マニー・パッキャオの判定勝利と予想する。
メイウェザーSrの指導を仰ぐハットンのファイトスタイルが
相撲であろうと正統派ボクシングであろうと、これは変わらない。
Sライト級での試合、つまりパッキャオにとって未知の階級であることも、
この予想にはさしたる影響を与えない。
D・ディアズ戦の計量時のパッキャオの体つき、頬のこけ具合を見ても、
パッキャオはライト級でも苦しかったに違いない。
むしろウェルター級でのデラホーヤ戦の勝因は、
パッキャオの戦術&コンディション5割、デラの自滅が5割だったと見る。
ここからパッキャオの現在の適正階級はSライトであると判断する。
日本では過度の減量を一種の美徳と捉える風潮が根強くはびこっているが、
これは応用生物学的には極めて危険な思潮だ。
試合での体格差というadvantageを得るために必要以上の減量に走るのは
コンディション作りの失敗というリスクを背負うことになり、
さらに極端に言えば、人間としての寿命を縮めかねない行為だ。
ただでさえ、肉体的な労多くして実り少ないスポーツなのだ。
現代では年間でもせいぜい10試合が限界だ。
チャンピオンあるいはビッグネームともなれば年間3試合がベースとなる。
それだけファンへの露出が少なくなるわけで、調整失敗はますます許されない。
パッキャオほどのスーパースターとなればなおさらである。
ハットンについては直近のマリナッジ戦が出色の出来だったが、
これは相手のパンチの無さに巧妙につけこんだボクシングだったと見る。
その前の試合で見せた相手の左フックへの狼狽は
明らかにメイウェザー戦の後遺症で、これが完治したとは考えにくい。
ハットンのようなキャリアの持ち主、人気者となるとそう考えざるを得ない。
メイウェザーSrが「パッキャオは退がる時には真っ直ぐロープまで
退く傾向がある。我々はそこにつけこむ」と語っているが、
これは試合直前のpsychological gameの一環の発言だろう。
これを実行すればD・ディアズの二の舞を演じる可能性は高い。
かと言ってK・ヅュー、J・L・カスティーリョを見事に沈め、
メイウェザーJrにあっさり沈められたあの力士スタイルは、
左の残像がちらつく今のハットンには実行不可能と見る。
パッキャオがあれほど見事なカウンターを命中させ、
着弾の勢いのままにハットンがコーナーポストにめり込む場面はさすがに想像できない。
が、このスタイルならば手数とスピードに優るパッキャオが
中差の判定を拾うものと予想できる。
あれこれ理屈をつけてはみたが、ファンが望むのは「予想通りの試合」ではなく、
『予想以上の試合』なのである。
英国と比国の英雄同士の激突、純粋に楽しみたいと思っている。
メイウェザーSrの指導を仰ぐハットンのファイトスタイルが
相撲であろうと正統派ボクシングであろうと、これは変わらない。
Sライト級での試合、つまりパッキャオにとって未知の階級であることも、
この予想にはさしたる影響を与えない。
D・ディアズ戦の計量時のパッキャオの体つき、頬のこけ具合を見ても、
パッキャオはライト級でも苦しかったに違いない。
むしろウェルター級でのデラホーヤ戦の勝因は、
パッキャオの戦術&コンディション5割、デラの自滅が5割だったと見る。
ここからパッキャオの現在の適正階級はSライトであると判断する。
日本では過度の減量を一種の美徳と捉える風潮が根強くはびこっているが、
これは応用生物学的には極めて危険な思潮だ。
試合での体格差というadvantageを得るために必要以上の減量に走るのは
コンディション作りの失敗というリスクを背負うことになり、
さらに極端に言えば、人間としての寿命を縮めかねない行為だ。
ただでさえ、肉体的な労多くして実り少ないスポーツなのだ。
現代では年間でもせいぜい10試合が限界だ。
チャンピオンあるいはビッグネームともなれば年間3試合がベースとなる。
それだけファンへの露出が少なくなるわけで、調整失敗はますます許されない。
パッキャオほどのスーパースターとなればなおさらである。
ハットンについては直近のマリナッジ戦が出色の出来だったが、
これは相手のパンチの無さに巧妙につけこんだボクシングだったと見る。
その前の試合で見せた相手の左フックへの狼狽は
明らかにメイウェザー戦の後遺症で、これが完治したとは考えにくい。
ハットンのようなキャリアの持ち主、人気者となるとそう考えざるを得ない。
メイウェザーSrが「パッキャオは退がる時には真っ直ぐロープまで
退く傾向がある。我々はそこにつけこむ」と語っているが、
これは試合直前のpsychological gameの一環の発言だろう。
これを実行すればD・ディアズの二の舞を演じる可能性は高い。
かと言ってK・ヅュー、J・L・カスティーリョを見事に沈め、
メイウェザーJrにあっさり沈められたあの力士スタイルは、
左の残像がちらつく今のハットンには実行不可能と見る。
パッキャオがあれほど見事なカウンターを命中させ、
着弾の勢いのままにハットンがコーナーポストにめり込む場面はさすがに想像できない。
が、このスタイルならば手数とスピードに優るパッキャオが
中差の判定を拾うものと予想できる。
あれこれ理屈をつけてはみたが、ファンが望むのは「予想通りの試合」ではなく、
『予想以上の試合』なのである。
英国と比国の英雄同士の激突、純粋に楽しみたいと思っている。