短歌誌「六甲」10月号を早くにお贈りいただいていた。

最初のページに載っている、志方ひろ子さんのこの歌。
今朝もまたバッグの中を点検す畳の上にひっくり返して
わたし笑ってしまいました。たった31文字の中に「ひっくり返して」なんて俗語を使うとは!
わたしの中の短歌のイメージとは大きく離れた言葉です。
詩でもなかなか使わないのでは?
ということで、わたしには新鮮でした。
こんなんやったらわたしにも作れるのではないか?と思わせられました。
牧野秀子さんの歌は相変わらず端正。
のうぜん花の咲き継ぎ散り継ぐ八月はわれに祷りの日日の続くよ
お手本のような短歌。
次は田岡ひろ子さん。さすがに達者ですねえ。
百歳の現役見せくれし日野原さん逝きぬテレビに粛と聞きたり
これを前書きとして
「ふやすならほほえみのしわを」遺されし言葉大事に私はしまふ
日野原さんの逝きし齢へ二十年どうなるだらう私の日日は
そして、ハッとする歌。
花に来て遊ぶだなんて言ったけれど蝶には蝶のひたすらの生
感受性がお若い。
この三人さんはもうベテランなのでしょうね。
誰にでも作れそうな気にさせて、でも実際は難しい。そんな感じの歌でしょうか。

最初のページに載っている、志方ひろ子さんのこの歌。
今朝もまたバッグの中を点検す畳の上にひっくり返して
わたし笑ってしまいました。たった31文字の中に「ひっくり返して」なんて俗語を使うとは!
わたしの中の短歌のイメージとは大きく離れた言葉です。
詩でもなかなか使わないのでは?
ということで、わたしには新鮮でした。
こんなんやったらわたしにも作れるのではないか?と思わせられました。
牧野秀子さんの歌は相変わらず端正。
のうぜん花の咲き継ぎ散り継ぐ八月はわれに祷りの日日の続くよ
お手本のような短歌。
次は田岡ひろ子さん。さすがに達者ですねえ。
百歳の現役見せくれし日野原さん逝きぬテレビに粛と聞きたり
これを前書きとして
「ふやすならほほえみのしわを」遺されし言葉大事に私はしまふ
日野原さんの逝きし齢へ二十年どうなるだらう私の日日は
そして、ハッとする歌。
花に来て遊ぶだなんて言ったけれど蝶には蝶のひたすらの生
感受性がお若い。
この三人さんはもうベテランなのでしょうね。
誰にでも作れそうな気にさせて、でも実際は難しい。そんな感じの歌でしょうか。