閉店したスナックか何かを買い取り、改装したのだろう。
予約客であることを告げ、一階の4人掛けの席へ着く。
とりあえずお茶とキムチと焼肉セットその他を注文。
メニューが三々五々とやってくる。
わいわいと談笑しながら世間話を交え、かっ食らう。
肉の味としては値段相応かやや良いという印象。
炭火は風味の面でガスに優るが、火力の点ではもう一つ。
焼肉は内臓系の一部を除けば表面を一気に焼き上げ、
中身は余熱に任せればよい、そして一気に食べる、というのが持論である。
安易に炭火に走らなかった徳山の判断を高く評価したい。
「しゃーす!!!」
!?
誰だ?
徳山だ!!
オーナー本人の登場である!
気がついたら席を立ち、徳山の両手を握っていた。
世界を獲った拳に対してなんと失礼なことか。
だが、王者はいつでも王者の貫録を誇っていた。
笑顔で受け入れてくださり、ほんの少しばかりだが話もさせていただいた。
今は忙しすぎてエキサイトマッチすら視聴する余裕もないこと。
ファンになるなら2001年からではなく、2000年からでいて欲しかったということ。
ペニャロサ戦は2試合とも自分の勝ち、スプリットはありえないということ。
そして隣の席の客から声をかけられたので王者はそちらの対応に回ったが、
自分よりもさらにキツイ質問が飛んでいた。
曰く、「なぁチャンピオン、キックボクシングやるとか言うてたけど
そんなんせえへんやんな?」
徳山「えっ?はぁ、自分は空手やってたっすから…。プロのリングとか
そんなのは全然…」
私は胸を大いになでおろしたものである。
そして隣の席の客に心の中で喝采を送った。
徳山はまた別の席へ呼ばれて行ってしまったが、
ちょくちょく各テーブルをラウンドしているようだ。
私たちの席にも頻繁に顔を出してくれる。
写メにも気軽に応じてくれる。
そうそう、肝心の店についてだが、味はわかめスープを除いて文句無し。
価格もこの肉の品質でこれなら十分に安いと言える。
4人でしこたま飲み食いして20,000円也。
徳山は「週4でどうぞ」と言ってくれるが、さすがにそれはキツイ。
だが二か月に一度ぐらいなら、時間の都合さえつけば問題なさそうだ。
スタートしたばかりで店の経営は手探りの状態だろうが、
元世界王者自らの熱意あふれる接客には世界ランクではなく、
惑星ランク上位を与えたい。
つまり徳山昌守がオーナーの店である。
時間もカネも都合がつく。
ならば行かねばなるまいということで、挑戦状を叩きつける気分で鶴橋へ向かう。
管理人の実家は元焼肉屋で、個人的に焼肉は嫌いではないが、
はっきり言って食べ飽きている。
自分の店だけでなく、東京中の結構いろいろなところでも食べてきた。
しかし!
私がボクシングを観るきっかけを作ったのが辰吉ならば、
私をボクシングマニアにしたのは徳山なのである。
だったら焼肉だろうが何だろうが喰う。
そしてとにかく徳山に会う。
鶴橋で地元の友人と合流。
徒歩で目的地まで1分足らず。
なかなかの店の構えである。
アントニオ猪木からの花束が飾ってあるのはさすがというかなんと言うか…
見たところ閉店したスナックか何かを買い取り、改装したのだろう。
予約客であることを告げ、一階の4人掛けの席へ着く。
とりあえずお茶とキムチと焼肉セットその他を注文。
メニューが三々五々とやってくる。
わいわいと談笑しながら世間話を交え、かっ食らう。
肉の味としては値段相応かやや良いという印象。
炭火は風味の面でガスに優るが、火力の点ではもう一つ。
焼肉は内臓系の一部を除けば表面を一気に焼き上げ、
中身は余熱に任せればよい、そして一気に食べる、というのが持論である。
安易に炭火に走らなかった徳山の判断を高く評価したい。
「しゃーす!!!」
!?
誰だ?
徳山だ!!
オーナー本人の登場である!
気がついたら席を立ち、徳山の両手を握っていた。
世界を獲った拳に対してなんと失礼なことか。
だが、王者はいつでも王者の貫録を誇っていた。
笑顔で受け入れてくださり、ほんの少しばかりだが話もさせていただいた。
今は忙しすぎてエキサイトマッチすら視聴する余裕もないこと。
ファンになるなら2001年からではなく、2000年からでいて欲しかったということ。
ペニャロサ戦は2試合とも自分の勝ち、スプリットはありえないということ。
そして隣の席の客から声をかけられたので王者はそちらの対応に回ったが、
自分よりもさらにキツイ質問が飛んでいた。
曰く、「なぁチャンピオン、キックボクシングやるとか言うてたけど
そんなんせえへんやんな?」
徳山「えっ?はぁ、自分は空手やってたっすから…。プロのリングとか
そんなのは全然…」
私は胸を大いになでおろしたものである。
そして隣の席の客に心の中で喝采を送った。
徳山はまた別の席へ呼ばれて行ってしまったが、
ちょくちょく各テーブルをラウンドしているようだ。
私たちの席にも頻繁に顔を出してくれる。
写メにも気軽に応じてくれる。
そうそう、肝心の店についてだが、味はわかめスープを除いて文句無し。
価格もこの肉の品質でこれなら十分に安いと言える。
4人でしこたま飲み食いして20,000円也。
徳山は「週4でどうぞ」と言ってくれるが、さすがにそれはキツイ。
だが二か月に一度ぐらいなら、時間の都合さえつけば問題なさそうだ。
スタートしたばかりで店の経営は手探りの状態だろうが、
元世界王者自らの熱意あふれる接客には世界ランクではなく、
惑星ランク上位を与えたい。