正月と野良仕事

2010年01月05日 | Weblog

 昨夜は、少し雨がふったようです。今朝は降るかと思うほど重そうな雲があったのですが、とろとろと居眠りをしている間に、きれいに晴れてしまいました。居眠りの原因は、朝は4時に起きてしまったことです。夜明けまでに映画の録画一本見てしまいました。

 ずいぶん朝は早くなりました。6時にはもう明るいです。12月中は6時15分くらいにならないと戸をあける明るさにはなりませんでした。ですので、15分以上も朝が早くなったといういことです。


 

 正月のうちは野良仕事をやるな、というタブーがありますが、野菜を出荷しているところなどでは、畑に行って新鮮な野菜を取ってこないと出荷できません。ですので、一週間も十日も休んでいられません。

 昔ながらの生活習慣は守られなくなっています。それで良いかと思いますが、それじゃだめだと思う人も多いでしょうね。


 

 どうして正月は、早めに野良仕事をしてはいけないのか。先祖から、きちんと教えてもらっていないので正確には分かりませんね。縛ることによって、体をゆっくり休めなさいということを意味しているのではないかということは、すぐに思いつきます。しかし、それははたして正しい理由なのかどうかは分かりません。


 

 もう一つの理由を考えてみました。正月は家ごとに歳神さまをお迎えしてあるわけです。神様はお客様です。その歳(年)神様をさておいて畑仕事をしたり、山仕事などをしていては、そのお客様に失礼なのではないのかという考えです。

 これも私の推測ですから正しいかどうかは分かりません。昔の人が真剣に考えたことと、現代の人の考えることの発想の起点はかなり違いますので、そういうことを考えてみたわけです。


 

 私は民俗学者ではないので、これはこうだと断言はできません。ただの想像です。私たちの祖先は、ものごとをどう考えたのか知りたいものです。


    冬の日はやっぱりお日様ほしいねえ
    今年こそ是非とも鯉の滝登り
    宝くじずいぶん買う人いるものだ
    こんな時だれにも当たるといいのにね
    バラ色のヴィジョンもいいけど早く職をくれ
    寒空に追い出されるひとあわれなり
    冬枯れの中に生きてる野菜あり
    霜溶けのぬかるみのなか野菜とり
    冬の池見向きもされず金魚かな
    木枯らしに舞い上がりたりカラスどの
    鳴くカラス何をコーフンしておじゃる
    朝が来るおとぎの国からやってくる
    寒そうな空にそびえるヒルズかな
    欲望の渦巻くようなビルもあり
    干し芋とたくあん漬けと納豆と
    たい肥積み大和三山できあがり