たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はケテルビー:ペルシャの市場にて です。
作曲家ケテルビー、はこの曲が飛びぬけて有名ですが、(他の曲は知らない)
CDの解説を引用すると、・・・「指揮者、オルガニストとして活躍しながら、通俗的なオーケストラ小品で人気を集めたイギリスの作曲家」との事。
作曲家はともかくとして、「ペルシャの市場」というタイトルに聞き覚えのある方も結構多いのかも?さらに冒頭のメロディなんかを聴くと「あぁ!この曲ね!!」とうなずく方も更に多い曲なんだと思います。
そして、タイトルに「ペルシャ」とあるように、中近東を連想させるにはもってこいの一曲ですし、曲中には更に「サブタイトル」が付けられているようですから今回は、下の紹介文と同時に「カッコ」付きでまとめて紹介してみたいと思います。(※注:一部文章をつなげる上でタイトルに変更を加えてあります。)
小太鼓のリズムに乗せて、※ピチカートとピッコロのメロディがひょっこりひょっこりと、
だんだ近づいてきます。
「商隊の一団が徐々に近づく」と、
次は合唱隊が歌います。
どうやらこの歌は「市場の物乞い」をする歌のようです、しかしその声は届かず
商隊から退けられてしまいます。
歌と同じメロディのオーケストラが続き、ドラの音がドシャーン!と響くと、
場面が変わったように
今度は「王女の到来」が始まりますハープの音色がポロリと流れると、
しっとりとしたチェロのなめらかな響きが奏でられ、
神輿に担がれた王女がその中からカーテンをチラリと開けて美しい顔を覗かせて
いるようなそんな雰囲気でしょうか、最後に同じメロディがオーケストラで
ダイナミックに広がると、その行列がどこまでも続いていくようです。
そしてまた雰囲気は一転、「奇術師」が街角でジャグリングでもしているのでしょうか?
コミカルなリズムでテンポよくピッコロ、フルートにタンバリンが軽快に合わせていきます。
一方、目を移すと、「蛇使い」がエキゾチックに流れる笛を吹いて蛇を
操るようなクラリネットが響きます。
すると、急にトロンボーン、トランペットのファンファーレが!
護衛を引き連れた「太守の通過」が道の真ん中を堂々と進んでいくようです。
そこへ「また、物乞いの声」といわれる歌声が、商隊が叶わぬとなると、
今度は太守へお願いでしょうか?
その頃「王女の出発」が決まったのでしょうか?ふたたびやわらかい
弦楽器のメロディが流れると、チェロに加えて、今度はオーボエの音色も
しっとりと響きます。王女は果たしてどこへ向うのでしょうか?
そして、「商隊もまた旅を続けて」いくように、今度はその響きが遠ざかっていきます。
市場に様々な人が行きかっていましたが、その中でも美しい王女を思い出す人がいたのでしょうか?
ひっそりとさみしいメロディは「遠ざかった王女」を想ってのものでしょうか、
「市場はもとの静けさ」に戻ると最後にドラがシャーン!とひとつ響くと、
その余韻を残したまま曲も終わります。
最初のメロディと合唱団の歌なんかは、とても有名ですよね。それにしても、今回その歌詞を調べてビックリしましたが、あの明るい歌詞がまさか、物乞いの歌とは知りませんでした。
歌詞の内容には様々な訳があるようですが、ざっくりと言うと「どうか、お恵みください」と言うのに対して、「あっち行け/近づくな」的なニュアンスがあるようです。(どっちも結構ストレートだなぁ・・・)
何にせよ、有名な曲ですから、聴きどころもいろいろありますが、「サブタイトル」を合せて曲を聴くと、このケテルビーの絶妙な表現力が、「ペルシャ」の異国情緒あふれる世界観を存分に聴かせてくれる一曲です。
≪オススメCD≫
オーケストラ名曲集です。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ペルシャの雰囲気に想いをよせて・・・
今日はケテルビー:ペルシャの市場にて です。
作曲家ケテルビー、はこの曲が飛びぬけて有名ですが、(他の曲は知らない)
CDの解説を引用すると、・・・「指揮者、オルガニストとして活躍しながら、通俗的なオーケストラ小品で人気を集めたイギリスの作曲家」との事。
作曲家はともかくとして、「ペルシャの市場」というタイトルに聞き覚えのある方も結構多いのかも?さらに冒頭のメロディなんかを聴くと「あぁ!この曲ね!!」とうなずく方も更に多い曲なんだと思います。
そして、タイトルに「ペルシャ」とあるように、中近東を連想させるにはもってこいの一曲ですし、曲中には更に「サブタイトル」が付けられているようですから今回は、下の紹介文と同時に「カッコ」付きでまとめて紹介してみたいと思います。(※注:一部文章をつなげる上でタイトルに変更を加えてあります。)
小太鼓のリズムに乗せて、※ピチカートとピッコロのメロディがひょっこりひょっこりと、
だんだ近づいてきます。
「商隊の一団が徐々に近づく」と、
次は合唱隊が歌います。
どうやらこの歌は「市場の物乞い」をする歌のようです、しかしその声は届かず
商隊から退けられてしまいます。
歌と同じメロディのオーケストラが続き、ドラの音がドシャーン!と響くと、
場面が変わったように
今度は「王女の到来」が始まりますハープの音色がポロリと流れると、
しっとりとしたチェロのなめらかな響きが奏でられ、
神輿に担がれた王女がその中からカーテンをチラリと開けて美しい顔を覗かせて
いるようなそんな雰囲気でしょうか、最後に同じメロディがオーケストラで
ダイナミックに広がると、その行列がどこまでも続いていくようです。
そしてまた雰囲気は一転、「奇術師」が街角でジャグリングでもしているのでしょうか?
