たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はサン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」です。
この曲は、もともと2台のピアノのための作品として作曲された曲のようですが、その後、オーケストラのための曲として作曲されます。
CDの解説によると、『標題のオンファールはギリシャ神話に登場するリユディアの女王で、ヘラクレスを奴隷にした人物です。サン=サーンスによれば、この交響詩の主題は「女性の魅惑、弱さが力に勝つ戦い」だということです。』
との事。
「女性らしさ」という言葉がどういう意味を持つのかはよくわかりませんが、
この曲を順に追っていくと、なにか興味を誘うようなテーマではじまり、とても可愛らしい旋律を奏でたかと思うと、とても熱く熱心に盛り上がり、最後はそ知らぬ顔で、すうっと通り過ぎていく・・・。
という感じに聴こえますが、(文字にするよヤな女みたですが)
曲だとそのいずれもが、なんとも魅力的で、憎たらしいんだけど、なんだか憎めないみたいな、不思議な音楽に聴こえてきます。
まどろみの中から現れたようなフルートのメロディが現れると、
弦楽器がそれにしっとりと合わせていきます。
弦楽器に弾みがつくとクラリネットもそれに加わり、少しそわそわしたような
それでも、何か元気がでるようなフレーズが見え隠れします。
少しずつフルートと弦楽器が呼吸を合わせるように高鳴ると、
期待が高まっていきます。
弦楽器のしなやかなフレーズに、ハープが、ポン♪ポン♪とリズムをつけて
ときにはポロンと少し顔を覗かせます。
しなやかな弦楽器に少し緊張感が見えると、低音からググッと迫るような
音が始まり、やがて金管楽器やシンバルなどを加えて徐々に大きく
盛り上がっていきます。
少し怖いくらいに緊迫感のある音を聴かせますが、それも次第に影をひそめると、
そして、オーボエ、ファゴットが明るく可愛らしいメロディを小さく響かせると、
少しほっとした雰囲気になります。
そして、ハープがメロディをつなぐと、弦楽器も明るくそのメロディを支え、
オーボエのメロディへつなぎます。
そして弦楽器がひっそりとささやくように小さくそれを受け継ぐと
徐々にボリュームも小さくなり、最後はすうっと消えるように曲を終えます。
フルートの音色に誘われて一気に盛り上がると、最後は静かに終わっていく。交響詩だけあって、とても詩的なというか、さりげないというかなんというか、
中盤で盛り上がるんだけど、そのあと一旦静かになってから、またクライマックスが来るのかと思いきやそれで終わりだなんて、つれないというか、じらされているというか、もっと聴きたかったのに、「いぢわる!」みたいなそんな感じの曲です。
≪オススメCD≫
フランス音楽いろいろ集
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆☆★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
「女性らしさ」って難しい
今日はサン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」です。
この曲は、もともと2台のピアノのための作品として作曲された曲のようですが、その後、オーケストラのための曲として作曲されます。
CDの解説によると、『標題のオンファールはギリシャ神話に登場するリユディアの女王で、ヘラクレスを奴隷にした人物です。サン=サーンスによれば、この交響詩の主題は「女性の魅惑、弱さが力に勝つ戦い」だということです。』
との事。
「女性らしさ」という言葉がどういう意味を持つのかはよくわかりませんが、
この曲を順に追っていくと、なにか興味を誘うようなテーマではじまり、とても可愛らしい旋律を奏でたかと思うと、とても熱く熱心に盛り上がり、最後はそ知らぬ顔で、すうっと通り過ぎていく・・・。
という感じに聴こえますが、(文字にするよヤな女みたですが)
曲だとそのいずれもが、なんとも魅力的で、憎たらしいんだけど、なんだか憎めないみたいな、不思議な音楽に聴こえてきます。
まどろみの中から現れたようなフルートのメロディが現れると、
弦楽器がそれにしっとりと合わせていきます。
弦楽器に弾みがつくとクラリネットもそれに加わり、少しそわそわしたような
それでも、何か元気がでるようなフレーズが見え隠れします。
少しずつフルートと弦楽器が呼吸を合わせるように高鳴ると、
期待が高まっていきます。
弦楽器のしなやかなフレーズに、ハープが、ポン♪ポン♪とリズムをつけて
ときにはポロンと少し顔を覗かせます。
しなやかな弦楽器に少し緊張感が見えると、低音からググッと迫るような
音が始まり、やがて金管楽器やシンバルなどを加えて徐々に大きく
盛り上がっていきます。
少し怖いくらいに緊迫感のある音を聴かせますが、それも次第に影をひそめると、
そして、オーボエ、ファゴットが明るく可愛らしいメロディを小さく響かせると、
少しほっとした雰囲気になります。
そして、ハープがメロディをつなぐと、弦楽器も明るくそのメロディを支え、
オーボエのメロディへつなぎます。
そして弦楽器がひっそりとささやくように小さくそれを受け継ぐと
徐々にボリュームも小さくなり、最後はすうっと消えるように曲を終えます。
フルートの音色に誘われて一気に盛り上がると、最後は静かに終わっていく。交響詩だけあって、とても詩的なというか、さりげないというかなんというか、
中盤で盛り上がるんだけど、そのあと一旦静かになってから、またクライマックスが来るのかと思いきやそれで終わりだなんて、つれないというか、じらされているというか、もっと聴きたかったのに、「いぢわる!」みたいなそんな感じの曲です。
≪オススメCD≫
フランス音楽いろいろ集
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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:☆☆☆★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
「女性らしさ」って難しい
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