アルフレド・アングロ VS ジェームス・カークランド
カークランド 6ラウンドTKO勝利
考察 ~カークランド~
観客、視聴者の最初のダウンへの感想はこうだ。
「クリンチの仕方を学んでへんのかい!?」
石田戦でいきなりダウンし、守ることを忘れ、
カウンターを浴びまくった悪夢の再来を思わせたが、
クリンチはできずとも"Protect yourself at all times"の
ポリシーは身に付けたか。
1分30秒時点ではホールドが空振りし、コーナーで連打を浴び、
ストップは目前かと思われたが、パンチは見えてはいたようで、
ディフェンス意識とアゴへの疑問はそのままだが
回復力は証明したと言えるかもしれない。
ボクシングでは往々にしてあることだが、
自分が効いてトラブルに陥っている時ですら、
相手に効いた瞬間が訪れれば即座に立場が逆転することもある。
真っ先に思い出されるのはやはりコラレスvsカスティージョ。
攻撃力の高さに定評はあったものの、ディフェンスに難ありというのはよくあるタイプで
技術的な欠点は修正されているようには見えなかったが、
敗北から精神的に教訓を得たところの評価は大きい。
人間なかなか変わらない(変われない)というのが管理人の持論だが、
こういうふうに”精神的に”変わった姿を見るというのは衝撃的で、
カークランド評とともに自分の考えの方も変わってしまいそうだ。
石田へ雪辱せずに世界戦というのは自他共に納得できないだろう。
もしくは世界タイトル初防衛に石田を選ぶというシナリオか。
それにしても試合枯れでfade outしつつあった石田の株が
ここへ来てまた急上昇してきた感がある。
これは私的にFight of the Year候補。
来年まだまだカークランドには頑張ってもらわねばと思うのだが、
精神面の次は技術面を磨かなくてはテクニシャン相手に競り負けそうだ。
そのあたりはアン・ウルフに期待するとしよう。
考察 ~アングロ~
観客、視聴者の最初のダウンへの感想はこうだ。
「クリンチの仕方を知らんのかい!?」
実際にクリンチの必要性など知らず、無造作に勝ち、
そして無造作に負けてきたことでカークランドと明暗別れたのかな。
元々ガードの置きどころが悪く、打たなければ打たれていたし、
無造作にスイッチしてシャープさに欠ける右ジャブにカウンターを
かぶせられたりしていたが、タフネスひとつで乗り切ってこれたのは
そのタフネスを上回る攻撃力の持ち主とぶつからなかったという幸運のおかげだったようだ。
シントロン戦で一瞬効いた素振りを見せただけで、
アゴの強さは階級出色だと思っていたが、歴戦のダメージがあったのか?
そこまできついマッチメークをこなしたキャリアではないにしろ、
パンチというのは食えば食っただけ微小なダメージが蓄積する。
それが一気に噴き出すのはやはり精神的に負けを認めてしまった瞬間だ。
今後のトレーニングとマッチメークは相当慎重に行う必要がある。
ここで少しワイルドな妄想をすると、
このアングロに完勝したシントロンを2度にわたって正面から押し潰したマルガリートを
完膚なきまで叩きのめしたパッキャオ……と3度伍したJ・M・マルケスと考えると、
やはりボクシングには相性というものが存在するらしい。
それにしても最後のCancunのファンのブーイングは何だったのだろうか?
まさか早いストップで不満というわけはあるまい。
ならばストップのタイミングが遅かったということに対する不満か。
レフェリーの仕事というのはつくづく難しい。
カークランド 6ラウンドTKO勝利
考察 ~カークランド~
観客、視聴者の最初のダウンへの感想はこうだ。
「クリンチの仕方を学んでへんのかい!?」
石田戦でいきなりダウンし、守ることを忘れ、
カウンターを浴びまくった悪夢の再来を思わせたが、
クリンチはできずとも"Protect yourself at all times"の
ポリシーは身に付けたか。
1分30秒時点ではホールドが空振りし、コーナーで連打を浴び、
ストップは目前かと思われたが、パンチは見えてはいたようで、
ディフェンス意識とアゴへの疑問はそのままだが
回復力は証明したと言えるかもしれない。
ボクシングでは往々にしてあることだが、
自分が効いてトラブルに陥っている時ですら、
相手に効いた瞬間が訪れれば即座に立場が逆転することもある。
真っ先に思い出されるのはやはりコラレスvsカスティージョ。
攻撃力の高さに定評はあったものの、ディフェンスに難ありというのはよくあるタイプで
技術的な欠点は修正されているようには見えなかったが、
敗北から精神的に教訓を得たところの評価は大きい。
人間なかなか変わらない(変われない)というのが管理人の持論だが、
こういうふうに”精神的に”変わった姿を見るというのは衝撃的で、
カークランド評とともに自分の考えの方も変わってしまいそうだ。
石田へ雪辱せずに世界戦というのは自他共に納得できないだろう。
もしくは世界タイトル初防衛に石田を選ぶというシナリオか。
それにしても試合枯れでfade outしつつあった石田の株が
ここへ来てまた急上昇してきた感がある。
これは私的にFight of the Year候補。
来年まだまだカークランドには頑張ってもらわねばと思うのだが、
精神面の次は技術面を磨かなくてはテクニシャン相手に競り負けそうだ。
そのあたりはアン・ウルフに期待するとしよう。
考察 ~アングロ~
観客、視聴者の最初のダウンへの感想はこうだ。
「クリンチの仕方を知らんのかい!?」
実際にクリンチの必要性など知らず、無造作に勝ち、
そして無造作に負けてきたことでカークランドと明暗別れたのかな。
元々ガードの置きどころが悪く、打たなければ打たれていたし、
無造作にスイッチしてシャープさに欠ける右ジャブにカウンターを
かぶせられたりしていたが、タフネスひとつで乗り切ってこれたのは
そのタフネスを上回る攻撃力の持ち主とぶつからなかったという幸運のおかげだったようだ。
シントロン戦で一瞬効いた素振りを見せただけで、
アゴの強さは階級出色だと思っていたが、歴戦のダメージがあったのか?
そこまできついマッチメークをこなしたキャリアではないにしろ、
パンチというのは食えば食っただけ微小なダメージが蓄積する。
それが一気に噴き出すのはやはり精神的に負けを認めてしまった瞬間だ。
今後のトレーニングとマッチメークは相当慎重に行う必要がある。
ここで少しワイルドな妄想をすると、
このアングロに完勝したシントロンを2度にわたって正面から押し潰したマルガリートを
完膚なきまで叩きのめしたパッキャオ……と3度伍したJ・M・マルケスと考えると、
やはりボクシングには相性というものが存在するらしい。
それにしても最後のCancunのファンのブーイングは何だったのだろうか?
まさか早いストップで不満というわけはあるまい。
ならばストップのタイミングが遅かったということに対する不満か。
レフェリーの仕事というのはつくづく難しい。