王者 ビック・ダルチニャン VS 挑戦者 ロドリゴ・ゲレロ
ダルチニャン 判定勝利
考察 ~ダルチニャン~
パンチを打つという表現が相変わらず当てはまらず、
浜田風に言う「殴りつける」がしっくり来る。
生まれ持った拳の硬さ以外にも肉体的な素養全般に恵まれている。
30代半ばでもフィジカルを維持できるのはひとえに節制による。
ボクサーを顔で判断してはならないという好個の一例だ。
ウィービングはクネクネとしてどこか緩いが、
スウェーバックはかなり早く、単発のフック系はカウンター以外当てさせない。
ただ、反時計回りのステップを踏んだときのジャブの直後に
まっすぐに左で殴りつけてくるモーションはガードが下がり依然危険。
そこをつける選手は今まで一人しかいなかったわけだが。
ドネアとの初戦では猪突猛進っぷりがbackfireとなったが、
再戦では修正してくるのか、それとも修正しないのか。
プロモーターと口約束で契約更新したというぐらい信義に篤い男なので、
トレーナーもきっと変えないのだろうな。
考察 ~ゲレロ~
西岡の左とダルチニャンの左ではパンチ力は段違いだろう。
だからゲレロが耐えられた、というわけではない。
ジョー小泉が言及しようとしていたが、
パンチの効果はパンチの威力だけではなく、
パンチの角度、タイミング、ヒットポイント、相手の耐久力にもよる。
ダルチニャンの場合、上述の要素すべてが標準からかけ離れているため、
ゲレロの打たれ強さは防御技術(息を吐く、歯を食いしばるetc)よりも
先天的な頑丈さと燃え盛る闘争本能によるものと考えられる。
棒立ちの姿勢で幾度となくベストパンチをもらったが、
身体の柔軟さが衝撃を逃がしており、即入院というほどの深刻なダメージはないのでは?
パンチを打つ際にあっち向いてホイのようになるのは
変則な相手用に磨いてきた技なのか、独自のフォームなのか判断できないが、
ボディは時折捕えていた。
しかし、ストレートは前足の踏み込みからしか打てず、
左右フックを打つ場合には両足をそろえるという習性があるので、
正統派のカウンターパンチャーにはころころ転がされる危険性もつきまとう。
若くしてテクニシャン然としてquitする連中が多い中、
打たれようが効かされようが流血しようが、攻めて攻めて攻めまくる。
さらにDr.に「世界タイトルマッチなんだ。止めないでくれ!」と懇願するところなど
観る者の胸を熱くさせる。
肉体のケアを怠らず、攻防の技術を磨き、近い将来に世界戦線に舞い戻ってほしい。
ダルチニャン 判定勝利
考察 ~ダルチニャン~
パンチを打つという表現が相変わらず当てはまらず、
浜田風に言う「殴りつける」がしっくり来る。
生まれ持った拳の硬さ以外にも肉体的な素養全般に恵まれている。
30代半ばでもフィジカルを維持できるのはひとえに節制による。
ボクサーを顔で判断してはならないという好個の一例だ。
ウィービングはクネクネとしてどこか緩いが、
スウェーバックはかなり早く、単発のフック系はカウンター以外当てさせない。
ただ、反時計回りのステップを踏んだときのジャブの直後に
まっすぐに左で殴りつけてくるモーションはガードが下がり依然危険。
そこをつける選手は今まで一人しかいなかったわけだが。
ドネアとの初戦では猪突猛進っぷりがbackfireとなったが、
再戦では修正してくるのか、それとも修正しないのか。
プロモーターと口約束で契約更新したというぐらい信義に篤い男なので、
トレーナーもきっと変えないのだろうな。
考察 ~ゲレロ~
西岡の左とダルチニャンの左ではパンチ力は段違いだろう。
だからゲレロが耐えられた、というわけではない。
ジョー小泉が言及しようとしていたが、
パンチの効果はパンチの威力だけではなく、
パンチの角度、タイミング、ヒットポイント、相手の耐久力にもよる。
ダルチニャンの場合、上述の要素すべてが標準からかけ離れているため、
ゲレロの打たれ強さは防御技術(息を吐く、歯を食いしばるetc)よりも
先天的な頑丈さと燃え盛る闘争本能によるものと考えられる。
棒立ちの姿勢で幾度となくベストパンチをもらったが、
身体の柔軟さが衝撃を逃がしており、即入院というほどの深刻なダメージはないのでは?
パンチを打つ際にあっち向いてホイのようになるのは
変則な相手用に磨いてきた技なのか、独自のフォームなのか判断できないが、
ボディは時折捕えていた。
しかし、ストレートは前足の踏み込みからしか打てず、
左右フックを打つ場合には両足をそろえるという習性があるので、
正統派のカウンターパンチャーにはころころ転がされる危険性もつきまとう。
若くしてテクニシャン然としてquitする連中が多い中、
打たれようが効かされようが流血しようが、攻めて攻めて攻めまくる。
さらにDr.に「世界タイトルマッチなんだ。止めないでくれ!」と懇願するところなど
観る者の胸を熱くさせる。
肉体のケアを怠らず、攻防の技術を磨き、近い将来に世界戦線に舞い戻ってほしい。