初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ベートーヴェンの主題によるロンディーノ (クライスラー作曲)

2009年06月14日 | ちょっとした曲
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はクライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノです。

ヴァイオリンの名手でもあった、作曲家クライスラー。ヴァイオリンのための小品(ちょっとした曲)を数多く作曲しています。

今回の曲もそんな小品のひとつで、タイトルの「ベートーヴェンの主題」というのはベートーヴェンの作曲したメロディとかフレーズとかテーマ、みたいな感じ。
「ロンディーノ」はCDの解説によると、「小規模なロンド形式による作品」という事みたいですが、元のベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのロンドというのは、ほとんど知られていないようです。(同じく解説による)

曲調としては、ピアノ伴奏に伸びやかなヴァイオリンがゆったりと、そのメロディを聴かせてくれる一曲です。



 ゆったりとした、中音域のヴァイオリンがしっとりとしたメロディを奏でると、
 とても和やかで、暖かな雰囲気に浸れます。
 途中に挟む高音がとてもチャーミングに響きます。
 少し変化を加えて、影の差すようなアンニュイなフレーズもありますが、
 そこがまた魅力的です。
 
 そしてまた最初のメロディから
 今度は伸びやかに、あくびでもしているようにゆったりとした高音へ。
 次のフレーズは、少しけだるい感じもしますが、何か気がかりな事でも
 思い出したのか、少し違ったフレーズへ。
 
 それでも気にせずに元のメロディへ
 今度は低音のフレーズを中心に変化を加えていきます。
 最後は、ゆっくりと聴かせるようにそのメロディを響かせ、
 ゆったりと終わります。


結構有名な曲なので、ひょっとしたらメロディを聴けば「この曲!?」と思いだす人もいるかも?
親しみやすいゆっくりとしたメロディがとても聴きやすく、間違いなく初心者にもオススメの一曲です。
タイトルがやや形式ばったものなので、そこだけが少しとっつきにくいかもしれませんが、聴けばやすらぐしっとりとした曲です。


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ヴァイオリンの小品名作集
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オムニバス(クラシック)
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★


≪おすすめシチュエーション≫
ちょっと一息入れたいときにもピッタリかも


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