初心者のクラシック

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アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第3話)

2010年01月30日 | テレビでクラシック
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、アニメ「のだめカンタービレ」フィナーレ(第3話)です。

今回は更新が少し遅れてしまいましたが、一応これまでの便宜上、土曜日更新にしときますのでよろしく。

そして、千秋だけはマイペースでわが道を行く感じで着々とコンサートを開催したりなんかする一方、のだめも相変わらず挫折感を感じながらも、どうにか千秋との関係を確認しつつ別々の部屋に分かれて住むことになった、そんなとき、
ルイからは一体どんな連絡なんでしょうか!?

【Lesson3】
千秋が去った下宿のピアノで練習に打ち込むのだめ。
ふとその練習の手が止まると、寂しくなったのかピアノの前から立ち床にあるシャツをおもむろに拾うと、「ふ~ん」とその残り香をかぎ、「がんばりマス先輩!」とひとこと。画面には「充電完了」の文字が・・・(何の充電だよ)

その頃千秋は、呼び出されたルイとレストランで食事。
千秋に「おまえんちの近所だから帰れよ」と言われるルイですが、「ママが来てて…」と返されると、周りをキョロキョロと捜す千秋。(来てないんだけどね。)

本題に入り、「自立しようとパリに来たのに、ママは子離れしてくれない」と嘆くルイ。
すると、「親離れのために来たのかよ」と返す千秋。
その言葉にピンときたルイ。『ホントはピアノから離れたかったけど…それじゃママが許さないから、勉強する名目で来たけど…あのときのだめの演奏を聴いたから・・・。』

そんな思いにふけっていると、千秋は料理の味に関心を示し、「作れるかな?」とつぶやく。ルイが「千秋も料理好きなの?」と尋ねると、「食べるのも作るのも好きだし、人が喜ぶのも好きだし。」と応える

「喜ぶのが好き」

その言葉に、ルイは「うまく弾けるとママが喜ぶ」と昔の自分を想い出すのでした。

「私の演奏どう思った?」と改めてルイが尋ねると
「スゴイと思ったよ、演奏はもちろんだけど、シュトレーゼマンの代振りだったオレは、ほとんどお前に助けられてた。」
千秋がしんみり答えると、ルイは、
「私も千秋に助けられたの。ニューヨークで酷評された後だったからシュトレーゼマンと共演するのが怖くて。千秋が振る事になって・・・それなら失敗しても仕方がない…、そう思うと気が楽になって・・・・楽しくなって。」

その後「楽しかったな俺も」と千秋が返すと、ハートマークがプチンとはじけます!(大丈夫かオイ)

食事を終えて帰り途、近所に引っ越してきた話を千秋がするとルイはすかさず、「遊びに行っていい?」と尋ねますが、「のだめが来るからダメ」と瞬殺!
寒空の中をひとりで帰るルイなのでした。

帰ると、ママがソファーで寝ている中、千秋の言葉と過去の演奏を思い出しながら楽しそうにピアノを弾くのでした。
その音を聴いたママは翌朝。「あなたのピアノが聴けてよかったわ」とあっさり帰るのですが、
ルイはかたくなに拒んでいたママの提案するコンサートの依頼を受けます。
しかし、それには条件が。それはパリで開催すること、そして指揮者は「千秋がいい!」


その頃、久々登場のシュトレーゼマン。
指揮者サルバトーレ・リッピの死去のニュースを聴いた彼は、ショックを引きずり、寝込んでしまうのでした。(ふて寝とも言う。)
どうやら彼らはライバルだったようだ。

シュトレーゼマンのマネージャーのエリーゼから千秋に連絡が、ルイと、ヴィルトールオケで共演の仕事の依頼。千秋はこれを受けます。

のだめも、サロンコンサートに向けて猛練習するのでした。
そして早くもコンサート当日。着飾ったマダム達が立食形式のテーブルを囲みます。

千秋が来るのを待つのだめでしたが、どうやら地下鉄がストを起こしてバスで移動する千秋。
そこで、偶然ヴィエラ先生との再会を果たすのでした。
千秋の事を覚えていたヴィエラは、千秋の最近の活動を喜んでいて、千秋をリハーサルに誘います。
のだめのコンサートに向かうハズだった千秋ですが、せっかくの、久々のヴィエラ先生との再会にこころ揺れて、「ごめん」とつぶやきながら誘われるままヴィエラの後に続くのでした。

コンサートの前半が終わり、休憩の間に千秋から「コンサートに来れない」との連絡が入ります。やむなく気持ちを切り替えて後半の演奏に臨むのだめ。
その素晴らしい演奏に、会場も満足の響きを聴かせるのでした。

演奏が終わり、来客のマダムたちとご歓談の時、「コンクールに出なさいよ」と持ち上げられますが、オクレール先生に出場を止められている事を伝えると、空気が一瞬止まり、「それなら私たちが余計な事を言わない方がいいよね」とその場をさるのでした。


そんな感じで、ルイは立ち直り、千秋と共演で演奏を再開?する事になり、のだめはサロンコンサートを見事に成功させますが・・・、
千秋はまあいいとして、のだめはどうなるんでしょう?
コンクールもおあずけにされ、その成果をイマイチ感じられないまま練習をする日々。
オクレール先生にもなんらかの含みがあるような感じですが・・・どうなるんでしょうか?

今週のキーワードは、「喜ばれるのが好き」かな?
何でもそうなんでしょうけど、芸術や音楽は特にやっぱり聴く方もそうですけど、演奏している人が楽しそうだとそれだけで、見ててこっちも楽しいですもんね。
ただ、やっぱりプロの世界となると話は特に難しく、「のだめ」みたいに「楽しくピアノ弾いて何が悪いんですか!」みたいな話になってくるんですよね。

コンサートをやればたくさん人が集まった方がチケット代も多く入るし、CDを出せば、これも、もちろんたくさん売れた方が、収入も安定するし。

そのためには・・・、テクニックはもちろん、一定以上の表現力。しかも多数の人にそれを認められなければならない。
のだめがコンクールに出たがる気持ちもわかりますよね。
ところが、売上とか販売数!とかに必要以上に固執すると、音楽の本質を見失ってしまう・・・という事なんでしょうか。

でも、ルイもそこに没頭しているからこそ、少し迷路に迷い込んでしまっただけで、ふと千秋の言葉で目を覚まして、立ち止まってみると、どうやら出口が見つかったみたいですね。

かく言う我々も、知らず知らずのうちについ、のめりこんでしまっていたら、ときどき立ち止まって、周りを見渡さないといけないのかもしれないですね。なんちゃって。


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