BOXING観戦日記

WOWOWエキサイトマッチなどの観戦記

ボクシング専門誌雑感

2009-07-26 14:33:26 | Reading
ボクワーの復活は速かったな。
ボクマガの専横許さじとの意気込み・・・とは思えない内容だが。
両誌に言えることだが、発売日というのは柔軟に変更できないのかね?
どう考えても長谷川を表紙に持ってくるべきだし、売りに走るならそうすべきだ。
しかし、ここでリナレスとパッキャオを採用するあたり、
ボクシング誌は世間一般へアピールしようとしているのではなく、
あくまで熱心なファンを購買層に見据えていることが窺える。
ならば内容をさらに濃くするべきで、今のままではネットをよすがに
独自に情報を収集するマニアには物足りないままだ。
ボクシングは活字、写真、ラジオなどの音声でも楽しめる人は楽しめるが、
やはり映像の伝える迫力、臨場感は格別である。
もちろん生観戦が最高なのは言うまでもない。
後楽園ホールなどのTV放送なしの興行(選手インタビュー含む)を収録し、
PC雑誌によくあるDVDの付録にして発売することも真剣に検討すべきだ。
ホールに通えないファンならばきっと買うだろうし、
どういう形式であれ、露出が増えれば選手のモチベーションも上がるに違いない。
youtubeなどで試合を観戦できる恩恵は実に大きい。
が、マイナーな試合がアップされることは極めて稀だ。
このあたりの試合をカバーしていたのが各CATVのchだったが、
今やそれらもボクシングの放送には以前ほど熱心ではない。
薄利多売が期待できないなら少数の得意客を優遇すべきだろう。
テレビやネット配信のようにインフラを整備する労苦もない。
試す価値は大いにあると考える。

最後に。
いい加減に海外選手のインタビュー記事を見直そう。
なにがおかしいって、あいつらが一人称に『私』なんて言う訳ないでしょ。
『私』が似合うのはクリチコ弟とパッキャオぐらい(リナレスは別格)で、
他のボクサーには『俺』または『僕』を適宜に使い分けるべきだ。
WOWOWだったか、ジュダーの『俺様』は最高の字幕だった。
亀田家はキャラクターを「全面」に押し出して失敗したが、
ボクサーたる者、ある程度キャラクターを「前面」に出さなくては。
実像を伝えるに虚像をもってするのは言語道断だが、
ほんの少しの偶像を演出するぐらいなら許される。
シリアスな中にもユーモアが嗅ぎとれる誌面作りを期待している。