初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ドナウ河のさざ波  (イヴァノヴィチ)

2009年05月24日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はイヴァノヴィチ:ドナウ河のさざ波です。

イヴァノヴィッチは、作曲家であると同時にルーマニアの軍楽隊の隊長も務めていたようで、そのためのファンファーレやマーチなども多く作曲した作曲家のようです。

ところが、残された楽譜は少なく、その中でも有名になったのがこの曲なんですが、
この曲は、1889年のパリ万博で演奏されると一気に脚光を集めて有名になっていったようです。

「ドナウ河」をモチーフにした曲といえば、思いだすのがJ.シュトラウス2世の「美しく青きドナウ」がとても有名ですが、シュトラウスのワルツのように必ずしも華やかとは言えませんが、しっとりとしたフレーズが、ふわっと響く一曲です。



 スネアドラム(小太鼓)のドラムロールにシンバルが響き、曲が始まります。
 クラリネットが妖艶なソロを聴かせると、弦楽器が入ります。
 少し微妙に暗い雰囲気ですが、民謡を歌うようなメロディが始まるり
 フルート、クラリネットがリズムを刻み始めると、華やかなフレーズが踊ります。
 ワルツが進むにつれて、次第に明るい表情になっていきます。
 賑やかな響きも少し経つと、またしなやかな音色になりますが、
 可愛らしいリズムが踊ると、トランペットやフルートなどが、軽やかに舞うようです。
 なめらかに、優雅に聴こえるその響きがとてもしなやかに響きます。
 最後も明るくまとめて綺麗に終わります。

 

作曲家が軍楽隊の隊長!と聞くと、なんとなく勇ましいというか派手なイメージですが、曲を聴くと、なんともしんなりとした、ともすればよ弱々しい印象の曲ですが、まぁ、他の曲はあまり残っていないですし、ファンファーレやマーチなんかは、対照的に活発な曲だったんでしょう!(たぶん。)


≪オススメCD≫
短めの曲がたくさん入ってます。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★


≪おすすめシチュエーション≫
しっとり聴けるワルツです。


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