地蔵さんの境内に巨大な石臼がある。
わたしが子どものころにはすでに有ったから、戦前からのものだろう。
横にもちゃんと穴がある。
何に使われたのだろう?こんな大きなので何を挽いたのだろう?
そしてなぜ地蔵さんにあるのだろう?謎である。
他にも石臼がある。
この餅つき臼に見えるのは元々わたしの家の物だ。
以前、地蔵さんで地域の餅つき会をした時に提供したもの。毎年使っていたのでそのままになっているのだ(今更持ち帰っても置く場所がない)。また使うことがあるだろうか?もうやらなくなって久しいが。
餅つき臼に見えると書いたが、これはそうではなく、米搗き臼だ。というのも、わたしの記憶では、これは父が日本盛から譲り受けたもの。昔、酒造会社は酒米をこのような臼をズラリと並べて精米していたのだ。それが要らない時代になっても会社の構内にゴロゴロしていた。今も日本盛の構内には残っているはず。その内の一個を餅つき用にもらったというわけ。だから底が広く浅い。わたしが子どもの頃、これに金魚を飼ってたことがある。
これと同じ臼、今「日本盛煉瓦館」の入り口横に手水鉢がわりに飾られている。