ブログ人 話の広場

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記録映画のシナリオ100編余寄付

2008-05-20 21:37:27 | 日記・エッセイ・コラム

 ぼくが親しくしている友人と本当に久しぶりに会いました。真昼間からビールで喉を潤しながら積もる話をしていたとき、カバンから一枚の新聞記事をだして見せてくれました。そこには大きな囲み記事で「記録映画の台本を寄付」とあり、自宅に保管していた400本のノンフィクション映画(テレビを含む)のシナリオのうち109冊を選んでこのほど北海道文学館に寄贈されたという記事でした。

 このような膨大な記録は、まさに目で見る歴史作品です。札幌五輪、北海道の自然、さらに青函トンネルやベトナム戦争の現地ロケした「アジア諸国の国防」など、今では貴重な社会の遺産として残されていくような作品です。彼は自分で保管しているより、若い人に将来役立てて欲しいと願っての寄贈だそうです。

 今、北海道新聞社の文化センターで「映画と人生」という講座を持っていて、映画の裏話や面白さをお話になっているとのことで、受講生の方も楽しみにしているそうです。「青年は老い易く」なるが「老年は老い払う」気持ちで人生を楽しんでいる姿にぼくはちょっぴり妬けてきました。積もる話の続きはまた、ということで別れました。

 外は土砂降りで風も強く、鬱とおしい一日でしたが、気持ちはとても愉快になっていました。素晴らしい友人です。

やさしいタイガー