コミカルなリズムでテンポよくピッコロ、フルートにタンバリンが軽快に合わせていきます。
一方、目を移すと、「蛇使い」がエキゾチックに流れる笛を吹いて蛇を
操るようなクラリネットが響きます。
すると、急にトロンボーン、トランペットのファンファーレが!
護衛を引き連れた「太守の通過」が道の真ん中を堂々と進んでいくようです。
そこへ「また、物乞いの声」といわれる歌声が、商隊が叶わぬとなると、
今度は太守へお願いでしょうか?
その頃「王女の出発」が決まったのでしょうか?ふたたびやわらかい
弦楽器のメロディが流れると、チェロに加えて、今度はオーボエの音色も
しっとりと響きます。王女は果たしてどこへ向うのでしょうか?
そして、「商隊もまた旅を続けて」いくように、今度はその響きが遠ざかっていきます。
市場に様々な人が行きかっていましたが、その中でも美しい王女を思い出す人がいたのでしょうか?
ひっそりとさみしいメロディは「遠ざかった王女」を想ってのものでしょうか、
「市場はもとの静けさ」に戻ると最後にドラがシャーン!とひとつ響くと、
その余韻を残したまま曲も終わります。
最初のメロディと合唱団の歌なんかは、とても有名ですよね。それにしても、今回その歌詞を調べてビックリしましたが、あの明るい歌詞がまさか、物乞いの歌とは知りませんでした。
歌詞の内容には様々な訳があるようですが、ざっくりと言うと「どうか、お恵みください」と言うのに対して、「あっち行け/近づくな」的なニュアンスがあるようです。(どっちも結構ストレートだなぁ・・・)
何にせよ、有名な曲ですから、聴きどころもいろいろありますが、「サブタイトル」を合せて曲を聴くと、このケテルビーの絶妙な表現力が、「ペルシャ」の異国情緒あふれる世界観を存分に聴かせてくれる一曲です。
≪オススメCD≫
オーケストラ名曲集です。
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ペルシャの雰囲気に想いをよせて・・・
こんばんは。
この曲は中学の時授業中に聴いたのですが、
当時の文部省の必修曲だったのか、
先生の計らいなのか分かりません。
私にとって中学生がクラシック音楽へのスタートでした。
それからどんどんのめり込みます(笑)。
セロ弾き奏者の方のブログ見つけました。
コメントしましたよ。
http://sky.ap.teacup.com/smiley/
ゲージツ家Mさんは中学の時、との事ですが、そう言えば自分も小学生くらいのときに聴いたような聴かなかったような・・・、それが学校だったのかは覚えてませんが、
当時は、オーケストラの曲にいきなり合唱が入ってくるこの曲に、かなり違和感を感じていた記憶があります。
歌が、おまじないとか、宗教的な感じに聴こえてたんだと思います。
改めて今聴くと、また違った印象に感じるところが面白いですよね。
紹介頂いた、セロ弾きさんのブログは、またちょくちょく拝見させて頂きます。
バクシーシ、バクシーシ、アッラー × 3
エンプシー × 3 です。
バクシーシは現代のイスラム社会でも「喜捨」の意味、
恵んだ(善行を積んだ)人が天国に行ける手伝いをしたので、貰った人のほうが威張る事もある由。
あくまで明るい乞食です。