デンカオセーン 2ラウンドKO勝利
敗れた坂田を「不甲斐ない」と罵るのは簡単だ。
立ち上がりの悪さを克服できない点を責められるのも当然だ。
リングの上で起こったことが事実であり真実だからだ。
内藤と比較され、亀田とも比較され、穏やかな精神状態ではいられなかったと察するが、
この男の生き様を否定することはボクサーの尊厳の冒涜に等しい。
すでにその高邁なる精神を失って久しいWBAという老舗団体において、
律儀に指名挑戦者を迎え、そして華々しく散っただけのことだ。
スロースターターであることは欠点でも弱点でもない。
それは坂田の『特徴』だと管理人は主張したい。
単なる詭弁ではないのか?との問いかけに答える用意はあるが、
ひとまず坂田について語るのはここまでにしたいと思う。
6ヶ月ほどゆっくり休養をとって、またリングに帰ってきてほしい。
王座の強奪に成功した強打の挑戦者だが、ファーストコンタクトで
勝利への自信が確信に変わったのではなかろうか。
仕上がりの良さを強調していた王者陣営とは対照的に、
寒い12月かつ敵地、それも東京や大阪のような大都会と違い、
数少ない在日タイ人の応援も期待できないローカル大都市広島とあって、
管理人は坂田の僅差防衛成功を予想していたが、
デンカオセーンのフィジカルとメンタルの充実、
そして前回対戦で掴んだ王者坂田のイメージが、
序盤での速攻で仕留めるというゲームプランを完璧に遂行せしめた。
右をアゴの下で溜めながら、左を上下に散らし、
隙あらばビッグパンチを打ち込むことを常に念頭に置いており、
ガードの隙間を縫って打つとともに、時にはガードごと弾き飛ばすほどの強打も披露した。
クロスレンジのショートパンチの応酬では、相手のストレートには外からフック、
相手のフックには内からストレートで対抗し、それも全て先手先手だった。
結果、フィジカルとパンチ力に優る挑戦者がクロスレンジを制圧、とまではいかないが、
主導権を握り、右アッパーにカウンターのストレートを合わせ、
王者の三半規管に物理的打撃を与え、10カウント。
反則気味のパンチだが、勇気と技術に裏打ちされた素晴らしい攻撃だった。
亀田を始末するなら内藤よりもデンカオセーンが適任だ。
追記:
TBSは本当にどうにかならんのか・・・
前座のサーシャをダイジェストでいいから放送しろ!
放送局として賭けた番組があっけなく終わったことは理解できるが、
数少ないボクシングファンにアピールしようという気はないのか。
いや、マニアやオタクレベルのファンに見向きもしないのはまだ構わんが、
勇敢に戦い、そして散っていった坂田の苦労をねぎらおうという姿勢すら見せない
番組の在り方にはどうしても納得できない。
敗れた坂田を「不甲斐ない」と罵るのは簡単だ。
立ち上がりの悪さを克服できない点を責められるのも当然だ。
リングの上で起こったことが事実であり真実だからだ。
内藤と比較され、亀田とも比較され、穏やかな精神状態ではいられなかったと察するが、
この男の生き様を否定することはボクサーの尊厳の冒涜に等しい。
すでにその高邁なる精神を失って久しいWBAという老舗団体において、
律儀に指名挑戦者を迎え、そして華々しく散っただけのことだ。
スロースターターであることは欠点でも弱点でもない。
それは坂田の『特徴』だと管理人は主張したい。
単なる詭弁ではないのか?との問いかけに答える用意はあるが、
ひとまず坂田について語るのはここまでにしたいと思う。
6ヶ月ほどゆっくり休養をとって、またリングに帰ってきてほしい。
王座の強奪に成功した強打の挑戦者だが、ファーストコンタクトで
勝利への自信が確信に変わったのではなかろうか。
仕上がりの良さを強調していた王者陣営とは対照的に、
寒い12月かつ敵地、それも東京や大阪のような大都会と違い、
数少ない在日タイ人の応援も期待できないローカル大都市広島とあって、
管理人は坂田の僅差防衛成功を予想していたが、
デンカオセーンのフィジカルとメンタルの充実、
そして前回対戦で掴んだ王者坂田のイメージが、
序盤での速攻で仕留めるというゲームプランを完璧に遂行せしめた。
右をアゴの下で溜めながら、左を上下に散らし、
隙あらばビッグパンチを打ち込むことを常に念頭に置いており、
ガードの隙間を縫って打つとともに、時にはガードごと弾き飛ばすほどの強打も披露した。
クロスレンジのショートパンチの応酬では、相手のストレートには外からフック、
相手のフックには内からストレートで対抗し、それも全て先手先手だった。
結果、フィジカルとパンチ力に優る挑戦者がクロスレンジを制圧、とまではいかないが、
主導権を握り、右アッパーにカウンターのストレートを合わせ、
王者の三半規管に物理的打撃を与え、10カウント。
反則気味のパンチだが、勇気と技術に裏打ちされた素晴らしい攻撃だった。
亀田を始末するなら内藤よりもデンカオセーンが適任だ。
追記:
TBSは本当にどうにかならんのか・・・
前座のサーシャをダイジェストでいいから放送しろ!
放送局として賭けた番組があっけなく終わったことは理解できるが、
数少ないボクシングファンにアピールしようという気はないのか。
いや、マニアやオタクレベルのファンに見向きもしないのはまだ構わんが、
勇敢に戦い、そして散っていった坂田の苦労をねぎらおうという姿勢すら見せない
番組の在り方にはどうしても納得できない。