喫茶 輪

コーヒーカップの耳

山田太一と頭木弘樹さん

2023-12-05 08:49:15 | 宮崎修二朗翁
今朝の神戸新聞より。

頭木弘樹さんが先日逝去した山田太一さんのことを書いておられる。
信奉した山田さんの晩年に毎週話を聞きに通い記録したというのだ。
山田太一全作品についてのインタビューを試みたと。
そしてこの10月に終えたと。
山田さんが公にしていない、貴重な話の記録。
これは多少わたしの自慢になるかもしれないが、わたしがしたことと通ずるものがあるような気がする。
わたしは、兵庫県の文化芸術の理解者であり、陰から表から支援した宮崎修二朗翁の話を、頭木氏と同じように聞き取り記録した。
最初は私の店に来てくださっての収録。
高齢になられてお出でになれなくなってからは、わたしの方から翁の書斎に伺い、施設に入られてからはそこへお伺いして記録を続けた。
それは拙著『触媒のうた』(神戸新聞総合出版センター・2017年刊)に結実し、貴重な秘話を残すことが出来たのだった。


山田太一さんは全国区の人、宮崎修二朗翁は、自己宣伝を極度に嫌ったこともあり、今では知る人ぞ知る人となっている。
その違いはあるが、頭木さんとわたしは、その思いに通じるところがあると自負している。
自己宣伝を嫌った宮崎先生、お許しください。頭木さんにかこつけて、ちょっと宣伝してしまいました。

あ、そうだ。頭木さんのことはこのブログに書いたことがある。2021年5月のこと。
『食べることと出すこと』という本を読んだ時だった。


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