たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はモーツァルト:四手のためのピアノソナタニ長調K381です。
「四手のための…」というと、最初は「何だソレ!?」と、ちょっと首をかしげてしまった覚えがありましたが、簡単に言うと要は「2人で弾くための…」という意味なんですね。
また「この2人で弾く」という事を「連弾」と言ったりもしますが、1台のピアノに並んで2人で弾く場合を「四手の~」といい、2台のピアノを合せる場合は、そのまま「2台のピアノのための~」というみたいです。(あんまり詳しくは知らない)
そして、モーツァルトはこの「四手のためのピアノソナタ」を全部で5曲作曲しています。なので、今回はちょっと作品番号をつけてみました。(ちょっとややこしい)
今回の「K381」はモーツァルトが16歳の頃の作品で、姉ナンネルと弾くために作曲された曲のようです。
ぴったりと息の合った演奏が、兄弟2人で仲良く弾いている様子を想像させるような、そんな明るい曲です。
第1楽章:駆け足で始まるピアノが心地よく走りだすと、
そのまま転がるように、スッキリと軽やかなメロディが弾みます。
ぴったりと息の合ったリズムに流れるようなフレーズが
なめらかに聴こえると、瑞々しく弾けるようです。
途中、低音をしっかりと効かせてアクセントをつけると
また、最初の軽やかなメロディに戻り、スルスルと走り抜けていきます。
勢いよく走りだしたピアノはゴールの地点もぴったりと決めていたように、
最後はピタッとキレイに止まります。
第2楽章:ゆったりとした雰囲気の、なだらかなメロディが流れると、
しっとりと落ち着いた音色を聴かせてくれます。
やや低音よりのメロディが実に心地よく響くと、ゆっくりと落ち着いて聴けます。
その雰囲気を壊さないように、やわらかな高音が響くと、
ほんわりと、暖かなフレーズにキラリと入る響き、
聴いているうちにだんだん、まどろんでいくようなメロディがなんとも
耳当たりのよい音色を奏でていきます。
第3楽章:ダン!ダン!ダン!と目の覚めるような和音を力強く聴かせると、
小刻みなフレーズが始まり、伴奏とメロディに分かれて曲が進みます。
伴奏で勢いをつけると、甲高いメロディがそれに乗ってピョンピョンと
弾むように聴かせていきます。
高音の着地もしっかりと低音が受け止めるように、
交互にそれぞれの役割を果たしながら、ピッタリとその音を合せていきます。
最初のダン!ダン!ダン!のフレーズを合図にするように、
何度か区切りをつけながら、最後までテンポよく聴かせてくれます。
タイトルを聞かされずに、曲だけを聴くと、「1人で弾いてるんじゃないの?」と思うくらい、スッキリと軽やかに聴ける一曲です。
また、逆に「四手のための作品」と聞いてから聴くと、見事に息の合った演奏が、ニクイくらいに微笑ましい仲良し感たっぷりの曲に聴こえてきます。
≪オススメCD≫
ニッコリと微笑んだ二人の表情が曲を物語るような1枚です。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
だれかさんと2人で仲良く聴ける曲?
今日はモーツァルト:四手のためのピアノソナタニ長調K381です。
「四手のための…」というと、最初は「何だソレ!?」と、ちょっと首をかしげてしまった覚えがありましたが、簡単に言うと要は「2人で弾くための…」という意味なんですね。
また「この2人で弾く」という事を「連弾」と言ったりもしますが、1台のピアノに並んで2人で弾く場合を「四手の~」といい、2台のピアノを合せる場合は、そのまま「2台のピアノのための~」というみたいです。(あんまり詳しくは知らない)
そして、モーツァルトはこの「四手のためのピアノソナタ」を全部で5曲作曲しています。なので、今回はちょっと作品番号をつけてみました。(ちょっとややこしい)
今回の「K381」はモーツァルトが16歳の頃の作品で、姉ナンネルと弾くために作曲された曲のようです。
ぴったりと息の合った演奏が、兄弟2人で仲良く弾いている様子を想像させるような、そんな明るい曲です。
第1楽章:駆け足で始まるピアノが心地よく走りだすと、
そのまま転がるように、スッキリと軽やかなメロディが弾みます。
ぴったりと息の合ったリズムに流れるようなフレーズが
なめらかに聴こえると、瑞々しく弾けるようです。
途中、低音をしっかりと効かせてアクセントをつけると
また、最初の軽やかなメロディに戻り、スルスルと走り抜けていきます。
勢いよく走りだしたピアノはゴールの地点もぴったりと決めていたように、
最後はピタッとキレイに止まります。
第2楽章:ゆったりとした雰囲気の、なだらかなメロディが流れると、
しっとりと落ち着いた音色を聴かせてくれます。
やや低音よりのメロディが実に心地よく響くと、ゆっくりと落ち着いて聴けます。
その雰囲気を壊さないように、やわらかな高音が響くと、
ほんわりと、暖かなフレーズにキラリと入る響き、
聴いているうちにだんだん、まどろんでいくようなメロディがなんとも
耳当たりのよい音色を奏でていきます。
第3楽章:ダン!ダン!ダン!と目の覚めるような和音を力強く聴かせると、
小刻みなフレーズが始まり、伴奏とメロディに分かれて曲が進みます。
伴奏で勢いをつけると、甲高いメロディがそれに乗ってピョンピョンと
弾むように聴かせていきます。
高音の着地もしっかりと低音が受け止めるように、
交互にそれぞれの役割を果たしながら、ピッタリとその音を合せていきます。
最初のダン!ダン!ダン!のフレーズを合図にするように、
何度か区切りをつけながら、最後までテンポよく聴かせてくれます。
タイトルを聞かされずに、曲だけを聴くと、「1人で弾いてるんじゃないの?」と思うくらい、スッキリと軽やかに聴ける一曲です。
また、逆に「四手のための作品」と聞いてから聴くと、見事に息の合った演奏が、ニクイくらいに微笑ましい仲良し感たっぷりの曲に聴こえてきます。
≪オススメCD≫
ニッコリと微笑んだ二人の表情が曲を物語るような1枚です。
モーツァルト:2台と四手のためのピアノ作品集ラビノヴィチ(アレクサンドル) アルゲリッチ(マルタ)ワーナーミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆☆
≪おすすめシチュエーション≫
だれかさんと2人で仲良く聴ける曲?
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