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喫茶 輪

コーヒーカップの耳

歌集「歩」第五集

2025-03-31 08:53:59 | 文芸

従姉が主催する短歌の会の歌集『歩』第五集です。

主宰者の明美さんを含め11人が参加。

掲載数18首の人と24首の人があります。

わたし、短歌は門外漢ですので、その良しあしはわかりません。

なので目に留まったものを上げます。

掲載者順に。

足立幸子さん   ささゆりを背負子の籠にそっと挿し心ばかりの母への土産

足立ゆう子さん  作品に絵を添え展示しているを友の褒めくれ気恥ずかしくて

今村明美さん   米を研ぐ手がふと止まる去年逝きしあなたは黄泉のどの辺りかと

         入り口に背を向け読書のふりをしてあなたの足音を今か今かと

うぐ森まる美さん 心臓がドキドキしている本番前胸に手を当て落ち着け落ち着け

大垣ひとみさん  手を重ね感謝を込めて「ありがとう」添いいし日びに想いを馳せる

椿野美恵子さん  近づけば稲穂を揺らし飛び立ちて「見つかっちゃった」数羽のすずめ

中治やゑ子さん  コロナ禍の空白部分を埋めむと話とび交う忘年会よ

中島寿美子さん  廃線の近しと噂の無人駅に案山子を置きて野の花飾る

羽淵千鶴子さん  高齢の身となり気づく残りたる人生観を生きて行かむと

羽淵維子さん   町カフェに集える人らは相席しその輪広がり話題の尽きず

         役目終えし孫の乳歯をふたりして愛おしみつつ土に埋める

古屋鶴江さん   九十の媼が身長測られて大きく縮み要るに仰天  (「要る」平仮名?)

 

54ページの冊子、楽しませていただきました。みなさん、ご高齢のようですが、但馬の地で頑張っている従姉に拍手です。

 

imamuraさんの本。 『完本・コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき喫茶店。

    

 

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