今日、歯医者さんへ行った。
一冊、詩集を携えて。
『夢の箱』
待ち時間に読み始めた。
そして驚いた。
著者の橋本千秋さんは「火曜日」同人だった人。
合評会でいつもわたしは彼女の作品に注文をつけていた。
順番がきて彼女の作品を評するたびに「もっと推敲を」と。
もっともっと読み込んで推敲して下さいと。自分のことは棚に上げて。
人の作品の欠点はよくわかるんですよね。
先に「驚いた」と書いた。
素晴らしいのである。上手いのである。
「火曜日」に発表した詩が載っているのだが、初出とはまるで違う。
推敲が行き届いて見事な詩になっている。
彼女の夢想の世界が静かに広がっている。
読み手をその世界へと自然に誘ってくれる。
幽かな妖しい世界へ。
しかも心地よく。
一篇だけ紹介しよう。
元の「火曜日」に載ったのはこれです。わたしの鉛筆が入ってますが。

「火曜日」77号(2004年1月発行)
それほど良くないですねえ。言葉の流れが悪い。
しかし今回の『夢の箱』では
クリックして下さい。
内容は同じでも完成度は全く違う。
他の作品もみなこのようにすっかり昇華したものになってます。まるで生まれ変わったように。
余程推敲されたと思います。
恐れ入りました。
素晴らしい詩集です。
まだまだゆっくりと楽しませて頂きます。
橋本さん、素晴らしい詩集のご出版おめでとうございます。
あ、申し遅れましたが、彼女はこれが第二詩集。
第一詩集は『長いノック』(1998年)という、二三行の詩ばかりの短詩でした。
それはそれで素晴らしい詩集でした。
その詩集評(「火曜日」57号1999年1月発行)はわたしが書かせて頂きました。
一冊、詩集を携えて。
『夢の箱』

待ち時間に読み始めた。
そして驚いた。
著者の橋本千秋さんは「火曜日」同人だった人。
合評会でいつもわたしは彼女の作品に注文をつけていた。
順番がきて彼女の作品を評するたびに「もっと推敲を」と。
もっともっと読み込んで推敲して下さいと。自分のことは棚に上げて。
人の作品の欠点はよくわかるんですよね。
先に「驚いた」と書いた。
素晴らしいのである。上手いのである。
「火曜日」に発表した詩が載っているのだが、初出とはまるで違う。
推敲が行き届いて見事な詩になっている。
彼女の夢想の世界が静かに広がっている。
読み手をその世界へと自然に誘ってくれる。
幽かな妖しい世界へ。
しかも心地よく。
一篇だけ紹介しよう。
元の「火曜日」に載ったのはこれです。わたしの鉛筆が入ってますが。

「火曜日」77号(2004年1月発行)
それほど良くないですねえ。言葉の流れが悪い。
しかし今回の『夢の箱』では

内容は同じでも完成度は全く違う。
他の作品もみなこのようにすっかり昇華したものになってます。まるで生まれ変わったように。
余程推敲されたと思います。
恐れ入りました。
素晴らしい詩集です。
まだまだゆっくりと楽しませて頂きます。
橋本さん、素晴らしい詩集のご出版おめでとうございます。
あ、申し遅れましたが、彼女はこれが第二詩集。
第一詩集は『長いノック』(1998年)という、二三行の詩ばかりの短詩でした。
それはそれで素晴らしい詩集でした。
その詩集評(「火曜日」57号1999年1月発行)はわたしが書かせて頂きました。