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ジェームス・カークランド VS 石田順裕
石田 1ラウンドTKO勝利
考察 ~カークランド~
J・フリオ戦を基に判断するならば、打ち合って勝つタイプ。
この敗北でタフネスに疑問符をつける向きも多いだろうが、
これだけで打たれ弱いと考えるのは早計。
フリオのハードパンチにたじろく場面もあったが、
結局最後は打ち合いに持ち込み、ギブアップに追い込んだ。
防御力(≠防御技術)、もしくはRPG風に言えばヒットポイントは高いようだ。
予想している、あるいは目に見えるパンチならば技術ではなく、
肉体的素養と根性で耐えるタイプも中には存在する。
つまり、歯を食いしばって痛くないと思い込むこと。
カークランドはまさにそれ。
そんなタフガイでもスピードに乗ったショートのカウンターがアゴ先をかすめれば
脳も揺れるし、身体にダメージの兆候も出る。
3度目のダウンではレフェリーに半ば強制的に立つのを邪魔された形だが、
それをbad callと呼んでは今後のキャリアで不利になるかもしれない。
審判を敵に回すのはあらゆるスポーツにおいてご法度だからだ。
続行はできたとおもうが、1分強の残り時間があればダウンをもう一回追加されたはず。
ホープであるからこそ早めに止めてくれたのだから。
前戦では無名のコロンビアン相手に効かされたらしいが、
コンディションがピークではなかった可能性がある。
けれどstay busy fightのためにland of nuclear disasterからcannon fodderを
呼んだのは自分たちであることを忘れてはならない。
"He didn't hurt me, I'm still ready to fight. That's what it is, you know"
なんて発言すれば地元人すらも敵に回してしまう、というかもう回ったね。
考察 ~石田~
アベンダーニョ、アルバレス戦を見る限り、どこか徳山をでかくしたような印象があったが、
この鮮烈なパフォーマンスを見てもその印象は変わらない。
なぜか。
それは徳山の口癖、「恐ろしいくらい右が切れている」「いつ倒してもおかしくない」という、
決して実現しなかった”もし実現していたとすれば”という幻想を実現したから。
無論、そこには様々な要因があるわけで、一つには対戦相手。
あれだけ顔面丸出しで身長、リーチに優る相手に突っかかってくれば、
意図しなくてもパンチはカウンターになる。
また、恐ろしいほど両脇が締まっていながら筋肉が強直しておらず、
むしろハンドスピードのあまりの速さに唖然としてしまうほどだった。
これはごく稀に入るというゾーンに入ったのかな。
たとえばゴルファーがゾーンに入れば芝目に鮮やかなグラデーションが付き、
上空を舞う風が目に映るという。
また野球選手ならばかのホームラン王は「ボールの縫い目まで見えた」というし、
極端な例ではミズノの公式認定マークまで見えたという猛者までいる。
(このブログを読む人ならば世代的に知っている筈)
ノックダウンそのものよりも素晴らしく、かつ上記を裏付けるシーンも2つあった。
1分過ぎの4連打に相手の返しの左が来たところを超速で右でブロックしたところ。
さらに3度目のダウンを奪う直前の相手の左の引きに合わせての右、左、右。
自分がレフェリーならばあそこで止めていたかもしれない。
とにかく相手の隙という隙が見えて見えて仕方が無いという感じだったろう。
西岡がジョニゴンをセンセーショナルにぶっ飛ばしたときには
ビッグマッチは近いかと思われたが、今に至るまで実現せず。
石田が真にビッグマッチに参戦するとすれば、
それはフォアマン、ジェイコブスもしくはルビオのいずれかに勝利せねばならないと思われる。
それにしても痛快無比な内容かつ勝利だ。
早くも今年のUpset of the Year決定ですかね。
石田 1ラウンドTKO勝利
考察 ~カークランド~
J・フリオ戦を基に判断するならば、打ち合って勝つタイプ。
この敗北でタフネスに疑問符をつける向きも多いだろうが、
これだけで打たれ弱いと考えるのは早計。
フリオのハードパンチにたじろく場面もあったが、
結局最後は打ち合いに持ち込み、ギブアップに追い込んだ。
防御力(≠防御技術)、もしくはRPG風に言えばヒットポイントは高いようだ。
予想している、あるいは目に見えるパンチならば技術ではなく、
肉体的素養と根性で耐えるタイプも中には存在する。
つまり、歯を食いしばって痛くないと思い込むこと。
カークランドはまさにそれ。
そんなタフガイでもスピードに乗ったショートのカウンターがアゴ先をかすめれば
脳も揺れるし、身体にダメージの兆候も出る。
3度目のダウンではレフェリーに半ば強制的に立つのを邪魔された形だが、
それをbad callと呼んでは今後のキャリアで不利になるかもしれない。
審判を敵に回すのはあらゆるスポーツにおいてご法度だからだ。
続行はできたとおもうが、1分強の残り時間があればダウンをもう一回追加されたはず。
ホープであるからこそ早めに止めてくれたのだから。
前戦では無名のコロンビアン相手に効かされたらしいが、
コンディションがピークではなかった可能性がある。
けれどstay busy fightのためにland of nuclear disasterからcannon fodderを
呼んだのは自分たちであることを忘れてはならない。
"He didn't hurt me, I'm still ready to fight. That's what it is, you know"
なんて発言すれば地元人すらも敵に回してしまう、というかもう回ったね。
考察 ~石田~
アベンダーニョ、アルバレス戦を見る限り、どこか徳山をでかくしたような印象があったが、
この鮮烈なパフォーマンスを見てもその印象は変わらない。
なぜか。
それは徳山の口癖、「恐ろしいくらい右が切れている」「いつ倒してもおかしくない」という、
決して実現しなかった”もし実現していたとすれば”という幻想を実現したから。
無論、そこには様々な要因があるわけで、一つには対戦相手。
あれだけ顔面丸出しで身長、リーチに優る相手に突っかかってくれば、
意図しなくてもパンチはカウンターになる。
また、恐ろしいほど両脇が締まっていながら筋肉が強直しておらず、
むしろハンドスピードのあまりの速さに唖然としてしまうほどだった。
これはごく稀に入るというゾーンに入ったのかな。
たとえばゴルファーがゾーンに入れば芝目に鮮やかなグラデーションが付き、
上空を舞う風が目に映るという。
また野球選手ならばかのホームラン王は「ボールの縫い目まで見えた」というし、
極端な例ではミズノの公式認定マークまで見えたという猛者までいる。
(このブログを読む人ならば世代的に知っている筈)
ノックダウンそのものよりも素晴らしく、かつ上記を裏付けるシーンも2つあった。
1分過ぎの4連打に相手の返しの左が来たところを超速で右でブロックしたところ。
さらに3度目のダウンを奪う直前の相手の左の引きに合わせての右、左、右。
自分がレフェリーならばあそこで止めていたかもしれない。
とにかく相手の隙という隙が見えて見えて仕方が無いという感じだったろう。
西岡がジョニゴンをセンセーショナルにぶっ飛ばしたときには
ビッグマッチは近いかと思われたが、今に至るまで実現せず。
石田が真にビッグマッチに参戦するとすれば、
それはフォアマン、ジェイコブスもしくはルビオのいずれかに勝利せねばならないと思われる。
それにしても痛快無比な内容かつ勝利だ。
早くも今年のUpset of the Year決定ですかね。
同タイプのボクサーとして、徳山さんの名前を挙げてました。