ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

ブルドーザーが走る

2007-02-26 09:37:49 | ブログ

 朝から、自宅界隈の高く積もった雪を除去するブルドーザーが大きな唸りをあげて走り回り、次々と積雪を取り除いていった。2日ほどですっかり道の雪はなくなっていた。今朝、ごみを出しに表に出たら、見事に整地されていて、もう春を告げているようなすっきりした道路になっていた。朝の太陽は、燦々と降り注ぎ、窓から見あげるだけで心地よい。

 昨日夜遅くまで地球環境の資料を読んでいて、迫り来る地球の危機という思いを深くしたが、何事も無いようなこの自然の光と風はどこにそんな危機があるの、とでも言いたいような清々しい。昨日「幸せの力」と言う映画を観てきたが、何だかよきものを得たときのような幸せを今朝の天候で感じる。

 いやだいやだと思っていた雪も、自然の摂理に従って春にバトンを渡し、美しい草花に席を譲る、そう思うだけでこの寒い札幌が一日一日美しく見えていくようだ。札幌の円山公園の近くに住み、生涯公園の移り行く四季を描き続けた水彩画家繁野三郎は、こんな日はきっと心うきうきしながら絵筆を取っていたのだろうか。

やさしいタイガー


1 コメント

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繁野三郎さんは92歳まで長生きされた絵描きさん... (湯守り)
2007-06-01 12:36:33
繁野三郎さんは92歳まで長生きされた絵描きさんですが、63歳の頃当時私の父が経営する道東のK温泉の宿に長逗留され、せっせとスケッチをしておられました。当時小学生だった私にも声をかけれくれた優しいおじいさまでした。
5月の末に埼玉からのご常連が私の宿にお見えになり「友人が丸井今井の個展で出品された水彩画を最近になって手に入れた、埼玉においておいてもしょうがないので埼玉に帰ったら、北海道の君に送ってあげるよ。絵だってその方が喜んでくれるだろうから...」と言われました。私は子供の頃に温泉宿で水彩画を書く道産子絵描きさんのことをお話ししました。まさかそれが繁野さんの絵だとも知らずに。
1週間ほどしてその方から「3月の木立」という円山公園の絵(5号)が送られてきました。春を思わせる柔らかな感じの絵で、隅っこに人が描かれていました。まさしく繁野さんの絵でした。何という偶然なのか、北海道には氏以外に水彩を描く画家がおられないのか...
昭和32年、温泉宿に逗留されお礼か何か今となっては解りませんが、3~4点置いていかれた細密な絵とは全く異なる筆遣いにこの間20年の繁野さんの変容を見た思いがしました。

ブログに飛び入りして住みません繁野さんの名前を見たものですから、この最近の珍事を披露させて頂きました。
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