連休スタートの3日、穏やかな陽春に誘われて近くの豊平川まで自転車で走り、河畔にあるサイクリングロードに下りてしばらく南に向かって走り続けました。川幅一杯に流れ落ちる激流はまるで小さな瀧のようで轟々とうなりを上げていました。”よし、これを前景に藻岩山を臨んだ絵を描こう”と自転車を降りスケッチブックを広げました。
太陽の光は時間を増すごとに厳しくなり、もう夏の気配十分です。2時間ほど川べりに座り込んで完成させました。あたりはサイクリングを楽しむ人、散策しているウォーカー、親子連れ、のんびり芝生に寝転んでいる若者、みんなそれぞれのスタイルで日差しを楽しんでいるようです。のどかな光景です。
豊平川にはいろんな思いがあり、ぼくにとっては心の癒しの場でもあります。夢中になって絵筆を進めている間、ひっきりなしに蟻んこや他の虫たちが這い上がってきてはいたずらをします。自然も一緒に過ごすこのわずかな時間は何もかも忘れてこころ穏やかにしてくれます。今日もよい日でした。
やさしいタイガー