鹿沼市デジタル・コミュニティ推進協議会

“花と緑と笑顔のあふれる地域づくり”を目指して、身近な地域や生活に密着した情報を発信します。

一期一会

2015-02-25 | 西大芦

2月24日(火)

西大芦小の5・6年生と保護者を対象に

西大芦地区公民館主催の

茶道教室が開催されました。

ここは、地元の古峯神社の境内です。

茶道教室は、

古峯神社のご厚意で

神社内の日本庭園「古峯園」の茶室でご指導いただきます。

古峯園の庭園内には、まだ雪が融け残っています。

池にも氷が張っていました。

実は、この茶道教室

毎年行われているのですが、

去年は残念ながら中止でした。

なぜって・・・

去年の2月は大雪

↑なにこれ!?って感じですよね。

草久地区内で埋もれている車の画像です。

こんな感じだったので、

去年も2月25日に予定していたのですが

大雪がまだ融け残り古峯園に入ることができない状態だったのです。

そんなわけで、

今年の参加者は、ほぼ初心者。

ガンバリマス!

まずは、お茶室「峯松庵(ほうしょうあん)」の立礼(りゅうれい)席に案内していただきました。

この、「峯松庵」という名前は、

パナソニックの創業者、経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんが

古峯神社の「峯」と松下の「松」を取って命名されたものだそうです。

子どもたちにもわかりやすく、お茶の作法と

動作の理由を説明してくれます。

こちらは、蹲踞(つくばい)

つくばって手を洗うところなので「蹲踞」というそうです。

右手で柄杓を取って左手をすすぎ、

左手に持ち替えて右手をすすぎ、

また持ち替えて左手に水をためて口をすすぎ、

最後は右手に持ち替えて柄を立てて持ち手をすすぎます。

そして、お茶室へ移動。

茶室に入る動作や、掛け軸の拝見の仕方も、

丁寧に教えていただきました。

懐紙を手元に、お菓子の取り方を教えてもらいます。

優雅な動作と、

周囲への気配り。

例えば、

先の順番(上座)の方がどう動いたら自分が次の動作に入れば

スムーズにいくかとか、

運んでくれた方への感謝のお礼とか、

次の順番の方(下座)へ

「お先に」と断ってからいただくとか、

お箸の先を懐紙で拭い、きれいな状態で次に渡すこと

配り終わったら器の正面を反対に向けること、

その時に畳も器も傷めないように回すこと。

などなど、面倒な決まり事ではなくて

みんなやさしい思いやりなんだと感じました。

「お薄」をいただきます。

ちょっと苦いけど、感動。

お母さんや担任の先生も一緒にいただきます。

器の味方、置き方なども教えていただきました。

季節を取り入れた器や、茶道具、掛け軸などについても解説していただきました。

季節に合った(少しだけ先取りした)ものをつかうそうで、

この日はおひな様の掛け軸や器を見せていただきました。

急に差し出されて、ピントがずれちゃいましたが、

利休百首が書かれている扇子です。

懐紙と扇子とセットでいただいて、子どもたちは大喜びです。

丁寧に扱ってね、

5年生は、来年も持ってくるんだよ!

古峯神社のみなさん、

どうもありがとうございました。

お茶席にかかっていた軸は「一期一会」。

6年生はもうすぐ卒業です。

このメンバーでお茶会に来られるのも、本当にこれきり。

みんなに会えて

こんな体験ができて、本当に良かった。

と思えた一日でした。

あ、でも

卒業しても西大芦コミセンに遊びに来てね

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。