6月5日(日)粕尾地区アイデア会議事業・公民館事業
共催で地区小学生を対象に横根山自然観察会「初夏の横根
を楽しもう!」を開催しました。
関東も梅雨入りしたらしく天気が心配でしたが、こども
たちの祈りが通じたのか時折晴れ間の除く曇天。
暑くもなく寒くもなく自然観察にはちょうどいい気温でした。
今日は、ハイランドロッジから「象の鼻」を経由し、
「井戸湿原」を周遊するコースです。講師は横根を知り尽く
している地元の齋藤裕昭さんと小杉正昭さんにお願いしました。
スタート前に講師の方から注意事項や、横根山から見える
夜景の写真を見せてもらいました。冬場の空気が澄んでいる
時期であれば東京スカイツリーと東京タワーをダブルで撮影
することも可能なんですって。(「ただし極寒だよ~。」と
撮影した齋藤さんは笑いながらおっしゃってました。)
注意事項も聞いたところでさっそく「象の鼻」を目指します。
牧場から見える山々は新緑がきれいです。
牛たちの姿が見えなかったのでまだ放牧前だったのかな?
牧場内に咲いているミヤマザクラやズミの花を眺めながら歩いて
いると遠くの柵の向こうにシカがいました。どうやら牧場内に入って
牧草を食べている模様。牛が食べておいしいんだものシカだって
おいしいよね…。
歩きながら歩道沿いに生えている植物やさえずっている小鳥
について説明を聞いているうちに「象の鼻」へ到着。残念ながら
展望台からは男体山や遠方の風景は望めませんでしたが、こども
たちはそんなことおかまいなしに楽しそう。思い思いに岩の上で
休憩してました。なぜか岩があると登りたくなっちゃうんだよね。
休憩したらいよいよ「井戸湿原」に入ります。粕尾地区のこども
たち、実は横根に来たことがない子がほとんど。赤々と咲くレンゲ
ツツジを見て「わ~、きれい。」
湿原の中はちょうどレンゲツツジとワタスゲが咲いていました。
おっかなびっくり木道を渡ります。
今年は5月に気温が高かったせいか、花の咲き具合がかなり早い
様な…。本来だったら湿原では満開のレンゲツツジ、牧場で真っ白な
ズミを予定していたんですが…自然相手だと思うようにはいきませんね。
動植物の説明を聞きながらゆっくりと散策。
↑この木はぐるっと皮がむかれています。シカの
仕業と思いきや熊が犯人だそう。皮をはいで傷をつけて
出てきた樹液をなめるそうです。
エゾハルゼミも見つけました。
赤一色の花の中で1輪の白い花を見つけました。五葉ツツジです。
ほかの枝はもう咲き終わっていたのでこれが今年最後の1輪のようです。
赤いツツジのトンネルを抜けてロッジへと向かいます。
足元もツツジの花びらで赤いじゅうたんみたいでした。
井戸湿原は本来の姿を取り戻そうと、いろいろ工夫がされているそうです
木道や遊歩道も以前よりきれいに整備され歩きやすくなっていました。
車で気軽に行ける湿原ってなかなかないのでは?こどもたちも身近に
こんな素敵な場所があったことに大興奮でした。
レンゲツツジも終わるといよいよ新緑の季節。燃えるようなツツジが
見たい方はお早めに。
もちろん新緑の横根もきれいですよ!
最後に、参加してくれたこどもたち、講師の方々、そして付き添ってくださった
学校の先生ありがとうございました。