喫茶 輪

コーヒーカップの耳

訂正ふたつ。

2013-11-17 09:55:43 | 宮崎修二朗翁

昨日の「柳田國男アルバム 原郷」の記事のことだが…。
先ず、あの写真を撮ったカメラの件。
某詩人に貰われたカメラではなかったか、と書いたが、翁に確認するとそうではなかった。
あの頃にはすでにご自分で買われた別のカメラをお持ちだったと。しかし、そのカメラはその後、韓国から留学に来てる貧しい学生に上げてしまった形になったと。
わたしが以前お聞きしていた某詩人のことはもっと昔、翁が貧しいころ「カメラがあれば一人で取材ができるんだけど…」というような話をした時に、吉沢独陽という詩人が資金を提供して下さったということだった。
もう一点。
これは記事の訂正ということではなく、『ぼくの創元社覚え書』(高橋輝次)の中の「六月社書房」の社名について。
『ぼくの…』では富士正晴が相談を受けて、「6月1日に発足するなら六月社で…」となっているが、実はそうではなく「あれは永井利彦君が、自分は元教育者だったからその「育」の字からつけたのです」とのこと。なるほど、育を分解すれば六月という字に似てる。「その話、たしか昔『センター』という神戸の雑誌の座談会で出ました。彼、永井君と僕と竹博士の室井さんとの座談会でしたがね」と。これは真実味がある。

コメント
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